士幌高原ヌプカの里キャンプ場は、北海道士幌町にある大雪山国立公園内にあります。
キャンプ場があるヌプカの里の標高は、約600m!
キャンプ場から少し高い場所には車で行ける展望台もあり、天気の良い日は十勝平野と日高山脈も見ることができます。
十勝観光スポットとしても有名で、私が訪れた2日間も、キャンプ利用以外のライダーやドライブ、登山で来ている方もいました。
この記事では、士幌高原ヌプカの里キャンプ場の魅力と、利用前に知っておいてほしい注意点、施設情報やサイト選びのポイントを写真を交えてたっぷりとお伝えします!
最後には、ヌプカの里以外の十勝キャンプ場情報もありますので、十勝方面へのキャンプを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
\2022年は4月15日オープン!/
士幌高原ヌプカの里キャンプ場の魅力まとめ
- 十勝平野を見下ろす雄大なロケーション
- 予約不要(キャンプ場は予約不可)
- キャンプ1泊500円と格安
- ペットOK(コテージ以外)
- 焚き火OK(直火は禁止)
- 絶景コテージ泊も格安!
- 食堂・売店があり、美味しいソフトクリームが食べられる
- 展望台があり十勝の風景が満喫できる
- 焼き肉ハウスで しほろ牛が食べられる(事前予約)
- 十勝の夜景が見える
- 木製遊具がある
- 事前予約で天体観測ができる
- 100円支払いでゴミの回収あり
★標高600mの立地のため、平地よりも気温が低く、テント設営が困難なほど強風が吹く日があります。
★野生動物が多く生息する地域のため、匂いが出る食べ物の放置は特にお気をつけください。
キャンプ場の様子を動画で確認したい方は、こちらをチェック!
北海道十勝が満喫できる、素敵なロケーションが伝わるはず!
士幌高原ヌプカの里キャンプ場までのアクセス&駐車場
所在地
■北海道河東郡士幌町上音更21−173
アクセス
- 十勝清水ICから約51km(車で約60分)
- 音更帯広ICから約36.6km(車で約40分)
- 道の駅しかおいから約31km(車で約30分)
- 道の駅かみしほろから約27km(車で約30分)
- 道の駅おとふけから約38km(車で約40分)
駐車場
始めに見えるのは第2駐車場
テントサイトから近いため、先にキャンプ場の場所の確認をしたい方は、こちらに駐車してもOKです。
受付するなら第1駐車場が一番近いです
ロッジの場所からはすでに良い景色が広がっていますよ!受付前についついテンションが上がってしまいます。
士幌高原ヌプカの里キャンプ場 基本情報
営業基本情報
キャンプ場営業期間
2022年は4月15日オープン!
GW前(雪解け時期をみながら決定)から10月末まで
※ヌプカの里ロッジやコテージは、4月中旬から11月末まで
※火曜日定休日。(GWと7月第3週から8月末までは無休)
チェックイン
【コテージ】15:00〜17:00
※キャンプのチェックインは、ロッジ受付時間外でも可。
チェックアウト
【コテージ】10:00
管理人駐在
10:00〜17:00
※時短営業により、16:00までの期間がありますのでご注意ください。
予約方法
予約開始日
キャンプ場は予約不要
コテージのみ予約可能
お問合せ先(10:00 〜16:00)
01564-5-4274
受付方法
チェックイン手続き
必要事項を記入して、1泊500円を支払って完了!簡単です。
※時間外でもチェックインが可能です!
ロッジの営業時間終了後も、こちらの公衆電話の下にある用紙に記入すればチェックインが可能!
遅い時間のチェックインは周りの方の迷惑になるかもしれませんが、受付時間外にもチェックインもできるのは旅行者にとっては嬉しいですね。
チェックアウト手続き
キャンプの場合は、返却するものがありませんので、そのままチェックアウトします。
コテージ利用者は、鍵などの返却が必要です。
士幌高原ヌプカの里キャンプ場 サイトの種類と使用料金
キャンプ場 利用料金
利用料金が安い!
トイレ炊事場は1箇所ずつではありますが、1張設営なら2人でも4人でも500円です。
入場料
1泊1張500円
車中泊1泊1台500円
サイト種類
サイトはフリーサイトのみなのですが、実は、車の横付けがOKのエリアがあります。
フリーサイト
車を移動させずにオートキャンプ可能なエリアが2箇所あり!
①焼き肉ハウス横 ※今回私達が利用した場所
②トイレ近く
平野が見える方向にトイレがあるエリアもあるので、ここは…と思う方もいるかもしれませんが、車が近くに駐車できる安心感がありますよね!
※指定されている以外のエリアに車を駐車している場合は、規則違反ですのでご注意ください。
- フリーサイトは傾斜にあり、他のサイトとはよい距離感あり
- サイトは平らで、芝は刈られている
- 荷物の積み下ろしのときは、近くに停車もOK
- 2エリアだけ車の停車が許されているオートサイトあり※ロケーションも◎で人気の場所
絶景ロケーションの2階建てコテージが人気
キャンプ場よりも高い場所にあり、展望がよい場所にコテージが3棟あります。
お風呂、トイレ、キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、食器、布団など設備が充実。しかも2階建てでまるで別荘です!
宿泊料金
宿泊料金 | |
■独立2階建てコテージ もみじ・しらかば・ななかまど(8名まで) ■研修室とつながっている棟内 さくら(6名まで) みずなら(10名まで) ■センターハウス横 からまつ(11名まで) | 1棟8000円 加算料金1人1000円 ※7月8月は1人1500円追加 未就学児は無料 |
研修室 |
まるで別荘!
目の前に遊べる広場や木製遊具もあるのでご家族連れにもおすすめです!
■もみじ・しらかば・ななかまど(8名まで)
2部屋あり、2家族でも利用できる広さですよ!
屋外ではテントやタープの設営も可
コテージ横のエリアに、テントやタープを設営し、BBQや焚き火もOKですよ!
■さくら(6名まで)
■みずなら(10名まで)
お風呂、洗面所、トイレも綺麗!
きれいに清掃されていて、7月8月以外なら8,000円で宿泊できるなんて、格安ですよ!
売店と食堂スペースあり 軽食やソフトクリームが食べられます
ロッジ内のトイレも綺麗でした
売店や食堂などがあるセンターハウス内のトイレもきれい!
※営業時間外は閉鎖されるので、こちらのトイレは時間外の使用はできません。
士幌高原ヌプカの里キャンプ場の施設・設備
施設・設備
管理棟
売店、食堂、トイレがあるセンターハウスの3階には、室内の展望台がありますよ!
天候によりますが、天体観測が可能!※事前の予約が必要ですので、希望の方はご連絡ください。
炊事棟
フリーサイト内に炊事棟は1箇所。蛇口は多いので混雑はなさそうですね。
電気は夜間に消すことができます。
トイレ
フリーサイト内にトイレは1箇所。個室の数は十分ですが、女性トイレはほとんどが和式で、1つだけ洋式でした。
男性トイレは和式1つと洋式1つ。
コテージとロッジ内のトイレは温水洗浄便座だったので、やや残念。新しくなるといいですね!
■女性用トイレ
■男性用トイレ
ゴミ回収・灰捨場
10L100円でゴミを回収してもらえます。(袋は持参のものでOK)
長距離移動のライダーキャンパーなどは特に嬉しいですね!
炊事棟の隣に炉があったので、そちらが灰捨場になるようです。
遊具・広場
ターザンロープなどの大型木製遊具があります。
コテージ正面にあり、キャンプサイトからは目が届かない位置にあります。
キャンプサイトでは静かに過ごすことができる距離でもあります。
焼き肉ハウス 事前予約で「しほろ牛」のBBQができます
展望台があります
キャンプ場を通り過ぎて、さらに直進すると通行止めになるのですが、その少し手前の右手に砂利の駐車場があります。
こちらが「第1展望台」。トイレと炊事場があり、白雲山の登山口が近く、登山者の駐車場にもなる場所です。
展望台には柵がないので、バイクや車を入れて撮影するには絶好のスポット!
ヌプカの里へ来た方は、必ずここからの景色を味わってくださいね!
チェックイン前に知っておきたい注意事項
注意点① 車の横付けができるのは、限定エリアだけです
利用者の写真をみて オートキャンプができるキャンプ場だと勘違いしないでください!
すみません!この2つのエリアを幸運にも使えた人の写真投稿だけを見て、「ヌプカの里キャンプ場は、車の横付けOKなところなんだ」と思わないでください!
限定エリア以外は、積み下ろしのときのみ、車のサイト内の進入がOKです。※砂利道通路のみの停車
注意点② テント泊が困難になるほど、強い風が吹く日があります
予報で風が強い日は、利用をおすすめしません!
これまでの利用者に話をお聞きする限り、風が強く吹いた話しかありません…笑
キャンプ場の後ろには白雲山(標高1187m)があり、そこにぶつかった風がキャンプ場の方へ吹き下りているように感じた人もいました。
風の強さが原因で設営を諦めたり、テントのポールが曲がってしまって帰宅した方もいるようです。
風速1〜2m予報の日に利用しましたが、体感では7〜8mほどの風を感じる時間がありました
事前に風に要注意と確認していたので、風が弱い予報の日を選んで利用しました。
昼間はほとんど感じなかった風が、夜になって強風に!
上士幌町の風速では1〜2mの予報だったのですが、ヌプカの里キャンプ場については、予報にない風の強さになることはよくあるそうです。(現地に来ていた常連さんから聞きました)
標高600mと言えば、函館山や藻岩山よりも高い場所。
北斗市のきじひき高原キャンプ場も利用しましたが、印象としてはそれ以上。
天気予報で風が強めの日は、避けるようにしてくださいね!
そこで私の提案は、「コテージ泊」です!コテージ泊でもテントやタープは設営可能。外でBBQすることもできます。
風や熊の心配も減り、より快適で絶景を楽しむことができますよ!
テント泊500円に比べれば、高くなりますが、2家族のグループキャンプで利用するなら割り勘もでき、他のオートキャンプ場並の料金で利用できるかもしれません。
コテージは人気で予約が取りづらいかもしれませんが、風予報に左右されずに利用できますよ!
注意点③ 標高が高く、夕方から気温が下がります
日陰になる時間が早い!
私が利用したのは夏至直後。日の入りは19時20分ごろだったのですが、山の陰になるため、17時を過ぎたあたりから日陰に!
日陰になると、昼間の気温が嘘のように下がりました。標高が600mということもあり、気温は4〜5度は低め。
利用した日の夕方までは、風が弱かったのでそれほど寒さは感じませんでしたが、それで強風が吹いていたら体感温度はかなり低かったと思います。
※焚き火で温まろうという方も、強風だと焚き火もしにくい状況ですので、夏でも温かい防寒着、春秋ならストーブが必要な日もあるかもしれません。
天気予報は、「晴れ、曇り、雨や気温」を見るだけではなく、「風速」「最低気温」を必ず確認してください!
「湿度」も見ると、雲海発生も予測できるかもしれませんよ。
注意点④ ヒグマの生息地です
「士幌高原ヌプカの里散策マップ」には、大雪山国立公園内に生息する野生動物のイラストが描かれています。
ナキウサギ、オオルリ、エゾシカ、シマフクロウ、キタキツネ、エゾリス、クマゲラ、ウグイス…
ヒグマ!
そうですよね、いないわけはないですよね。
フクロウやクマゲラ、ウグイスの野鳥たちのさえずりが、昼間も夜もよくないていました。
最近の熊出没情報は出ていませんでしたが、キツネもいますし、匂いが出る食材を外に無防備に放置するのは絶対にやめましょう!
カラスもいたので、必ず食材はしまうようにしてください。
その他の注意事項
焚き火
直火禁止
花火
手持ち花火のみOK
ペット同伴
OK(受付の際に申し出が必要)※リード着用必須
士幌高原ヌプカの里周辺の道の駅が5箇所もあります!
十勝の道の駅巡りも楽しい!
- かみしほろ
- しほろ温泉
- ピア21しほろ
- うりまく
- しかおい
30kmは決して近いとは言えませんが、キャンプ場から30km圏内に5箇所もあります。
北海道十勝食材が置いてある直売所、レストラン、お土産コーナーなどもありますので、ぜひ十勝グルメを見つけてくださいね!
道東道 十勝清水IC下車 鹿追で食材調達!
上士幌町や士幌町まで行くと遠回りになるため、鹿追の道の駅とAコープで食材を調達しました。
今回のキャンプ飯のテーマは、北海道十勝&鹿追グルメ!
十勝黒豚の豚丼、しかおいそば、アスパラ。
デザートには、とかち製菓のよもぎ大福とコーヒー牛乳も。
さすが十勝という美味しさ!キャンプ場でそばを湯がいたのは初めてでしたが、豚丼とのセットは抜群でしたよ!
地元 上士幌町や士幌町の道の駅でも揃います
■2020年6月11日にオープンした新しい道の駅「かみしほろ」
■こちらもリニューアルオープン!「道の駅 ピア21しほろ」
十勝グルメがいっぱい!スーパーに寄らなくても、野菜やお肉、スイーツまで道の駅で食材は揃いますよ!
道の駅情報が満載のおすすめの1冊
北海道がもっと楽しくなる情報が詰まっていますよ!
最寄りのお店と営業時間
士幌高原付近まで行くとお店がないので、鹿追町や士幌市街で調達してから向かってくださいね。
鹿追町農協Aコープ鹿追店 | 9:00〜19:00 |
士幌町Aコープ士幌店ASPO | 9:30〜19:00 |
士幌町DCMホーマックニコット 士幌店 | 9:00〜20:00 |
※ガソリンスタンドも同様に鹿追町や士幌市街で必ず入れてください!
各コテージにはお風呂あり 温泉は近くにはありません!
最寄りの温泉は、士幌市内の温泉までは約30km…。
往復は厳しそうです。
スポンサーリンクヌプカの里キャンプ場を利用してわかったこと《感想まとめ》
風が強く吹くため 難易度が高めのキャンプ場です
風の強さで、タープ張りに苦労した経験はありませんか?
強度を高めるために、長めのペグは必須です。
風が強い日は、タープは張らない、焚き火はしない(火の粉が飛んで危険)などの判断も必要です。
設営の途中で断念した、設営した半分の利用者が、風の強さで撤退した日もあったそうです。
雨や寒さよりも、風は手強いですよ。
安心して寝られるように、風対策はしっかりとして行ってくださいね。
風が大丈夫なら おすすめの場所です!!
足寄、帯広音更の街明かりが見えました!
早朝に雲海が見えるかもしれません
朝陽が当たる町並みと奥にうっすら雲海が見えました!
景色を見ながらのキャンプは最高でした
この景色は高原ではないと見られないという景色が、ヌプカの里キャンプ場にはありました。
晴れた日に利用できたこともあり、眼下に広がる のどかな十勝平野の景色を一望。
夜は満月の光が平野に注ぎ、ぼんやり見える足寄や帯広音更方面の夜景も見えました。
満月の夜だったので、星は少ししか見えませんでしたが、月明かりが少なければ、トイレや炊事棟、一部の街灯は照明を落としていたので、星空も楽しめそう!
チャンスがあれば、次は、友人家族とコテージ泊してみたいです。
ここでしか味わうことができない景色がありますよ!
利用を検討している方は、防寒、風、熊対策をしっかりと準備してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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