「キャンプの魅力」「冬キャンプの醍醐味」をどのようにお伝えしたらよいかー
北海道で年中キャンプを楽しみ、ブログやYouTubeなどで北海道やアウトドアの魅力を発信しているのですが、先日、テレビ出演という機会を頂きました。
キャンプや冬キャンプの魅力を最後にまとめでお話し下さいと言われ、考えたのですが、そう簡単にキャンプの魅力は語れませんでした！
ただひとつ、「なぜ、こんなに寒い冬にまでキャンプをするのですか？」という質問の答えはー
キャンプの魅力は春も夏も秋も冬にもあるから、「冬にキャンプをしない理由がありません」ということになりそうです。
わずか数分では伝えられない私のキャンプ愛（笑）
この記事では、言葉だけでは語り尽くせそうにないので、これまでのキャンプで撮影してきた写真を交えてお伝えします！
知り合いにキャンプの魅力を伝えるときに、もしくは、知り合いをキャンプの趣味に巻き込みたいときに(?)ご活用いただけると嬉しいです。
北海道や自然を満喫する１つの手段として、キャンプを趣味にするのはいかがですか？
綺麗な景色、自然を体感するアウトドアは幸福感を与えてくれます
家にいるだけなら感じられない 雄大な景色を見に行こう！
生まれも育ちも北海道。ずっと北海道在住です。
羨ましがられることが多いですが、通学したり、通勤している日常では、それほど北海道の大自然を満喫しているとは言えません。
おそらく自然に囲まれた地方に住んでいる人以外は、道外に住まれている方と大きな違いはないかもしれません。
高校卒業後、上京していた友人が帰省中に、「北海道は本当に空が広いね！」と話していました。
それを聞いた私は、日常のそれが当たり前になっていて、そのように感じずに過ごしていることに気付かされました。
北海道の良さを日常生活では、味わえていないのかもしれません。
家から30分で大自然が広がっているのが北海道
しかし、北海道の良さは、駅周辺や住宅街を抜ければ、自然がたくさんあること。
私の家からも近いところに白鳥が飛来し、羽を休める畑があったり、支笏洞爺国立公園まで行けば、雄大な景色と綺麗な星空が見られます。
キャンプなら手軽に北海道の自然が満喫できます！
北海道らしいところに移住となると、生活に不便さを感じてしまうかもしれませんが、週末に北海道各地の自然を味わいにキャンプに行くのはいかがでしょうか。
手軽にと言っても、キャンプ道具を揃えたり、車へ積み込んだり、設営撤収と色々と手間はありますが、それでも移住よりは断然ハードルが下がりますよね。
週末のキャンプ地選びや道具の準備。必要に応じて予約も。
そのような過程も、趣味を楽しむ大切な要素。毎日の生活に、活気が生まれます。
無料のキャンプ場を選べば格安です。
ある程度施設が充実しているキャンプ場でも、ホテルや旅館よりは安いですよ！
こんな素敵な景色を ゆっくりキャンプ場で味わってみませんか？
日の出、日の入り、月の出、星空で「時間の流れ」を感じる
1日で時計を見ずに、時間を気にせず過ごす時間はどれくらいありますか？
日の出や夕陽をじっくりと見るような、時間のゆとりはありますか？
綺麗な月や星空をゆっくりと眺める時間はありますか？
時間に追われる生活から 少しだけ離れて時間の流れを感じる
朝陽がもうすぐ出てくる時間。空が色づき始めます。
ロケーションが良いキャンプ場で、早起きして朝陽を眺めたり、夕方は夕陽で染まる空の色を眺めている時間。
日帰りのデイキャンプでは味わえない、特別な時間です。
実際はカメラを構えて忙しく撮影しているのですが、キャンプ場に1泊する醍醐味は、この朝陽と夕陽の景色。
一日のはじめと終わりをゆっくりと感じる時間が、とっても幸せな気分になります。
また、月の満ち欠けや月灯りを感じたり、暗いキャンプ場では空一面の星空を眺める時間も最高です！
街の灯りが届かない場所ならこのような天の川も！星で埋め尽くされた星空が楽しめますよ！
どこにいても星空は常に頭上に広がっているのに、普段は人工的な明かりによって見えません。
キャンプ場で見る星空を眺めていると、「いつもの空の上にはこんなにも星があるのか！」と感動します。
カメラでその星空が撮影できたときは、さらに嬉しくなります。
五感を使って生活していますか？
キャンプでは、季節の変化を存分に味わうことができます！
春の芽生えと夏の緑の濃さ、秋の紅葉、冬の雪景色。
北海道は特に四季がはっきりしているので、季節の移り変わりを味わうにはキャンプは最適！
芽生えの「春」
北海道の冬は長く、雪解けを待ち望む春。
雪の多い地方では、5月になっても雪が残ります。
朝晩の冷え込みはまだ厳しい季節ですが、ようやく温かくなり始めた春の訪れを感じることができます。
緑が茂る「夏」
北海道でも暑さの続く日がありますが、それもわずか。
緑が多く、木陰の気持ちよさを感じるよい季節です。短いからこそ、暑さも楽しみます。
木々が色づく「秋」
冬の到来を感じ始める秋。
北海道の秋はあっという間に雪虫が飛び始め、雪が降る季節になってしまうので、紅葉が楽しめる時期はほんのわずか。
虫も減って、焚き火を長く楽しめる季節でもあります。
一面の銀世界「冬」
高い山が白くなり始め、徐々に平地にも雪が積もります。
一面雪に覆われた雪景色は、本当に美しいですよね。
そんな雪原に立てたテントで過ごす時間も、最高に楽しいですよ！
美しい景色は朝晩にあり！
朝陽や夕陽の景色はそれだけで綺麗なのですが、その時間にしか見られない特別な風景に出会えることも。
カメラを始めてからは、綺麗な景色を逃したくないという気持ちになり、朝晩の散歩が欠かせません。
できれば日帰りではなく宿泊してほしい理由は、朝晩の景色が特に魅力的だから。
ぜひ１泊して、朝陽や夕陽も見ながらゆっくりとキャンプ場で過ごしてみてくださいね！
自然の厳しさを肌で感じる
実際にキャンプ場で過ごしてみると、風の強さ、陽射しの強さ、暑さや寒さを肌で感じることができます。
さらに、太陽が沈むとぐっと気温が下がり、朝は日が昇るにつれて暖かくなることもよくわかります。
そんな太陽の有難さを肌で感じるのもアウトドアかもしれません。
真夏は木陰が気持ちいい
暑い夏は、木陰の涼しさも生き返るようです。
湖畔の涼しさや風が通る心地よさも、たまりませんよ！
暗さの中で火の明るさを楽しむ
炎の明るさと温かさに癒やされます
炎のゆらめきが癒やし効果あり。
見ているだけで心も温かくなります。
人工的な蛍光灯では、感じることはありませんね。
動物との出会いに癒やされます
通りすがりのドライブでは、そう見つけることができない野生の動物も、長時間キャンプ場に滞在していると、出会える事が多くあります。
早朝に野鳥のさえずりが心地よかったキャンプ場では、絵に書いたような爽快な朝を過ごすことができましたよ！
川のせせらぎや湖畔の波の音が心地よい
絶え間なく流れ続ける川の音。
暑い日はせせらぎを聞いているだけで涼しい気分になります。
湖畔は、静かな波音が心地よいです。
水の流れる音や波の音は、まさに癒やしのBGMですよね！
「キャンプ」で生活体験を補う
最近はオール電化の住宅も増え、炎を直接見る機会も減っています。
火がどれくらい熱くて、炎で熱せられた鉄板がどれくらい熱くなるのか、体験しづらい生活になりました。
小学生の宿泊学習などでも体験学習を行いますが、普段の家庭生活では経験していないため不慣れな子も多く、虫が触れないという子も増えているように思います。
キャンプをしている子どもなら、アウトドアに虫や生き物がいるのは当然と思うでしょう。
アウトドアを思いっきり楽しみ、豊かな自然で五感を使って、自然を楽しめる子どもに育ってほしいですね。
平面の生活に慣れ過ぎているそうですよ
道路や歩道がアスファルトで舗装され、家の中は当然平面。
凸凹した土や草の上を歩く機会が減りました。また、厚いクッション性の靴底で歩く生活で、足の裏の機能も退化しているそうです。
裸足で歩くのは危険もありますが、綺麗に整地されていない環境でも自分の足を使ってバランス感覚を鍛えたいですね。
自然を感じながら外で食べるキャンプ料理が最高に美味しい
日常の生活で料理の香りを感じながら味わう機会は、どれくらいありますか？
焚き火や炭火、料理の香り
白米も飯盒で炊きたてのお米は、いつもの家で食べるお米以上に美味しく感じます。
特産品で作るキャンプ飯が格別に美味しい！
湖畔の景色を見ながらの朝食も贅沢に感じます
レトルトカレーだってキャンプ場で食べたら美味しいんです！
コーヒータームがさらに至福の時間！
キャンプ場で食べるスイーツもいいですよ！
お気に入りのキャンプギアを使って作るから益々美味しい！
食材の彩りだけではなく、お気に入りのアイテムを使って調理した料理は普段の生活以上に何かがプラスされるのかもしれません。
モノに溢れた豊かな生活から離れて、限られた道具だけ非日常を味わう
「衣食住」の凝縮がキャンプです！
キャンプ場に到着したら、寝床づくり。雨風を防いで安全に安心して寝ることができる場所を確保。
寝る場所に石があれば背中が痛いので取り除いたり、ベッドを組み立てたり。
料理をするために調理用具と食材を用意し、加熱するための火をおこす。
火が絶えないように薪を焚べ、焚き火の火力で調理。
寒くなれば、焚き火や灯油ストーブで暖をとる。
それでも寒ければ、さらに防寒着を用意。
そして、布団の代わりにシュラフ(寝袋)で寝る。
日常生活で使っているものを持ち運ぶのは大変なので、アウトドアに適した「衣食住」に関わるキャンプ道具を用意します。
1泊2日で使う必要最低限のものを持ち込んでいるのがポイント。
そのため、日常を離れ、少し身軽さを感じる方がいるかもしれません。
少ないキャンプ道具で自然に囲まれた場所で過ごしていると、心が癒やされたり浄化されるような気持ちになる人もいるのは、モノの効果かもしれません。
子どもの頃、宿泊学習が楽しく感じませんでしたか？
親と離れて学校のみんなと1泊2日の体験学習。
自分たちのご飯をみんなで協力して作って食べる。
普段よりも寝心地のよいベッドではないけれど、家とは違う非日常の空間はワクワクしませんでしたか？
自分で作った料理、自分で立てたテントで過ごすキャンプは満足感が味わえます。
日常から切り離れて、非日常の空間に身を置くのは気分をリフレッシュさせるのにも非常に効果的です。
課題を解決していくスキルアップの過程が楽しい！
何かが足りなかった、これもあったらよかったのに、これは必要なかったというように、アウトドアでより快適に過ごすために、どうしたらよいかをあれこれ考えるようになります。
その繰り返しにより、スキルアップ。
回数を重ねるにつれ、より快適に過ごせるようになると、達成感も味わうことができますよ！
キャンプは子どもの自立心を育てと家族の絆を深めます
大人が楽しそうにキャンプする様子を見ている子どもたちは、一緒にやりたい、自分もやりたいと思う子も多いのではないでしょうか。
一緒に体験を共有することで、共通の話題も増え、家族の一員としての自覚も芽生えます。
また、キャンプでは、色々な作業があり大変だからこそ、協力し合うという場面が多くあります。
家の中のお手伝いはそれほど気が進まないという子も、キャンプなら楽しく取り組めるかもしれませんね！
あなたが感じるキャンプの魅力は何ですか？
キャンプをする理由は人それぞれ。
キャンプが好きな理由やハマる理由、楽しいと感じるポイントもきっと同じものではありません。
この記事を読んで、「キャンプ場で過ごす時間をゆっくり味わいたくなった」という方がいたら嬉しいです！
大人がワクワク何かに挑戦する姿は、必ずこれからを生きる子どもたちに伝わるもの。
忙しく過ごす日常から少し離れて、自然の中で大人も子どもも遊びに熱中してみませんか？
最後まで読んでいただきありがというございました！
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