北海道で冬キャンプを初めて約5年。
様々なウエアを試してきましたが、この記事で紹介する冬キャンプで愛用しているウエアは、本当に寒い日に味方になってくれるものばかり。
ただ寒さを凌ぐためのあまりかっこよくないウエアではなく、おしゃれに冬キャンプを楽しみたい方に、おすすめ服を厳選紹介します!
実用的な下着から上着、靴、防寒アイテムまで使用して良かったものなので、みなさんの冬キャンプ準備にお役に立てれば幸いです!
- NANGA[ナンガ]
- GRAMICCI[グラミチ]
- ROKX[ロックス]
- MOUNTAIN EQUIPMENT[マウンテンイクィップメント]
- TAION[タイオン]
- THENORTHFACE[ノースフェイス]
- and wander[アンドワンダー]
- SOREL[ソレル]
- YAMAtune[ヤマチューン]
- 無印良品[ムジルシリョウヒン]
- UNIQLO[ユニクロ]
北海道の極寒キャンプを楽しむおすすめ服をご紹介します!
冬キャンプの服装選びのポイントは、保温性+◯◯性
キャンプウエアは、温かさだけではNGです!
保温性ばかりに注目しがちですが、野外で運動を伴うキャンプの場合は、伸縮性や撥水性、通気性などの機能も大事!
- 保温性
- 伸縮性
- 撥水性・耐水性
- 通気性・吸湿性
- 軽量性
しかし、全ての機能性を1枚の服に求めることは必要ありません。
登山や寒い季節のキャンプはレイヤリングと呼ばれる「重ね着」が基本ですので、下着、中間着、上着、それぞれに必要な機能性を抑えておけばOKです。
GORE-TEX、Water Repellent、QUICK DRY、POLARTECなど、高機能素材が開発され、快適に過ごせるウエアが増えています。それらを賢く選んで、組み合わせて使用してくださいね!
ダウン素材は、「火の粉」「水」に弱いので要注意
ダウンは使用シーンを考えて上手に活用しましょう
ダウンなどの羽毛を使用したウエアはとにかく温かいのですが、注意すべきは、ダウン系のウエアは火の粉に弱いということと、濡れると保温効果がなくなるということです。
我が家もダウン系のウエアやパンツも使用していますが、特に焚き火中は要注意。
焚き火ベストやエプロンを使用したり、それでも心配な場合は、ダウンではない上着を使用したりもします。
ダウンウエアを持っていても、焚き火中や、雨の日、雪の日は、使用は控えなければいけないので、それに代わる防寒着も用意したほうが良いということです。
高機能なウエアにも、デメリットもあり!しっかりと理解して使い分けることが大切です。
活動中に動きやすい服装が大事
着るもの、履く靴によって疲れ度も変わります
もこもこに着込みすぎて、動きにくいと感じた経験はありませんか?
腕が上がりにくい上着や、膝を曲げにくいスボンは活動には適していません。重い靴も疲れますね。
動きやすさを左右する「伸縮性」も大事にすると疲れを軽減できるかもしれません。
着込んで活動して、汗をかくと要注意!
吸湿性、速乾性に優れたウエアも◎
登山ウエアやスキーウエアがキャンプにもおすすめ。
撥水性や防水性に優れたウエアは、外からの水を防いでくれますが、同時にかいてしまった汗を外に放出できずに、蒸れてしまうことがあります。
設営中は特に汗をかくほどの運動量になるので、インナーは保温性だけではなく、通気性や吸湿性、速乾性にも優れたものを選ぶようにしましょう。
濡れたあとに体を冷やさないようにすること
一番上に着るアウターは撥水、防水加工があるものを選ぶ
雪が降りしきる中の設営で、服が濡れてしまったことがあります。
雪は溶ければ雨と同じ。冷えると体温を奪ってしまうので、冬キャンプでは要注意です。
実は、冷えは足元から!
積雪期は、氷のリンクで過ごしているような雪中キャンプ。
幕内が温まっても、足元は冷たいまま。長時間過ごすなら、足元の冷えの解消は必須です。
この記事では、ウエアを中心に紹介していますが、足元の冷えを解消できると大きく違ってきますよ!
その他の防寒アイテムとして、帽子やネックウォーマー、靴、靴下まで紹介するので、ぜひ参考にしてください!
靴や靴下は、服よりも使用頻度が高いかもしれません。靴と靴下選びも重要ですよ!!
脱いでから着るのは大変、上から重ねる「レイアリング」が鉄則!
理想の3層構造
層 | 目的と求められる機能性 |
ベースレイヤー | 肌をドライに保つ ▶吸湿性、速乾性重視 |
ミドルレイヤー | 汗を離して体を温める ▶吸水性、保温性を重視 通気性にも優れていると◎ |
アウターレイヤー | 雨や雪、寒さから体を守る ▶防水性、浸透性、保温性重視 |
登山ウエアで使われるレイヤリングの考えですが、キャンプも日中と朝晩の気温差が大きく、活動量も多いことから、レイヤリングの考え方をもとにウエアを揃えることが重要です。
特に寒い季節のキャンプでは、体温低下を招く大きな要因となる「汗冷え」を防ぐ、「吸水速乾」の機能が重要です。
また、重ねて着ることを考慮したサイズ感も重要。
重ねて着ると、ごわつきやもたつきが気になることも多いので、インナーはジャストサイズのものを選び、ミドルやアウターウエアは重ねて着ることを考慮したサイズアップが必要かもしれません。
キャンプ中にレイヤリングしているときのメリット
冬キャンプにレイヤリングは必須です!
- 急激な気温差にも複数の衣類で調節できる
⇒1枚の温かさに頼らず、複数枚で補完し合う - 枚数を増やして保温性を高める
⇒空気の層を増やすことで温かい - 温かくなったときに、1枚ずつ上着を脱ぐだけで良い
⇒衣類を取り替えるために着ているものを脱いで裸になるのは寒いですよ!
幕内が暖まると脱ぎたくなる
ダウンなどの上着も、テント内が温まれば脱ぐことに。
何層も着ていれば、上に足したり、減らしたりと調整することができます。
冬はウエアだけでも大荷物 最低限ではなく予備服も常備が大事
ごわつく上着もドライバッグやシュラフの袋に圧縮するとコンパクトに!
持ち物を小さくするときに役立つドライバッグ。
登山しているときに使っていたのですが、空気を抜いて圧縮できるのでコンパクトにすることができます。
シュラフは保管専用のメッシュ袋に収納 本来のシュラフ収納袋にダウン類を入れています!
下のリンクは、シュラフを入れる大きめの保管用バッグ。
シュラフは保管専用のメッシュ袋を使用している人なら、シュラフ収納袋は余っていませんか?
空気を抜いて圧縮して持ち歩ける機能性に優れているので、使わないのはもったいないですよ!私は、代わりにナンガダウン入れに使用しています。
毎回のキャンプで収納袋に入れるのに時間がかかって大変という人は、こちらのメッシュタイプのシュラフ保管袋がおすすめ。
圧縮したまま保管すると羽毛が潰れてしまうので、使用しないときにもふっくらさせておけるので、羽毛が長持ちしますよ!
我が家の冬キャンプで大活躍のウエアアイテムをご紹介!
機能性の良い服は値段が高いですが、毎回の冬キャンプで使用するなら十分元は取れると思っています。
私はこれら紹介する服をレイヤリングするようになってから、貼るカイロを使うことはなくなりましたよ!
ベースレイヤー(下着)におすすめブランド&アイテム
吸湿性の高いベースレイヤーを1枚着ているだけで、全然体感温度が変わります。
厚着をしたまま活動量が多くなってしまうと、すぐに汗をかいてしまうので、冬素材にこそ吸湿速乾性も大事なのですよ!
【①おすすめインナー服】無印良品 あったか綿 ウール& 綿とウールで真冬もあったか長袖Tシャツ
ウールは、吸湿性・放湿性ともに優れている素材ですよ!
【②おすすめインナー服】ザノースフェイス 長袖カットソー ウォームクルー
私は①の無印インナーの上に、こちらのウエアを重ね着。どちらも薄手なので、2枚重ねてもそれほどの厚さにならないのですが、保温性は抜群です。
【③おすすめインナー服】UNIQLO ヒートテックウルトラウォームクルーネックT(超極暖)
こちらは予備としてタイツと上下で持ち歩いていいます!
>>https://www.uniqlo.com/jp/ja/
【④おすすめインナー服】Workman サーモマックス
>>https://workman.jp/shop/default.aspx
キャンプ以外の日常から使えるインナーなので、お好みを見つけてお使いください。
ミドルレイヤーにおすすめブランド&アイテム
ベースレイヤーがある程度温かいものなら、上に1枚着るだけでもかなり温かいミドルウエアです。
動いている日中は、このミドルウエアとキャンプベストを着用すれば十分かもしれません。
【⑤おすすめミドル服】UNDER ARMOUR COLDGEAR
マイナス10℃から12℃まで対応という防寒に特化したCOLDGERシリーズ。
フィッティドという体のラインにそって密着する形状で、アウターを着てもごわつかないのがお気に入り。
汗の吸収が早く、速乾性、伸縮性に優れているので、冬キャンプだけではなく、スキーなどにも使っています。
購入時期が古くて、同じ商品が見つからなかったのですが、最新ウエアのほうがさらに進化していると思いますよ!
【⑥おすすめミドル服】MAMMUT Chamuera ML Hooded Jacket Wome
起毛インナーで温かく、細身なのでこの上に着るアウターに響かないのがおすすめポイント。
別にフリースももっていますが、マムートは丈が長めなので、腰まで温かいですよ!
私は定価より安く買えましたが、それでも高かったのを覚えています。でもお気に入りで長く使えているので購入してよかったです!
【⑦おすすめミドル服】無印良品 ポケッタブルノーカラーダウンベスト
コンパクトなので、春秋から予備として持ち歩いているポケッタブルノーカラーベスト。
インナーの上に着ておいても響かず、それでいて保温してくれます。重ね着レイアリングにも重宝するウエアです。
2年、3年と使用していますが、某ブランドよりもフワフワ感が持続して温かいので、日常からも使えてお気に入りです。
【⑧おすすめミドル服】THENORTHFACE ライトヒートジャケット Light Heat Jacket
本当に寒い日に救世主的に使うこちらのライトタイプのダウン。
インナーダウンとして使える薄手。ダウンの下に着てもごわつかず、しっかりダウンで空気層を作ってくれます。
▼本当に寒い日のインナーダウンとして使えるコンパクトダウン
【⑨おすすめミドル服】MOUNTAIN EQUIPMENT ハイロフトカーディガン
高い保温性と速乾性を誇るPOLARTEC HIGH LOFTシリーズ。Keitanが気にって愛用しています。
手触りが良い素材でなんと言っても着やすい!ボタンとダブルジップの2種類がありますよ!
【⑩おすすめミドル服】グラミチ ダウンコート TAION INNER DOWN JACKET
コスパの良いTAIONとのコラボ。Keitanはヘビロテしています。
【⑪おすすめミドル服】+phenix(プラスフェニックス)Quilt Sweat Pullover
リンクは白ですが、黒を愛用中。スキーウエアブランド「PHENIX 」のスウェットプルオーバーで、裏起毛で温かいですよ!
上着、アウトレイヤーにおすすめブランド&アイテム
【⑫おすすめアウター服】NANGA オーロラダウンジャケット
ナンガはSALEのときに、爆買いするほど大好きなアイテム。高くても元が取れるほど長く使える、心強い防寒ウエアです。
▼モデルが変わっているので色も同じではありません
【⑬おすすめアウター服】NANGA 焚き火ダウンジャケット
キャンプ以外でも使用しているジャケット。SALEで見つけてすぐに購入しました!
【⑭おすすめアウター服】MOUNTAIN EQUIPMENT STRETCH DOWN
先程のKeitan愛用でも紹介しましたが、MOUNTAIN EQUIPMENTウエアを多数愛用中。柔らかくてごわつきがないので、着やすいですよ!
この他にもパンツやウールニットも愛用しています。
【⑮おすすめアウター服】UNIQLO×Engineered Garments フリースプルオーバー
私が良く愛用しているブラウン色のフリース。2019年にEngineered Garmentsとコラボして発売されたもの。こちら、本当に温かいです!
>>https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/corp/press-release/2019/08/2019082211_19fweg.html
もちろんパンツも防寒が大事!
【⑯おすすめパンツ服】グラミチ パンツ
夫婦で揃って愛用中のグラミチパンツ。
【⑰⑱おすすめパンツ服】ROKX クラシックフリースパンツ
気に入って2本買い!履きやすくて、温かいのでお気に入りだそうです。
【⑲おすすめパンツ服】EVEN RIVER ライトファイバーダウンパンツ
雪がない季節でもマイナス気温の朝は寒いのです…
もこもこになりすぎるのはわかるのですが、長時間のカメラ撮影の時には着用しています。
使用頻度はそれほど多くないので、比較的安いのを見つけて使用していますよ!
▼予備として持ち歩くことが多いで、携行性の良い収納袋付きがおすすめです
火の粉対策にキャンプベストやエプロンが効果的
服を汚さないためにも、火の粉から守るためにもキャンプベストは欠かせません。
【⑳おすすめキャンプベスト】 grn outdoor
【㉑おすすめキャンプベスト】 NANGA TAKIBIベスト
愛用ベストはこちらの記事でも紹介しています
スポンサーリンク冬キャンプおすすめの靴&帽子&手袋アイテム
【㉒冬キャンおすすめ靴】SORELブーツ
ある程度の雪をこいでも、染みることなく、使えています。
この時期は靴が重くて疲れを感じるのは少々我慢しても、温かくて信頼できるブーツを使用した方が良いと思います!
【㉓冬キャンおすすめ靴】NANGA ナンガ NANGA×SUBU タキビウィンターサンダル
ブーツを1日中履いていると大変なので、テント内だけでもこちらのサンダルに履き替えると脚が軽くなっていいですよ!
【㉔冬キャンおすすめ靴下】東川に本店がある靴下専門店YAMAtune
世界的な大会に挑戦するトレイルランナーも愛用する北海道東川町にある靴下専門店。
2022年1月本店へ行って、福袋も購入してきました。
全国の石井スポーツや好日山荘、道内のアウトドアショップ、ネット販売もしているので、手軽に購入できますよ!
アウトドアミディアムアーチクルー2toe メリノウール ソックス
毛が入った温かいソックス 通気性と伸縮性に優れていて毎回使っています!
本当に寒い日は、靴下も重ねて履くと温かいですよ!
【㉕冬キャンおすすめネックウォーマー】and wander アンドワンダー ハイロフトフリースネックウォーマー
POLARTECが温かい!
フワフワした手触りが気持ち良い!アウトレット品に出会うことができて購入しました。
【㉖冬キャンおすすめネックウォーマー】グラミチ×TAION ダウンネックウォーマー
Keitanが愛用するこちらのネックウォーマー。キャンプ以外でも欠かさず使用しているほどのお気に入りです。
ボタンで脱着も簡単 おしゃれでかっこよいのに定価3,300円
▼愛用品はすでに完売で、こちらの新作が販売中です
【㉗冬キャンおすすめ手袋】テムレス ブラック TEMRES 01winter
▼除雪に洗車に何でも使えるので、1つあって損がないアイテムです!
冬キャンプに帽子は欠かせません!
帽子は機能性よりも見た目を重視していますが、冬用はフェニックスやデサントなど、スキーブランドのものが豊富に販売されていますよ!
【㉘おすすめ帽子】Columbia[コロンビア] キースハイツフライトキャップ
愛用は旧モデルで販売されていませんでしたが、こちらの形のような帽子を愛用中。
【㉙おすすめ帽子】Phenix(フェニックス)ニットフライトキャップ
こちらのネイビーを愛用。つばは短めですが、包まれた感じがお気に入りのニット帽です。
【㉚おすすめ帽子】Marmot ボアワークキャップ
愛用している旧モデルは、つばが少し短い形状ですが、素材はこちらに近いタイプ。もこもこが付いていて、ゴムスピンドルによりサイズ調節が可能です。
動画Keitan’Campでも着用服にご注目ください!
北海道の酷寒キャンプの様子をお届けしています
これまで動画内でもインナーウエアまでお伝えすることはなかったのですが、今回色々と調べてみると、ウエアにもお金かかってますね笑
そんな再発見があった冬キャンプ服特集の記事になりました。
でも、寒すぎたらキャンプが楽しくない!
キャンプで使えるだけではなく、日常でも使えるものばかりなので、気になるアイテムがあったらぜひこの機会にご検討ください!
皆様のキャンプライフにお役に立てたら嬉しいです。最新情報は、SNSでも発信していますので、こちらもぜひチェック!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!