ドーム型テントをお探しの方へ、ノルテントギャム6pc愛用者が、実際に使ってわかったことを写真付きでレビューします!
これまで愛用してきたテントは8つ。
9つ目に選んだのがノルテントギャム6pcです。
4年前から薪ストーブを使用して冬キャンプを楽しんできました。
2021年秋に大型のバランゲルドーム8−10を購入し、薪ストーブをインストール。
バランゲルドームもかなり気に入って使用しているのですが、北海道のマイナス気温で広い幕内を温めるためには、複数台のストーブ使用が欠かせませんでした。
今回の記事では、NORTNET(ノルテント)ギャム6pcのテントの特徴やメリット、デメリットをお伝えしながら、実際に使ってわかった感想をお伝えします!
NORTENTギャム6pcの魅力まとめ
- 薪ストーブ用煙突穴がある
- TC素材で結露が少ない
- 内側スカート、外側スカートがあり防寒性が高い
- TC素材なので保温性が良い
- 見た目がかっこ良い
- 風に強い形状
- 前後にパネルがあり活動がしやすい
- メッシュパネルがあるので、虫が多い季節も安心
- ギャム6pcのサイズ感が知りたい
- キャム6の幕内レイアウトが見てみたい
- ギャム6pc使用レビュー
- 機能性や素材感
- 設営後の幕内レイアウト
- 薪ストーブ使用した感想
この記事最後には、YouTubeでのレビュー動画も紹介しますので、ぜひお時間があれば、そちらもご確認ください!
主人とキャンプを初めて約6年。気づけば色々なシーンで使い分けができるだけのテントが増えました。
ギャム6pcは20万円を超えるテント。購入には勇気が入りました。同じように迷っている方の参考になれば幸いです!
Contents
NORTENTギャム6pcをネット注文で購入!
個人輸入する人もいますが 正規品の販売店で購入しました
日本正規品販売店「株式会社e-TRADE SERVICE」楽天サイトから購入
株式会社e-TRADE SERVICEは、福岡県久留米市にある会社です。
薪ストーブWINNERWELLの日本正規代理店もしているお店です。
1年保証も付いています
証明書には「NORTENT日本代理店、正規取扱い品であることを証明します」との記載がありました。高額であればあるほど、正規品であるかどうか確認したいですよね。
ギャランティーカードには、1年間の保証があることが記載されています。
▼こちらのショップです。画像をタップするとショップ情報がわかります。
購入したのち、一度試し張りをしてから、キャンプインしました!
動画でチェックしたい方は、こちらのYouTubeでもご確認ください!
動画には、購入検討者の方や、すでに使用している方からもコメントを頂いています。
その情報も参考になると思いますよ!
ノルテントやギャム6pcなどについて詳しく知りたいかたは、引き続き記事にお付き合いください。
NorTent[ノルテント]はノルウェーのブランドです
NORTENTは2019年にノルウェーで誕生したテントブランド
2022年9月の楽天のテントランキングで2冠を達成している注目のテントですよ!
公式HP
日本語版の公式HPはありません
公式Instagram
>>https://www.instagram.com/nortent_of_norway/
複数のショップでの販売
■株式会社e-TRADE SERVICEの楽天サイトから購入
↓ここから入れます
■株式会社アブレイズ>>https://www.ablaze-corp.com/brand/product/?ca=13
■STANDARDpoint>>https://standard-point.com/?mode=cate&cbid=2776340&csid=0&sort=n
その他、モデルは限られていましたが、CROSSORANGE、風街道具店などでの取り扱いもありました。
ノルウェーのサーミ族の伝統的な住居「Gamme 」をイメージしたドーム型テント
購入したのはTC素材です
▼2022年9月に初使用!
▼2022年11月に薪ストーブキャンプもしてきました!
商品一覧
4人用,6人用,8人用の3サイズあります
サイズ | 税込み定価 | |
ギャム4 [Arcticモデル] 4人用 | 315×315×160cm (収納)61×26cm | 153,000円 |
ギャム6 [Arcticモデル] 6人用 | 370×370×H185cm (収納)68×32㎝ | 183,500円 |
ギャム6 PC ポリコットンテント 6人用 | 370×370×H185cm (収納)68×32㎝ | 212,500円 |
ギャム8 [Arcticモデル] 8人用 | 432×432×H216cm (収納)68×32cm | 243,500円 |
ギャム8 [Arcticモデル] 8人用 ゴールド 限定カラー | 432×432×H216cm (収納)68×32cm | 243,500円 |
ギャム8 [Extremeモデル] 8人用 ゴールド 限定カラー | 432×432×H216cm (収納)68×32cm | 289,500円 |
ギャム8 pc 8人用 | 432×432×H216cm (収納)68×32cm | 確認中 |
pc素材はかなり重いので、ギャム8のpcは発売されないのではないかと予想していましたが、ギャム8pcも2022年秋に新モデルとして発表されました。
生地が異なる3種類が販売されています!
重量には、ペグとポールを含みます。インナーテントは別売りのため、こちらも含んでいない重さになります。
重量 | |
ギャム4 [Arcticモデル] 4人用 | 5.8kg |
ギャム6 [Arcticモデル] 6人用 | 7.6kg |
ギャム6 PC ポリコットンテント 6人用 | 13.5 kg |
ギャム8 [Arcticモデル] 8人用 | 12kg |
ギャム8 [Arcticモデル] 8人用 ゴールド 限定カラー | 12kg |
ギャム8 [Extremeモデル] 8人用 ゴールド 限定カラー | 12kg |
ギャム8 pc 8人用 | 15.4kg |
同じサイズのギャム6 [Arcticモデル] は7.6kgに対し、pcモデルは13.5kg。
サイズ感は同じなのに、重さが倍近く異なります。
[Arcticモデル] は、コンパクトさと軽量性、耐久性に評価の高い、リップストップシルナイロン製です!
[Arcticモデル] リップストップシルナイロン
[Extremeモデル] ARCX-N700RobicSilnylon 40D耐水圧5000mm
[pcモデル]ポリコットン(コットン65%、ポリエステル35%)オックスフォードナイロン
インナーテントを使用すると収容人数も変わります!
インナーテントは別売り
それぞれのモデルに別売りのインナーテントがありますが、それらを装着させると、
4人用⇒3人
6人用⇒4~5人
8人用⇒5~6人
収容人数が変わりますのでご注意ください。
使用者の感想としては、ギャム4はソロ用、ギャム6はソロかデュオ、ギャム8はデュオ以上という感じだと思います!
バランゲルドーム8-10を使用してきたユーザーとしてはかなりコンパクトに感じましたよ!
[Arcticモデル] [Extremeモデル] はシーム加工が必要!
[Arcticモデル] [Extremeモデル] の説明書にはこのような記載あり
※ユーザー様にてシーム処理が必要です。付属のシームシーリング剤、もしくはギアエイドの(シームグリップ+SIL)を縫い目に塗布してください。施工後は24時間置いてからご使用ください。
商品説明 特徴より注意点を引用
テント購入と同時に、シーム剤も付属品として付いてきます。
pcテントにはシーム処理は必要ありません
ギャム6pcには上のような記載はありません。
ポリコットンは、水分を含み膨張すると生地の目が締まり、雨や雪が浸透しない特性をもっています。
購入後、シーム処理なくすぐに使えるのは楽でいいですね。
ギャム4は在庫切れですが他のモデルは購入のチャンスあり!
ギャム4は本体も専用インナーテントも在庫切れでした。
ノルテント ギャム6 [Arcticモデル]
ノルテント ギャム6pc
ノルテント ギャム8ドーム型 [Arcticモデル]
ゴールドの別注モデルもこちらのリンクからお探しください。
フロアーシートも別売りであります
【2022年11月】ギャム8のpcも公式サイトで発売開始!!
>>https://www.nortent.com/shop/9-gamme-series/60-nortent-gamme-8-pc/
★追記★ついに日本のネット販売も開始されました!
【ギャム6pcの開封&設営レビュー】設営は販売元も2人以上を推奨しています
届きました!pcは、オフホワイト
最初だけでも綺麗に使いたいので、芝の緑がつかないように、コーヒーの麻袋の上で開封。
ポールは黒3本、赤2本 ペグは予備も入れて29本ありました
ポールの破損時の予備として、赤1本、黒1本も付属
ポールは専用の黒い袋に入っていました。
キツキツすぎない比較的出し入れしやすいサイズ感でしたよ。
黄色というよりもゴールドに近い色あい。
ペグが29本という数に驚きましたが、フレームだけでしっかりと整形できるテントなので、風が弱い日は、最小限のペグダウンでも良さそうです。
ペグはこちらを使わず、いつも使っている鍛造ペグを使っていこうと思います。
ポールをスリーブに通す
幕は重みがあって、ポールをたわませるのが大変!
無理にポールに力を加えると折ってしまうかもしれないので、(ただでさえ幕の重量で負荷がかかっているので)二人以上がおすすめです。
一人の場合は、こちらのように、1本ずつ進めてくださいね。
※設営は2人以上で行ってください。ポールの破損は初期不良対象外となります。
テントの特徴に書かれた注意点より引用
ポールの色に合わせてキャップに差し込むので迷いません
このときも、反対側に人がいると安心。
pcではなければ、ソロでもできるかもしれませんが、pcをソロで操作するのは慎重さが必要です。
ポール5本(黒3本⇒赤2本)を通して、仕上げにポールにフックを付ければOK
ポールに沿うように幕が広がるので、居住性が広がります。
ポールの交差地点には固定するバンドもありますよ。
デッドスペースの少ないドーム型が簡単に完成します!
赤のポールが半周以上して下で交差する形状。
ポールの下8ケ所のみペグダウンでも十分形は整い、安定します。
生地も作りも縫製も非常にしっかりとしていて、丈夫さと高級感を感じました。
ギャム6pcの設営を2人推奨とお伝えしているのは、ポールをたわませる力の加減が難しいからであって、設営手順はシンプル。二人であれば5分くらいでサクサクと設営できますよ!
【使用感を解説】キャンプ場で実際に使ってみました!特徴を写真付きで徹底解説
【特徴①】入り口の高さは高くありません
直径3.6m、高さ185㎝とコンパクト 入り口は小さめでした
出入りする時は、ややかがむ必要がありますよ!
入り口は大きくありませんが、組み立てたコットはすんなりと入れることができるので、安心してくださいね。
見た目は、雪で作ったドーム、かまくらのようです。
【特徴②】前後にある扉にはどちらもメッシュが付いています
虫が多い季節でも安心のメッシュあり
扉の下は繋がっているので、幕の形状は安定。
風にも強い構造です。
【特徴③】 テントスカートは内側と外側の両方にあります
防寒対策バッチリのテントスカート
出入りするときに、外側のスカートを踏んで汚してしまうのが嫌だったので、内スカート側に折り込みました。
これで踏むことがなく、快適でしたよ!
【特徴④】前後に2つのパネルがあるので、テント越しの風景が撮影できます
荷物の運び入れにも嬉しい複数入り口
ヘルスポートのバランゲルが1ケ所だったので、この2ケ所は嬉しい!
【特徴⑤】ベンチレーションが上部に4つ、下に2ケ所あります
チャックを開けて、支えを立ち上げて広げる形状。
チャックが付いているので虫の進入を防いでくれます。
【特徴⑥】中央天井にフックがあります
一番高い場所にフックがあります
【特徴⑦】薪ストーブ煙突用の穴があります!!
薪ストーブユーザーにとって、最大の魅力!!※1ケ所のみです※
難燃素材のシートに煙突が通る穴が装備されています。
WINNERWELLとテンマクデザインがコラボしたウッドストーブサイドヴューMを愛用中。
サーモバンテージを巻いたままの太さでも、煙突は通すことができました。
穴を使うときは、カバーをたくし上げて束ねて止めておきます。
穴を使わないときには、カバーしておくことができます。
我が家は、火の粉対策のためにクッキングスペースを愛用中
幕に絶対穴を開けたくないという人は、こちらのアイテムはおすすめですよ!
▼こちらの記事で紹介しています
煙突貫通穴は、1ケ所だけ 中心よりやや下がった場所です
我が家のレイアウト例をご紹介します
(掲載予定)
グレーがコット、ブルーが荷物、黄色がチェアで中央に薪ストーブかテーブルになりそうです。
地面にギアをたくさん並べてしまうと、歩くスペースが限られてしまうので、テント内では座って活動することが多くなりそうです。
図を見れば、かなり狭いように思うかもしれませんが、置くものが低い位置にあるだけなら、狭さはそれほど感じません。
ドーム型なのでデットスペースは少なく、色も白いおかげで圧迫感は予想していたよりはありませんでした。
ギャム6を4人用というのは、あくまでも荷物なしで横になって寝れる広さの基準なので、サイズについてはよくご検討くださいね。
スポンサーリンク薪ストーブキャンプの検証結果をご報告!
YouTube「Keitan’s Camp」でも公開しています
この動画では、テント設営から薪ストーブの煙突インストール、薪ストーブ使用から最後の撤収までをまとめているので、リアルな使用感がお伝えできると思います!
検証①火の粉は大丈夫?貫通部分の幕は溶けなかった?
A.全く異常なし!綺麗に使うことができました!
貫通部分は、サーモバンテージを巻いていても直接触ることができないくらい熱くなっていましたが、難燃素材が嫌な匂いを出して溶けていることも一切ありませんでした。
検証②幕内の温かさは?
マイナス2℃まで下がる日でも、薪ストーブ1台のみで15℃前後には簡単になりました
利用した日は外気温がマイナス2℃まで下がりました。
使用する薪ストーブによってももちろん変わりますが、それほど大きくない薪ストーブのみでも、プラス14℃から20℃くらいになりました。
テント上部にクレイモアを吊るして、空気循環。
ベンチレーション6ケ所を全て全開にしていた状況でも、十分幕内温度が上がりました。
大きさが直径3.7m、高さ185cmとそれほど大きくないコンパクトサイズだからこそ、暖房効率がよく、内側外側両方にあるテントスカートのおかげとTC素材も相まって、テント内は簡単に温められる印象でした。
検証③テント内レイアウトは?
A.正直、広くはありません。就寝前にテント内に荷物を入れるとかなり狭いです。
それでも、コット2台と薪ストーブを使ってのキャンプができました。
除雪が必要な季節にも、これだけのコンパクトサイズのテントはきっと楽ができそう。
なので、なるべく荷物を減らし、暖房効率が良いこのサイズ感を楽しんでいきたい!
それぞれ使っている道具も同じではないので、広さの感覚は皆さん一緒にはならないと思います。コット2台並べるなら、チェアもコンパクトなものがおすすめ。
大きめの薪ストーブだと、場所を取りすぎるので、薪ストーブのサイズも重要です。
居住スペースを優先するか、暖房効率を優先させるか、悩みどころだと思います。映像のほうがイメージは湧くと思うので、そちらでもご確認ください。
【まとめ】ギャム6pcを選んで良かった?ギャム8pcとどっちがおすすめ?
結論からお伝えすると、我が家は雪中キャンプの除雪スペースも最小限、暖房効率優先だったので、このサイズ感で大満足です!
バランゲルドーム8-10のメリット&デメリットも参考にしてください!
バランゲルドームの◎メリット▲デメリット
▲入り口1つはやや使いにくい
▲通気性がないので、寒暖差で結露する
▲TC素材より保温効果がない
▲幕内が広いのでストーブ2,3台体制が必要
▲大きいので冬は除雪スペースが広くて大変
◎軽い
◎大きくて、居住性が広い
◎高さがあり、出入りが楽(屈まず出入りできる)
◎煙突穴が真上(てっぺん)からが格好良い
⇒我が家の結論としては、バランゲルドームは、除雪が必要のない真冬以外の秋キャンプでの薪ストーブに最適。マイナス10℃くらいまで下がるキャンプでは、幕内温度を上げるためには複数のストーブが必要で、結露が凍結するなどするため、使用しない方針です!
一方で、乾かしやすく、幕内居住スペースが広いので、冬以外の雨キャンにも活躍するテントですよ。
ギャム6pcのメリット&デメリットをまとめると!
ギャム6pcの◎メリット▲デメリット
◎コンパクトで、暖房効率通い
◎寒暖差があっても結露しない
◎煙突穴がある
◎TC素材により保温効果が高い
◎風に強い
◎入り口が2つで使いやすい
▲高さがあまりないため、移動や立ち作業が疲れる
▲全ての道具を入れての幕内活動は狭い
▲TC素材で重い 一人設営は最新の注意が必要
ギャム8pcの発売もあり、8にするか6にするかで迷う方もいるかもしれません。
狭くて後悔したくないならギャム8。少しでも温かく過ごしたいならギャム6をおすすめします!
pc素材は、重くて扱いが大変ですが、結露に悩むことがなく、寒い季節でも快適に使えるので私はpcを選んで良かったです!
【番外編】ギャム6pcを使うならおすすめしたいアイテム
【アイテム①】吊るしても置いてもOKの2WAYのサーキュレーター
【アイテム②】どこにでもランタンが吊るせるようになるマグネット式ランタンフック
どのテント、タープにも、好きな場所に移動して使えるので便利ですよ!
ブログ「Possibility.Labo*ポジラボ」では、北海道のキャンプ場やキャンプギア情報を発信しています!
■ポジラボTwitter:https://twitter.com/Possi_Labo
■ポジラボInstagram:https://www.instagram.com/possi.labo/
『北海道極上キャンプ』の取材執筆を担当しました。
我が家のテントを8つ紹介するページもあるので、ぜひチェックしてください!
2022年買って良かったおすすめキャンプギア特集
もちろん、ギャム6pcも登場しますよ!