クッチャロ湖畔キャンプ場は、北海道枝幸郡浜頓別町にあるクッチャロ湖畔にあります。
クッチャロ湖は、日本最北のラムサール条約登録湿地で、「北緯45度の秘境」と呼ばれている湖。
大沼と小沼と呼ばれる大小2つの湖がつながる汽水湖で、水深は深い場所でも2.5mと浅く、多くの野鳥たちが集うスポットです。
キャンプ場があるのは浜頓別の道の駅がある大沼側。
徒歩圏内に温泉施設もあり、平日でも旅人が多く、非常に利用しやすいキャンプ場でした。
この記事では、クッチャロ湖畔キャンプ場の魅力と施設情報やサイト選びのポイントを写真を交えてたっぷりとお伝えします!
クッチャロ湖畔キャンプ場の魅力まとめ
- ●予約不要で利用できる
- ●大人1泊400円と格安!
- ●芝サイト
- ●車が比較的近くに停められる
- ●温泉が徒歩圏内
- ●キャンプ場利用者も朝風呂が利用できる
- ●コインランドリーあり
- ●周辺エリアでは無料Wi-Fi利用可能
- ●6月〜9月はカヌーやSUPが楽しめる
- ●6月〜9月のみペット同伴OK※リード着用
- ●ゴミの回収あり(可燃、不燃、ペットボトル、カンの分別)
- ※コテージ4棟、ホテル客室の宿泊もあります
北海道には数多くのキャンプ場がありますが、このキャンプ場でも素晴らしい景色に出逢うことができました。
北海道の絶景を見てみたい人、これから北海道を参考にしてくださいね。
Blog「Possibility.Labo」では、約120箇所以上のキャンプ場を利用してわかった情報を300以上の記事にして公開しています。
情報が古くなってしまっている記事もありますが、皆様の旅の参考になれば幸いです。
ぜひ他の記事もチェックし、北海道キャンプをもっともっと楽しんでくださいね♪
★クッチャロ湖畔キャンプ場の様子は動画でも公開!>>YouTube「Keitan’s Camp」
▼書籍『北海道極上キャンプ』(北海道新聞社,2023.4)の90P以上の取材執筆も担当しています!
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Contents
クッチャロ湖畔キャンプ場までのアクセス&駐車場
日本で3番目にラムサール条約に登録された「クッチャロ湖」
クッチャロ湖は、北海道北部、宗谷総合振興局管内枝幸郡浜頓別町に存在する周囲約27 kmの汽水湖である。 「中島」または「だいどうの森」と呼ばれる半島に分断された、北西側の小沼と南東側の大沼の2つの湖盆からなる。「湖」と名の付く湖沼の中では礼文島にある久種湖に続いて日本で北から2番目に位置する。
面積:13.40km2
周囲:約27km
屈斜路湖(くっしゃろこ)と呼び名が似ているので、同じ湖と思っている方もいるかもしれませんが、異なる湖です。
今回利用したクッチャロ湖は、オホーツク海沿いにありますが、海沿いにはありますが、サロマ湖のような繋がりではありません。
国内最北のラムサール条約指定地。「北オホーツク道立自然公園」に含まれています。
所在地
■北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔38
美しい湖畔の景色を楽しみに、観光客も来場する場所ですよ!
地図を見ておわかりでしょうか?もうすぐそこが北海道の最北端!
札幌からは、ノンストップで高速道路を利用しても4時間以上。
アクセス
- ・旭川市から約182km(高速道路利用でで約3時間)
- ・札幌市から約311km(高速道路利用で約4時間20分)
- ・千歳市市から約343km(高速道路利用で約4時間40分)
- ・帯広市から約334km(車で約5時間15分)
高速道路利用での最短時間です。
実際は休憩も必要で、高速道を利用しない場合はかなりのプラスになることを想定してください。※あくまでも参考情報
私達は他のキャンプ場取材と合わせてのキャンプインだったので、名寄に1泊してから浜頓別へ向かいました。
駐車場は管理棟横にあります
写真右手にあるのが管理棟。
その横に広い駐車場がありますので、営業時間内にチェックインできる方は、こちらの駐車場に停めてください。
※下に記載の時間外受付は、手前にある温泉カウンターが受付になります。
お問合せ先
電話: 01634-2-4005
クッチャロ湖畔キャンプ場 基本情報
営業基本情報
営業期間
4月下旬から10月末まで
チェックイン
フリー
チェックアウト
フリー
管理人駐在時間が季節によって異なります
【4~5月】13時~19時
【6~9月】11時~19時
【10月】12時~18時
【11月】10時~16時
上記の管理棟受付時間外は、「はまとんべつ温泉ウイング」にて受付が可能です。朝は7時から、夜は21時まで。
管理棟で受付をしている時間は比較的短いため、それ以外の時間は温泉のカウンターで手続きを行います。
バイクやキャンピングカーでの来場も多いキャンプ場。朝7時から、夜は21時までチェックインが可能というのは嬉しいですね。
予約不要
予約できるサイトはありません
事前予約がない分、来場数の制限がありません。
その日、どれくらい来場者がいるのか予想がつかないドキドキはありますが…
夏休み期間中やお盆の季節は混み合いそうですね。
※コテージは予約制です
受付方法
チェックイン手続き
受付で必要事項を記入しお支払いをすると、利用日と利用人数を記載した札をもらいます。
チェックアウト手続き
返却するものはありませんので、チェックアウトに関わる手続きはありません。
クッチャロ湖畔キャンプ場 サイトの種類と使用料金
利用料金は大人1泊400円,小学生以下200円の格安!
入場料
利用できるのはフリーサイトのみ。
サイト使用料はなく、入場料のみです。
区分 | 利用料金 |
大人(中学生以上) | 1泊400円 ※6泊以上の割引あり |
子ども(小学生以下) | 1泊200円 |
EV車電源使用料※車中泊同様 | 2000円/1回 正午~翌正午まで 最大2名分の料金を含む |
区画がないので、大型テントの設営もOK.
連泊割引あり
6連泊目以降は1泊料金が3割引きになります。
レンタル用品
- ・毛布 1枚 350円
- ・鉄板・金網 1枚 210円
サイト種類
↑こちらは受付にあった場内マップです。
フリーサイトのみ
目の前がクッチャロ湖ビュー!
少し奥のサイトを選べば、木々に囲まれたサイトに。
どのエリアも芝サイトです。
サイトへの車の乗り入れはできません。
湖畔側に駐車スペース。
湖畔の景色が見えにくくなるのは残念ですが、荷物の積み下ろしがしやすいです。
駐車エリアには、テント設営禁止です!
湖畔からは離れたエリアになりますがコテージが4棟あります
4人用から最大10名まで宿泊できる多種多様な4棟のコテージ。ペット宿泊OKの棟もありました。
人数ごとの料金ではなく、1棟ずつ料金。トイレとお風呂付き。
シーズンによっても料金が変動するので公式サイトでご確認ください。
台所には、鍋2種類、フライパン、包丁、まな板、お玉、ボールなども揃い、電子オーブンレンジ、冷蔵庫、炊飯器、電気ケトル、洗濯機、掃除機、ドライヤー、空気清浄機、冷房機、食器も完備!
コテージ前には庭スペースもあってBBQも可能。
ホテル宿泊よりも周りを気にせず大人数で過ごすにも楽しいスポットですね。
公式サイト>>http://www.hotel-wing.jp/cottage.html
新しくできたコインランドリー 旅人には嬉しいです!
布団や毛布も一気に洗える大型コインランドリー
キャンピングカー長期旅行中に布団を乾燥させたいなどのニーズにも対応できる新しいコインランドリー。
温泉に入っている間に洗濯できたら、タイムロスも少なめです。
クッチャロ湖畔キャンプ場の施設・設備
施設・設備
私達がテントを設営した場所は、左手の炊事場と木の前あたり。
右手の管理棟エリアが混み合っていて、全体で20張り以上設営されていました。
空いているエリアを選んで利用しました!
管理棟
管理棟はお土産品があり、食材はほとんどありません。
道の駅かその他のスーパーでの買い出しが必要です。
管理棟横には、電話ボックスと24時間購入できる自動販売機。
アクティビティの申し込みができる(6−9月限定)
湖畔の道路をさらに進むとクッチャロ湖エコワーカーズ事務所兼観光客交流拠点「クッチャロ湖エコセンター」があります。
▼エコワーカーズ
Instagram>>https://www.instagram.com/eco_workers
HP>>https://kutcharo.or.jp/ecotour/
トイレは2箇所あります
管理棟近くのトイレは個室多めで室内もきれい
非常に綺麗に清掃された洗面所には、大きな鏡あり。
和式トイレが多いですが、洋式トイレもあります。
多目的トイレもあり、管理棟近くの利用者が多いのは、こちらのトイレが利用できるからですね。
場内にあるトイレは和式のみ
昔ながらの和式のトイレ。女子は個室が2つどちらも和式でした。
男子トイレにも1つだけ和式の個室がありました。
炊事棟は場内に3箇所あります
管理棟近く コインランドリーもある広い炊事場
灰捨場は炊事場の中にありました
各サイト内に点在する炊事場はシンプル
この反対側にも蛇口があり、蛇口は両面で6つありました。
なんと無料Wi-Fi完備!
温泉とキャンプ場周辺で利用できるWi-Fiもありました。
分別すればゴミの回収もしてくれます!
宿泊料金内でのゴミの回収サービス込。ゴミ袋は持参のものでOK。
可燃、不燃、ペットボトル、カンの分別回収です。分別方法は、チェックインのときにお知らせされます。
遊具・広場はありません
場内は広く、「はまとんべつ温泉ウィング」にはパークゴルフ場があります。その他、「水鳥観察館」があり、散策するのには広すぎるほど。
子ども向け遊具は場内にはありませんが、この下にご紹介する道の駅「北オホーツクはまとんべつ」内に屋内遊具がありますよ!
注意事項
焚き火・花火
・テントサイト(芝生内)への車輌乗り入れ
・テントサイト上空でのドローン飛行
・テントサイト以外でのテント設営
・地火(直火)
・打上花火
・テントサウナ
・発電機の使用
※花火は午後8時まで、打ち上げ花火は禁止
ペット同伴
白鳥がいない時期 (6-9月) はOK。
※散歩はリードを装着すること。
クッチャロ湖畔キャンプ場 周辺施設&「はまとんべつ温泉ウィング」情報
地元のスーパーで海鮮調達を期待していたのですが、直売所へ行かないと買えないかもしれません!飲み物は自動販売機や下記の施設でも購入できますよ!
道の駅「北のオホーツクはまとんべつ」
■施設名 | 北オホーツクはまとんべつ |
■住所 | 枝幸郡浜頓別町中央北21番地1(国道275号沿い) |
■定休日 | 休館:年末年始(12月29日〜1月3日) |
■営業時間 | 9:00~19:00(4月~10月) 9:00~18:00(11月~3月) ※カフェスペース、ショップの営業時間は要確認 |
■駐車場 | 大型:5台 普通車:77台 |
■公式HP | https://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/19522/ |
浜頓別町の施設が密集するエリア。円形交差点があります。
施設はコミュニティセンターのような建物でした。
パンの販売やお土産が選べるショップ、大型遊具広場や幼児スペースもあるのですが、私たちが訪れた日は、たまたまのメンテナンス休館で、パンも買えず…
ご当地グルメが買えると思っていたので非常に残念でした。
温泉「はまとんべつ温泉ウィング」
こちらが駐車場側から。坂道を上った奥に温泉の入口があります。
こちらの写真はキャンプ場側からの遊歩道で繋がっている道。徒歩で行ける距離です。
■施設名 | はまとんべつ温泉ウィング |
■住所 | 北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔40 |
■料金 ※中学生以上が大人 | 5:30~8:30 大人450円 11:00~14:00 大人 450円 14:00~21:00 大人 600円 |
■ | ・サウナあり※朝風呂時間はなし ・ボディソーブ、リンスインシャンプーあり |
■公式HP | http://www.hotel-wing.jp |
【売店情報】
ビールやお菓子などが買える売店がありました。賞味期限が短い食材類はありませんので、必要なものは事前に購入して、キャンプインしてくださいね!
ホタテ中華丼やホタテフライカレーが食べられるレストランもあります。
水鳥観察館
■施設名 | 水鳥観察館 |
■住所 | 北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔 |
■入館料 | 無料 |
■休館日 | 月曜日、祝日の翌日、年末年始 |
■開館時間 | 9:00~17:00 |
■公式HP | http://www.town.hamatonbetsu.hokkaido.jp/tourism/detail.php?content=249 |
おすすめオホーツクグルメが食べられるお店「う美蔵」
場所は、クッチャロ湖よりも「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」のすぐ近くにあります。
■施設名 | う美蔵 |
■住所 | 北海道枝幸郡枝幸町岬町531−1 |
■定休日 | 水曜日 |
■営業時間 | ランチ 11:00~14:00 ディナー 18:00~21:30 売店営業は10:00~ |
■駐車場 | あり |
■公式HP | https://umikura-shop.jp レストラン→https://esashi-kankou.com/eat/umikura/ |
食事提供は上記時間ですが、お土産コーナーも利用できます。営業情報は、事前にご確認の上、ご来店ください。
1日5食限定の「ほたていくら丼」
人気の「サーモンいくら丼」
小鉢料理が2つとお味噌汁。そして大盛りのご飯!
見た目以上にボリュームが多くてびっくりしました!
朝食抜きで訪れたはずなのに、食べきれないほどの量。新鮮で美味しく、ボリュームあり、満足度の高い海鮮が食べられます。
Instagramでもご紹介しました!
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【まとめ】クッチャロ湖畔キャンプ場 利用してわかったこと
夕焼けが美しい湖畔キャンプ場です
この美しさは、ぜひYouTubeを観ていただきたい!
この季節は白鳥がいませんでしたが、白鳥が飛来している季節も見応えがありそうですね!
街灯の明かりが影響しない場所なら星空も楽しめます!
街灯の明かりと霧で幻想的な風景に。
街灯近くだと星は見えません。
星を愉しみたい方は、街灯から離れて設営してくださいね。
湖畔から霧が流れてきて
日中と夜の気温差が大きい北海道。さらに道北エリアは寒暖差が大きいのかもしれません。
芝が含んだ水分もあり、湿度も高め。
湖から水分の含んだ霧が場内を包み込みました。
北海道らしい広い景色を大満喫
平日とは言え、これだけのロケーションを一人400円という格安で広々満喫。
北海道各地のキャンプ場を回ってきましたが、ここにもこんなに素晴らしい場所があるのかと、北海道のポテンシャルの高さを再確認しました。
【注意1】湖畔ギリギリのテント設営は禁止されています
湖畔際にテント設営できたらいいのになぁという気持ちもありますが、自然保護地区ということもあるのでしょうか。
風がなく湖面に映る風景も楽しめそうな日は、湖畔側に木々が少ない管理棟近くがおすすめです!
【注意2】リヤカーはありません
キャンプ道具の荷運びも それほど大変ではありませんでした
舗装された広い駐車場2箇所ありますが、湖畔側も駐車エリア。
湖畔側の景色を車で遮ってしまうのは残念ですが、数台置いても見えなくなる景色ではありません。
SNSでは最新の北海道のキャンプ場やキャンプギア情報を発信しています!
このキャンプの前後に、複数のキャンプ場も下見してきました。
120箇所以上回っても、まだまだ行ったことがないキャンプ場もたくさんあります。
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■YouTube>>https://www.youtube.com/@keitanscamp
YouTube「Keitan’s Camp」でもキャンプ場の様子をお届けします!
北海道のキャンプ場情報を発信しています!
愛用中のキャンプアイテムをご紹介しています!
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読んでいる時間からキャンプ気分が始まりますよ♪