メスティン折りを知っていますか?
メスティンは知っていても、メスティン折りは知らないという方も多いのではないのでしょうか。
メスティンをそのまま使ってもよいのですが、メスティン折りと呼ばれる形に折ったクッキングシートを内側にセットすると、次のような場面でとても便利なんです!
☑ 水場が使えず洗い物ができない時
☑ 連続して料理を作りたい時
☑ こびり付いてしまう料理の洗い物の手間を省きたい時
☑ 料理を綺麗に取り出したい時
☑ キャンプ飯、車中泊飯、登山飯
特におすすめは、パンやケーキ、厚焼き玉子を調理する時です。
メスティン折りを使えば、メスティンの周りに油やバター、マーガリンを塗る必要がありません。その手間がなかなか大変なので、有り難いですよね。
この記事を読んで作り方がわかれば、あなたも簡単にメスティン折りが上手に作れるようになりますよ!
メスティン折りって何?メリットは?
メスティンは、手軽に1品料理が作れる万能調理用具です
メスティンは、手軽に1品料理が作れる万能調理用具です。
下に紹介する記事は、メスティンを使ってできる料理や、活用法、サイズや価格、収納ケースやポケットストーブなどを詳しくまとめています。
メスティンの基本が知りたいという方は、先にこちらの記事でチェックしてくださいね!
クッキングシートをメスティンにジャストフィットさせる折り方です
メスティン折りとは、クッキングペーパーをメスティンにジャストフィットする形に折ることを指します。
メスティン折りがあれば、こんなに便利!
・洗い物ができない時
・連続して料理を作りたい時
・洗い物の手間を省きたい時
・中の料理を簡単に取り出したい時
この後に、活用例をご紹介します。
この台紙さえ作れば、誰でも簡単に作れますよ!
私が作ったメスティン折りの台紙は、底面となる赤い四角形がわかればOKという台紙です。
メスティン折りは、台紙があるととても簡単に何度でも綺麗に作ることができます。
慣れれば、誰でも約2分ほどで制作することができます。
クッキングシートのメスティン折りによって、料理後の洗い物が劇的に楽になりますよ!
台紙を使えば、わずか2分でできます!
台紙があれば、折る場所に迷うこともないので、流れ作業。あっという間に折ることができます。まずは台紙を制作します。
台紙を作ろう!
インターネット上には、型紙の様式がダウンロードできるものもありますが、ダウンロードしたり印刷したりするのも手間がかかりませんか?
何度も使用できるよう厚紙を台紙にするなら、自分で測りながら作った方が早いかもしれません。
作り方は、A4サイズの厚紙の余分な部分をカットして、必要な線を書き入れるだけ。型紙は一度作ればOKです。
クッキングシートを乗せた時にすぐに線が見えるように、底を赤、それ以外の線を黒でペン書きしました。
台紙の材料は厚紙がベスト!
台紙は、上からクッキングシートを重ねて、折り目の位置を知らせるものです。
繰り返し使う台紙なので、ある程度耐久性がある方が好ましいです。
重ねたときに、台紙に厚みがあると、爪で印を付けたり、折り返したりすることもできます。
要領が分かれば、ラージサイズにも応用できますよ!
台紙づくりのポイント
- メスティンの内側の底の大きさは8cm✕14cmです。
- ★はメスティンの側面部分で、高さは5cmです。
- 折り返し部分は2〜3cmあるとよいです。
■折り返しがない場合
折り返しながないと、写真のように広がってしまいます。
メスティン折りの台紙の作り方
①厚紙を18cm✕約30cmに切り取る。
②中央に8cm✕14cmの底面を書く。
中央に8cm✕14cmが書ければOK
台紙のサイズは折り返しを除けば18✕24cmでもOKですが、折り返しを約3cmずつ確保すると18✕30cmの大きさが理想です。
★は側面の部分です。高さが5cmになるような位置に、底面がくるようにお書き下さい。
線は鉛筆書きでもよいですが、クッキングシートを重ねた時により見やすくするために、私はペン書きしています。
完成した台紙はこちらです
長さなどは記入する必要がありません。赤い四角だけ分かればOK。
黒線は、底面の位置を決めるために書く線のです。
※私は解説するためにペン書きしましたが、みなさんは鉛筆書きのままでもOKです。
台紙を使ってメスティン折りに挑戦してみよう!
写真付きで作り方を解説します!
余分なクッキングシートをカットする
使用するクッキングシートが18cm幅か30cm幅だと凄く簡単!
おそらくぴったりではないと思うので、台紙に合わせて、18cm✕約30cmにカットします。
余分なところは、オピネルや鋏を使って切り離してください。
底面(赤)の辺に合わせて山折り✕4
底面のそれぞれの赤い辺に合わせて山折りします。4辺あるので、4回折ります。
台紙の役目は、これで終わりです!台紙は、折る場所のガイドです。
角を開いて、三角に折る
ここだけが、ちょっとわかりにくい所。写真で分かりますか?
①開く⇒②指を入れる⇒③三角形に開いて潰す
隣も同じように折ります。
2つできたら、その間を折り返す
この折り返しがあることで、固定されます。
反対側も同じように折る
折り返す。
側面を立たせるとメスティンの形に!
内側にぴったり入ります!
高さもぴったりなので、蓋も閉まりやすいですよ。
事前にメスティン折りして、持参がベスト!
キャンプ前にメスティン折りをしておき、畳んだ状態のままメスティンの中に入れておくと◎。キャンプ場へわざわざ台紙を持っていかずにすみますよ!
折り方はこちらの動画でも解説中!
こんなメスティン料理にも最適です
厚焼き玉子
家で試作として作ってみました。
メスティンの中に、調味料を混ぜた卵液を流し込んで加熱するだけ。
整形する必要がないので、火加減だけ注意すれば、誰にでも簡単に厚焼き玉子を作ることができます。
焼き上がりはふっくら。蓋に付きそうなくらいだったのですが、冷めると沈み込みました。
クッキングシートごと取り出すので、メスティンの汚れはゼロ!
しかも、くっついて離れない、取り出す時に崩してしまった、ということがありません。メスティン折りの良さがこれで実感できますね!
メスティン折りがあれば、失敗なく柔らかい厚焼き玉子も簡単に作れますよ!
チーズフォンデュ
チーズは美味しいのですが、冷めたらチーズがこびり付いてしまったら、洗うのが大変です。
そんなときこそ、メスティン折り!ということで、実際にキャンプ場で作ってみました。
チーズフォンデュが美味しかった!
フォンデュするブロッコリー、アスパラガス、じゃがいも、ウィンナー、も実はメスティンで蒸しました。
メッシュトレイがあれば、蒸し野菜も簡単にできますよ!
固形燃料の当たっていた部分のクッキングシートに焦げ跡がつきました。そして、一部、クッキングシートが破れてしまいました…
炊飯したときは、全く破れなかったので、チーズのかき混ぜが原因だと思います。
クッキングシートの厚さ、丈夫さにもよりますが、かき混ぜ過ぎると破れてしまうので、混ぜる調理の場合は慎重に混ぜましょう。
それでも、チーズフォンデュは大成功!蒸し野菜と熱々のチーズが、美味しかったです!
パン
パンを型に入れて焼く時、ケーキを焼く時にもクッキングシートがあると、焼き上がったあとに、すぐに取り出すことができます。
クッキングシートごと取り出して、パンからクッキングシートを剥がせばOK。
メスティンでパンを焼くという方は、上級者。挑戦する際には、ぜひメスティン折りを作ってみてくださいね!
スポンサーリンクメスティン上級者向けの技!さらに便利に快適に使ってみませんか?
メスティン折りは、冬キャンプ、登山、車中泊で大活躍!
水場が使えず洗い物ができないキャンプの時、水場が使えない登山中の調理の時にも活躍してくれます。
メスティン折りを使えば、調理して食べ終わったあとには、汚れたクッキングシートを取って捨てるだけ。
メスティンは蒸気が付く程度なので、ティッシュやウエットティッシュなどで拭き取れば、綺麗になります。
車中泊料理をする人の中にも、なるべく調理器具を汚さないよう、よくクッキングシートを使って工夫をしています。
今回は、絶対なくてはいけないものでないけれど、知っておくと便利という「メスティン折り」をご紹介しました。
お米を炊くだけのメスティンでは、もったいないです!
ぜひ、メスティン折りを活用して、様々なキャンプ料理を楽しんでみてくださいね!
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