来止臥(キトウシ)野営場は、北海道釧路町にあるキャンプ場です。
予約不要の無料キャンプ場。サイトは整備されず自然が生かされた野営場ですが、トイレが洋式化されました。※トイレットペーパーはないので持参が必要です
テントを設営できるエリアはそれほど広くなく、ガイド本には15張程度となっています。
道東エリアの景勝地ということもあり、ライダーや車中泊利用目的の観光客も訪れます。
ガイド本には、「トレーラーは途中の林道の通過が困難」という記載もありました。キャンプ場へ向かう道は、交互通行が難しそうな砂利道の一本道。(砂利道は約700m)
カーブと起伏もあるので、夜間の通行はできるだけ避けたほうが安全です。
行ってみないとどれくらいの人が滞在しているのか、予想がつかない怖さがありますが、それでもここにしかない絶景を求めて遠路はるばる訪れたいという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、来場してわかった『来止臥(キトウシ)野営場』の注意点や景色を写真を交えてお伝えします!
来止臥(キトウシ)野営場の情報
天気が良ければ、青空と青い海、自然の緑が美しいですね!
- 予約不要 ※予約ができません
- 男女別洋式のトイレあり
- サイトは1本の道の両側にある
- 設営できるエリアはそれほど広くない
- 駐車場とサイトの区別はなし(横付けができる場所あり)
- 崖とサイトの間に柵がない
- リヤカーなし
- 炊事場2箇所
- 無料の分別ゴミ回収あり
- チェックイン、アウトの時刻ルールなし
- ペット可
- 焚き火可
- 高いエリアから広く海を見渡せる
- 天気が良ければ、灯りが少なく星空が見られる
- 気が良ければ、美しい日の出が見られるかも
- 高い場所から海のある風景が愉しめる
バンガローや管理棟などの建物はありません。
強風や熊情報等には十分気をつけてご来場ください。
天気が良ければ宿泊したいと思っていた来止臥(キトウシ)野営場ですが、終日曇り予報だったため、下見だけしてきました。
次回は、朝日や夕日、星空が期待できる日に計画してリベンジしたいです!
▼書籍『北海道極上キャンプ』では、北海道各地の絶景キャンプ場を紹介しています!
この記事は、2025年8月に来場した際の写真や情報を掲載しています。
利用前には、最新情報を必ずご確認ください。
来止臥(キトウシ)野営場までのアクセス&駐車場
所在地
■釧路町大字昆布森字来止臥
アクセス
- 高速道路 阿寒ICから約49.2km(車で約47分)
- 釧路外環状道路 釧路別保ICから約15km(車で約20分)
- 釧路駅から約61.2km(車で約78分)
▼野営場手前の約700mは、1本の砂利道です。途中看板があります。
こちらが場内入口
1本の道をあけて 宿泊者の車が周辺に駐車されています
駐車場とサイトの区別はありません
駐車場という専用エリアはありません。
設営できそうな場所にテントを張り、他の利用者の邪魔にならない場所に駐車という感じになります。
場内は、テントが設営されると迂回できる場所も、転回するための道幅もあまりありません。
大型の車は無理はせず、空いているスペースに駐車して徒歩での現地確認がおすすめです。
お問合せ先 ※現地には電話がありません
釧路町産業経済課商工観光係:0154-62-2193
来止臥(キトウシ)野営場 キャンプ場の基本情報
看板は色が抜けていて見えませんでした。
営業基本情報
営業期間
6月1日から10月31日まで
チェックイン
フリー
チェックアウト
フリー
デイキャンプ
フリー
管理人駐在
不在
予約はできません
事前にサイト予約して確実にキャンプインしたいという方も多いかもしれませんが、予約不要の無料キャンプ場です。
行ってみないと、設営できる場所が残っているのかわからないドキドキがあります。
テントと車でびっしりの場合、宿泊が難しいので、他の宿泊候補地も計画しておくと安心です。
受付方法
入林届の記入ファイルがありました
記載している人もいましたが、ほとんどの方が気づかず記入しないで利用しているのではないでしょうか。
チェックアウト手続き
特に必要な手続きはありません。
来止臥(キトウシ)野営場 サイトの様子と注意点
来止臥(キトウシ)野営場は、海の景色を上から眺めることができる場所です!
写真の中央付近にも、テントが設営されているのがわかりますでしょうか?
無料キャンプ場です
入場料
デイも宿泊も無料です!
野営場の形状は縦長 道の両脇に設営できる場所を探します
1)入口近くの広場
道路を挟んで山側と海側に設営することができます。
このエリアが一番場内で広い場所です。
看板にくくりつけられたタープ…
強風の風避けにはなりますが、個人占有されてしまうと、写真撮影ができず、残念ですね。
2)一段下がった場所 トイレがあるエリア
入口から少し下がった場所は、海側に設営できるスペースがありました。
平坦なのでテントは設営しやすそうでしたが、並びに使用禁止になっている東屋があります。
3)炊事場があるエリア 入口からさらに下がった場所
一旦道が細くなり、再び広くなっているエリアがあります。
トイレがあるエリアから、さらに低くなっています。
この日は、複数の車が駐車されていていました。
4)車横付けができないサイトが2箇所ありました
遊歩道を進んだところに、2つの特等サイトがありますよ!
▼1つめの特等サイト ※勝手に名付けています
そのうちの一つがこちら。
炊事場のあたりに車を止めて、そこから1本の道を30mほど進んだ場所にあります。
ソロテントがぴったり入りそうな広さ。
テント×タープという使い方は難しそうですが、隣に誰もいない独立したサイト。
傾斜を上がったところに、このような平らなエリアがあるなんて、感動です。
▼2つ目の特等サイト
そしてさらに奥にあるのが、テントが2張設営されていたこちらの場所。
1つ目の場所からさらに20mくらい進んだあたりにあるでしょうか。こちらも平らになっていました。
荷運びは大変ですが、このキャンプ場の中で一番高いところにあり、広く見渡せる絶景ポイントです。
炊事場やトイレまでは距離がありますが、誰にも邪魔されず、キャンプに没頭できそうな場所でした!
【注意点1】ペグとハンマーは丈夫なものをご用意ください
砂利と土のエリアは地面が固くペグが刺さりにくいそう
実際に設営した人の話では、駐車場のような場所にテントを設営することもあり、地面がかなり硬かったとのこと。
風が強く吹きそうな岬にありますので、ペグはしっかりと長めにさして固定が必要です。
頑丈なペグとハンマーの準備は必須ですよ!
【注意点2】コンパクトサイズ&風に強いテントが安心です
大型のテントは避けて
サイトの広さ的にも、大型のテントは避けたほうが良いかもしれません。
全体で20組もいたら設営できる場所はかなり少なく、空いていても狭い可能性が高いので、できるだけコンパクトなテントや装備で準備されると、設営できる場所の選択肢が減らずにすむと思いますよ!
風予報も事前に確認ください
高台の上にあることもあり、強風が吹く可能性も考え、風に強い形状のテントがおすすめです。
【注意3】ナチュラルな自然が良いですが 柵がありません
サイトと崖の境目に安全柵はありません。風でものが飛ばされないように注意が必要です。
小さなお子さんの同伴やボール遊びは、危険なのでおすすめできません。
【注意点4】車とテントで満場になるときもありそう
長期滞在者もいる場所 連休やお盆は避けたほうが安心
無料キャンプ場ということもあり、連泊宿泊や車中泊利用者も多く訪れる場所。
私達が宿泊するとしたら、天気が良い日に利用したいので、2泊か3泊を確保して来場したい….
そのような人が多いとなると、サイトが広く空いていることはとても稀かもしれません。
平日のチェックインや平日利用がおすすめです。
良い場所を確保したいけれど まずはキャンプインできるかも大事
自分が設営したい景色がよく見える場所は、他の人も同様に設営したいですよね。
長期滞在者がすでにその場所に陣取っている可能性もあると考えると、難易度は高めかもしれません。
来止臥(キトウシ)野営場のトイレと炊事場
トイレはありますが、トイレットペーパーはありません
男女別のトイレ棟が1つ
▼男性用トイレ
個室もあります。
▼女性用トイレ
洋式個室1つ、和式洋式1つありました。
手洗い場に鏡もありました!
虫は少なく、清掃されている様子がありました。
炊事棟
メインの炊事場
蛇口が4つと物を置くことができる台もありました。
こちらも清掃されていてきれいでしたよ!
2箇所目の右手奥にある炊事場
入口入ってすぐにもありました。
ゴミ回収・灰捨場
無料利用ができるのにゴミの回収もあります!
無料キャンプ場なのに、ゴミの回収サービスあり!
ゴミの分別については、ゴミ箱に記載されていたので、ご確認ください。
注意事項
ペット同伴
ペット同伴不可の記載はありませんでした。
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訪れた日は、残念ながら曇り予報。
来場したタイミングで少しだけ青空が見えましたが、終日曇りだったので、更に良い天気の日に訪れることを決意して別の場所へ。
街灯が少なく、きっと星空も美しい場所。
利用者が多い時期に訪れたので、もう少し来場者が少ない秋近くに行ければと思います。
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参考リンク
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