2023年、我が家はビンテージのアイロンストーブ「SUMMER GIRL」を購入。
アイロンストーブは、テーブルの上に置けるコンパクトなビンテージランタン。
年代もののビンテージグッズを好むキャンパーにとっては、最高にキャンプが愉しくなるロマン枠のキャンプギアです。
100年ものと言われている1900年代前半に製造されたビンテージのアイロンストーブは状態が良い物が少なく、あまり出回っていません。
そういう理由から、アイロンストーブの価格もどんどん上昇。ビンテージのアイロンストーブは10万円を超えるものも多い一点ものの高級ギアなんです。
私達は状態がよく、きれいに手入れされているアイロンストーブに運良く出会い、一目惚れして購入しました。本当にラッキーでした。
そんな本物を手にしたあと、復刻版の販売情報がいくつも入ってきたのです。
本物を見て使っているからこそ、ちょっと復刻には辛口です。笑
復刻版のアイロンストーブの注目度は高く、売れているようでしたが、少し物足りないものが多いという印象も正直ありました。
そんな中、私達にも「この再現はすごい!」と思うアイロンストーブ復刻版が登場したのです!
それが、WINNERWELLから2023年11月に発売された「WINNERWELL IRON STOVE」です。
ぜひビンテージのSUMMER GIRLと復刻版を並べて使いたい、撮影したいとお願いしたところ、WINNERWELLさんにご快諾いただき、ご協力をいただけることになりました。
この記事では、新しい復刻版のアイロンストーブと元祖を並べ、それぞれの魅力や注意点ををお伝えします!
WINNERWELL[ウィナーウェル]アイロンストーブの魅力まとめ
- ビンテージのアイロンストーブよりも安く購入できる
- 本物のアイロンストーブに近いビンテージギアの雰囲気が楽しめる!
- メンテナンスにおいてメリットが大きい
- 見た目の満足感が大きい
- 専用の収納ケースとグリルプレートが良い
- アイロンストーブでお湯を沸かすなどの調理にも使える
- アイロンストーブを育てていく愉しさが味わえる
- 話題のアイロンストーブが気になっている方
- WINNERWELLの復刻版アイロンストーブについて知りたい方
- アイロンストーブをどのように使うのか知りたい方
- アイロンストーブの魅力について知りたい方
- 復刻版の口コミ、評価、評判について調べたい方
- WINNERWELLアイロンストーブの購入を検討している方
記事最後には、ビンテージとの比較動画も紹介していますので、お時間があればそちらもご確認ください!
Contents
IRON STOVE[アイロンストーブ]とは?
復刻版が次々と誕生する人気のキャンプギアなんです!
1900年初頭のアメリカで、アイロンを温めるために使われていた小型ストーブ「アイロンストーブ」。
アイロンを温める以外にも、調理や明かりとしても使えるため、昔は生活に便利なアイテムでした。
アイロンストーブは “雰囲気を高めて”くれるロマン枠のギア
年代もののビンテージギアを好むキャンパーにとっては、アイロンストーブはテーブルの上に置けるビンテージランタンとして人気です。
その証拠に、今回WINNERWELLも復刻版の販売を開始しましたし、他のブランドでも次々に復刻版のアイロンストーブを製造しています。
今回紹介するWENNERWELLの2023年1月に開設されたInstagramアカウント(@winnerwell_nomad_jp)のフォロワーもすごく伸びていますよ!
1900年代アメリカ製ビンテージアイロンストーブ「SUMMER GIRL」を愛用しています!
右端がアメリカ製の「SUMMER GIRL」 ※中央、左はバイシクルランプ
ビンテージランタンの魅力にハマりました…
これまでにもフュアーハンドランタンやペトロマックス、ヴェイパラックスなどのランタンをキャンプで愛用してきましたが、炎の揺らぎが感じられるビンテージランタンの趣は、新品のギアでは味わえない雰囲気。
年代もののフュアーハンドランタンも人気がありますが、このアイロンストーブに関しては、また違う使い方ができることも魅力なのかもしれません。
オイルランタン以上石油ストーブ未満のコンパクトな暖房ギア
そもそもストーブという名前の通り、ストーブとしても使えるギアです。
コンパクトなので、テント内を暖めるほどの熱量はありませんが、お湯を沸かしたりということができます。
先日は、湯たんぽを載せて温めることができました。
しっかりと鉄板を温めることができれば、フライパン調理もできるのです。
せっかく使うならランタンとしてだけではなく、暖房や調理にも使えるギアとして使いたいという人にも魅力的なギアなのかもしれません。
WINNERWELL IRON STOVE(アイロンストーブ)
アイロン キャンピング クッカー ストーブ
この記事で紹介するのは、WINNERWELL[ウィンナーウェル]が2023年11月18日に予約販売を開始した、注目の復刻版IRON STOVE(アイロンストーブ)アイロン キャンピング クッカー ストーブです。
基本スペック
“現代版アンティーク”のアイロンストーブ
100年前の雰囲気を残したアンティークデザインに、現代のアウトドアシーンで使い込む楽しみを十分に堪能することができる実用性。その全てを備え、モノとしての価値を高めた、唯一無二の存在感を放つアイテムに仕上げています。
Instagramより
絵になる、使える、メンテナンスができる。
WINNERWELLが本気で作った、アイロンストーブ。
もちろん、ストーブとして使うならもっと安価で便利なギアはたくさんあります。
でも、あえて手がかかるこのギアを選び、丁寧に手入れしながら、その手間暇や時間すら愉しむ…。
まるで旧車を磨き上げ乗り継ぐような、そんなアウトドアスタイルを望む人にこそ、ぜひ選んでほしい。遊び心も所有欲もくすぐる、ただそこにあるだけでも心満たされる、そんな珠玉のギアをぜひ、その手に。
■商品名 | IRON STOVE(アイロンストーブ) WINNERWELL ウィンナーウェル アイロン キャンピング クッカー ストーブ 【SKU910265】 |
■タンク容量 | 600ml |
■燃焼時間 | 約5時間(火力により異なります) |
■サイズ | 横19.9cm ×幅13cm ×高さ25cm |
■重さ | 2.4kg |
■素材 | 鋳鉄 AISI304ステンレススチール(琺瑯) 真鍮 マイカ(雲母)天然鉱石 |
■燃料 | パラフィンオイルor灯油(パラフィンオイル推奨) |
■セット内容 | アイロンストーブ本体 芯1枚、専用ケース、説明書 |
■販売価格 | 57,500円(税込み) |
※お買い上げ日より1年間、ストーブ本体の保証付きです。詳しくは公式HPでご確認ください。
公式HP、Instagram
■公式HP>>http://www.winnerwell-nomad.jp
■Instagram>>https://www.instagram.com/winnerwell_nomad_jp/
専用ケース(付属品)
■サイズ | 使用時サイズ:27.6cm x 14.9cm x 26.8cm 収納サイズ:25.5cm x 42cm x 5cm |
■重さ | 約470g |
アイロンストーブ本体だけではなく、関連ギアとしてフューエルボトルやグリルプレートを収納できるよう作られています。
※後ほど写真で解説しています。
2023年11月18日リリース!
2次予約販売は12月10日(日)21:00〜
2次予約販売は12月10日(日)21:00スタート。
このロットの商品は、12月15日以降順次発送分の予約注文となります。
■商品ページ>>http://www.winnerwell-nomad.jp/view/item/000000000031
購入前に新規会員登録
注目度を考えると発売後、「完売」になる可能性が高いです。
もしかしたら一瞬…ということも予想されますので、事前にWINNERWELL[ウィンナーウェル]のサイトで会員登録し、配送先の住所も入力しておくと良いかもしれません。
商品に関する注意点や購入に関わる連絡事項は、事前に購入ページでご確認ください。
クレジットカード払いを考えている人は、カードを用意して発売時間に待機ですよ!
初回のみ【商品到着後、商品レビュー投稿で専用グリルプレートをプレゼント!】
【商品到着後、商品レビュー投稿で専用グリルプレートをプレゼント!】
商品ページより
商品到着後、商品レビュー投稿でアイロンストーブ専用グリルプレートをプレゼントします!
商品レビュー確認後の発送となります。※本プレゼントは初回入荷分限定となります。定数に達した時点で本サービスは終了となります。
後々オプション品として購入できる可能性もありますが、レビューのみで貰えるならぜひこちらも!
数量限定でのプレゼント企画です。ジャストフィットするグリルプレートに関するところもチェックしてみてくださいね。
【開封レビュー】こだわりが詰まった復刻版アイロンストーブが届きました!
届きました!
アメリカンテイストのパッケージもこだわり
「当時の雰囲気そのまま」をWINNERWELLはとことん追究して復刻。
1800年代後半〜1900年初頭のアメリカンテイストなパッケージデザイン。
この箱は飾っておきたくなるクオリティです!もちろん、捨てられません!
このこだわりにからロマンが伝わってきます。箱を開ける前からワクワクが高まりますね。
ピストライパー界で有名なMr.G(@mrgtiki)さんがデザインされたものだそうですよ!
開封!
火入れ前の本体レビュー
本体サイズは 横19.9cm ×幅13cm ×高さ25cm。重さは2.4kg。
コンパクトですがしっかりとした重みがあります。
復刻版の再現がとにかく凄い!
煙突は忠実に再現。
タンクキャップや芯の長さを調整するロッド(ハンドル含む)部分は真鍮を採用していて、真鍮がアクセントとなり高級感を漂わせてくれるロマンギア。
復刻版は琺瑯加工
タンクと五徳は琺瑯加工しており錆に強い仕様です。
煙突部分は鉄製なので全く錆びないわけではありませんが、琺瑯加工は長く使うためにも良いかもしれません。
寒暖差で結露が気になるキャンプシーンで使用するので、琺瑯加工に賛成です!
タンクキャップで密閉性あり
ビンテージランタンのオーナーさんも羨むパッキン付きのタンクキャップ。
ビンテージ版にはパッキンがなく栓はコルク。キャップは乗せている状態で使用しています。
いつか失くしてしまわないか心配しているのですが、復刻版はしっかりと密着するキャップです!
ビンテージよりも扱いやすさがあって、オイル漏れの心配が減りました。
燃料について
タンク容量は、600ml。燃料はパラフィンオイル推奨です。
灯油でも点灯は可能ですが、黒煙が出やすくおすすめしません。
せっかくの炎が美しいのに、窓(マイカ)に煤が付いたら魅力も半減です。
ランニングコストは灯油よりはお高めですが、断然パラフィンオイルがおすすめ。
普通のオイルランタンに比べ芯の幅があり大きいため、オイルの消費量は多いと思います。
我が家はこちらを愛用しています。
収納ケース
使用していないときは平らになります
蓋の部分にはメッシュポケットあり
グリルプレートの収納ポケットがあります
▼プレート用の取っ手が入る専用ポケットもありました
▼高さも直径もちょうど良かった500mlのトランギアフューエルボトル(高さ23.5cm)
倒れないように仕切りがあるので安心です。
グリルプレート 205mm×140mm×厚さ11.5mm
取り外しができる取っ手なので、収納時にも場所を取りません。
重さは約1.3kg。
取っ手はしっかりと噛ませて固定できるので、熱い鉄板を移動させることも可能です。
専用のプレートは安定していて安心!
五徳上部にはシェラカップなども載せられるのですが、正直、ズレてしまう心配があります。
でも専用のプレートなら、溝がありズレにくいので安心。
しっかり熱伝導するように設計されているので、他のフライパンなどを使うよりも効率よく熱源として使うことができますよ!
キャンプ場で ベーコンとウインナーを焼きました
いい感じの焼き目!良い音をして美味しく焼くことができました!
ランタンを鑑賞しながらの、おつまみ調理は最高ですね。
【初火入れ】ビンテージアイロンストーブ愛用者が復刻モデルの魅力と使用感を徹底解説!
マイカ(窓)に煤もつかず、炎が綺麗に見えます!
この幅のある芯の炎は他のランタンにはない趣。炎のぬくもりが存分に感じられます!
この感じ、ビンテージのアイロンストーブに良く似ていて、再現レベルがとにかく高い!
すでに愛用しているSUMMER GIRLと本当によく似ています!
ここでは、ビンテージのアイロンストーブと購入を検討している方への比較ポイントをお伝えします。
ビンテージよりいい! 芯の長さ調整がしやすい
ビンテージランタンは芯を上下するときに、すでにハンドル部分の不具合で、手で芯をつまんだり、引っ張ったりしながら左右均等になるようにする必要があるなど、個体によってはかなり調整が難しいのです。
その都度、芯の左右の長さを揃えるために、カットして調整したりもしていました。
きれいな炎を見るためには芯の長さの左右均等は大きな要素なので、ビンテージよりも復刻が推せる一つです!
※復刻版にも個体差があり左右均等にならないことがありますので、点火前の微調整や確認は必要です。
価格はビンテージよりいい!?
ビンテージ品が高いことを知っていますか?
ビンテージのアイロンストーブの販売価格を見たことがありますでしょうか。
我が家の購入価格も約8万円。
ビンテージ品は、言ってみれば中古品。新品ではないものにその価格は…という方もいると思います。
暗い場所で見ると、煙突が部分的に薄くなって炎の灯りが透けて見えるんです!笑
部分的に朽ちてしまっている状態です。
状態が良いアイロンストーブであっても、100年もののビンテージ品には限界があるかもしれません。
価格に関しては人それぞれの価値観ですが、メンテナンスのしやすさや今後育てることを考えると復刻版を選ぶ選択肢はありだと思います!
価格的にもビンテージよりも安い…。
今後長く使いたいなら、人気が高まって価格が高騰する前に、定価で購入したいですね!
復刻版アイロンストーブ購入のメリット
- 琺瑯加工されている部分は手入れ、メンテナンスがしやすい
- 個体差による不具合が少ない
- 価格が安い
- タンクキャップに密閉性があってこぼれにくい
- 専用の収納ケースが使いやすい
- 専用のグリルプレートがあれば調理の幅も広がる
【検討者必見】購入前に知っておきたい気になるところ
注意点1 アイロンストーブは風に弱い
アイロンストーブは風に弱いのが特徴。風がある状況で点灯すると炎が乱れます。
風が通る場所を避けて使用するなど工夫が必要です。
特に調理で使用したい場合は、熱が上にしっかりと行くように風防を使用した方が良いかもしれません。
注意点2 五徳上部の熱風はかなり高温!タンクも熱くなります
長時間加熱すると燃料が減って、タンク部分が熱くなりやすいです。
アイロンストーブの下に木の板を敷いているのは、以前、アイロンストーブを使用していて、タンクが熱くなり、下に敷いていた革が焦げたけことがあったため。
このモデルは琺瑯タンクなので、鉄製のタンクに比べるとそこまで熱くならないと思いますが、置く場所にも十分ご注意ください。
注意点3 パラフィンオイルの消費は多め
これだけの幅がある芯で燃焼させるのでオイルの消費は多めです。
調理ではなく、点灯させておくなら弱火で良いですが、調理をしたいとなると強火にしたくなるかもしれません。
炎を大きくした場合は、消費が多くなることも注意点です。
注意点4 グリルプレートはしっかり予熱を入れて使用
グリルプレートは厚みがあり全体がしっかりと温まるまで時間がかかります。
一方で、一度熱くなると蓄熱性が高いのが特徴。
調理の際はしっかりと予熱してからご使用ください。
急がずじっくりと予熱がポイントです。
注意点5 メンテナンスと修理
数ヶ月前、ビンテージランタンSUMMER GIRLをキャンプ中、一晩屋外に置きっぱなしにしてしまったあとは錆だらけにしてしまったことがありました。(寒暖差による結露が原因です)
ビンテージのアイロンストーブを使用するなら、メンテナンスは毎回必要なんです。
WINNERWELLのアイロンストーブの検証は今後も続きますが、メンテナンスをしながら大事に使いたいと思います。
メンテナンスや手入れも楽しめますか?
錆が味わいという人もいるかもしれませんが、朽ちてしまっては安全に使えなくなる可能性もあります。
自分好みの風合いに錆びさせていくのも一つの道ですが、タンクと五徳部分は熱と錆に強い琺瑯塗装。
琺瑯加工は、きれいに使いたい人にとっては大きな魅力です。
琺瑯加工でメンテナンスの手間の軽減にはなりますが、鉄製の部分がありますので、錆ないように定期的にメンテナンスが必要です。
スポンサーリンク【まとめ】実際に使ってわかった率直な感想
安定感があり調理にも使える
グリル鉄板で愉しみ方が広がりました!
アイロンストーブの本体重量は2.4kg。燃料を満タンにしたら約3kgとなり重いと感じますが、五徳の上にケトルや鉄板を使用するなら、逆にこの重厚がメリットに。
安定感があるからこそ安心して調理に使えます。
アイロンストーブでしか味わえない雰囲気 趣に大満足!
専用の収納ケースも大活躍
見た目も燃焼もいい感じです!
これまでいくつかのランタンを使用してきましたが、ビンテージの世界を初めて体験してその素晴らしさに魅了されました。
そして復刻版の商品の開発情報を聞き、同時にどのくらいの再現がされているのか興味津々。
商品をInstagramで見たときは、復刻の精度の高さに驚き、これは並べて使いたいと強く思いました。
2つのアイロンストーブ、どちらも使っているからこそ伝えたいことをまとめました。
実際に使っている様子はInstagramやYouTubeでも公開しますので、ぜひチェックしてみてください♪
YouTube「Keitan’s Camp」では2つのランタンの徹底比較を公開します!
ビンテージと2023年復刻版、どちらにもそれぞれ魅力があります。
使用頻度や使用場所、用途などに合わせ、使用者の好みでお選びいただけると良いと思います。
ロマンいっぱいのアイロンストーブ、とても気に入って使っています。
気になる方は、ぜひアイロンストーブの世界をお愉しみくださいね♪
最後までお読み頂きありがとうございました!
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