キャンプ用品、どのように収納していますか?
年々増え続けるキャンプ用品…
棚が手狭で、キャンプ用品が棚いっぱいになってしまいました。
✔ 収納力のある棚を作りたい
✔ もっとおしゃれに収納したい
✔ 見せる収納に挑戦したい
✔ 有孔ボードを使ってDIYしたい
✔ 棚受けレールを使ってDIYしたい
この記事では、キャンプ棚製作の様子を購入したもの、製作費、製作過程をビフォー&アフターも写真付きで解説します!
これからDIYしようという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
これまでの様子と製作後の様子
Before&after
これまでの様子 [Before]
課題点
- 大きなテントやポール類が縦に入れないと収まらず、見た目が悪い
- 棚の収納力に対し、キャンプ道具の量が多すぎる
- 隣のクローゼットが上手く生かされていない
ここ1年で大きなテントを2つ、薪ストーブも買いました。明らかにキャンプ用品が増えています。
家に遊びに来た家族や友人が見ても、「キャンプ用品増えたね〜」と言われてしまう状態…
いかにも棚からキャンプ用品が溢れているという状態でした。
これは改善しなければ!!
すでに使っている棚を活用
noashiのアイアンレッグを使った棚を以前DIYしました。
こちらは、横130✕奥行き50cmの棚板3枚を使って組み立てただけの収納棚です。
noashiのアイアンレッグは、クランプ式のボルトを使って板を固定するだけなので、組立は凄く簡単です。
超初心者でも見栄えのよい棚が作れますよ!
製作の様子はこちらの記事で紹介しています!
製作後の様子 [after]
キャンプ道具を配置すると…
見た目もスッキリ!
気分が上がるキャンプ部屋に大改造!
右にあるクローゼットと合わせると、たくさんのキャンプ用品が、綺麗に収納できました。
DIYキャンプ棚構想を解説します
改善点とコンセプト
- ディアウォールを使用 壁に穴は開けない
- 棚を増やして 収納力をアップさせる
- 使わないギアも大事にディスプレイしたい
- 重いものは下、軽いものは上に収納する
- よく使うものは、取り出しやすい場所に収納する
- キャンプ気分が上がる、格好いい棚にしたい
- すでにあるものは、有効活用する
以前使用した柱をリメイクする!
2✕4材が4本あったのですが、どれも長さが足りない…
新しくジャストサイズの2✕4材を3本新調するほうが、手間もかからないのですが…
使用する場所が、有孔ボードや棚の後ろで隠れる部分なので、すでにあった2✕4材を継ぎ足しして、リメイクすることにしました。
壁から壁までの収納で統一感を出す
製作する壁の右側には、階段下のクローゼット収納があります。
このクローゼットにも、キャンプ道具を収納しています。
クローゼットの扉と干渉しないように、1✕4材の薄い板をはめて、クローゼット前の上部に棚を設置することにしました。
高い場所に棚を作って収納力も向上!
これまで奥行きのあるクローゼットには、手前と奥に物を収納。奥に収納したものは、手前のものを一度移動させないと取り出せない状態でした。
それらのものを、上に収納スペースを作ることで改善!
収納力を上げることはもちろん、壁一面に収納をつくることで統一感が出すことも狙いました。
購入品&準備した材料をご紹介します
有孔ボード[パンチングボード]
見せる収納を考えたところ、主人の要望で有孔ボードを背面に使用することにしました。
この有孔ボードを使用したことで、よい雰囲気になったので、採用して良かったです。
有孔ボードが高い!
シャークホワイト 有孔ボード サイズ:90✕180cm @3,278円 | 2枚 | 6,556円 |
1枚90cm幅…
設計したサイズは、60cm✕2枚分でした。
“この高さ、この幅が欲しい”という場合は、大きな有孔ボードをカットして使用します。
この大きな有孔ボードの価格が、高いんです!
予算を抑えたいという方は、小さな有孔ボードを組み合わせるか、別の板材にした方がよいかもしれません。
有孔ボード用の金具を購入
※ダイソーとセリアのものは、写真以外にも、もう1つずつ購入しています。
ダイソー SHELF HOOK SET | 2個 | 220円 |
セリア MINI SHEELJ-HOOK 8個入りブラック | 2個 | 220円 |
Hikari パンチングボード用フック パンチングボード用フック | 1個 1個 | 360円 503円 |
有孔ボード代含む 合計 | 7,862円 |
板の固定は、普通のネジでよいのですが、ぶら下げたりするためには金具が必要です。
高さ調整が簡単
棚受けレール[チャンネルサポート]
棚作りを友人に話したところ、高さを調整できる棚受けレールがいいよというアドバイスを貰いました。
これまで使ったことがなかった「棚受けレール」に挑戦。
計画段階で、棚の高さを決めずに、実際に並べながら微調整ができたので、よりカスタマイズ感が増す大きな要素になりました。
※私は、こちらの商品の厚さ1cmの黒を購入しました。
棚受けレールの他に専用ブラケットが必要です
棚受レール[チャンネルサポート] 1500mm@1,518 | 3本 | 4,554円 |
キダナ用ブラケット300mm @712 | 1本 | 712円 |
キダナ用ブラケット250mm @657 | 3本 | 1,971円 |
キダナ用ブラケット200mm @591 | 4本 | 2,364円 |
合計 | 9,601円 |
ディアウォールの柱を3本にして、棚受けレールを3本取付けました。
2つの棚受けレールと2つのブラケットを使用して、1枚の板を載せることができます。
棚を何枚取り付けるのか、その板の大きさに合わせてブラケットの長さを決めます。
長さの違うブラケットを、全部で8本購入しました。
※ブラケットには金具の向きにより左右があります。よく見て購入ください。
ストッパー付きなので高め!
透明なプラスチック部分はストッパーです。レールにはめて、下げるとカチッと音がして固定されます。
引っ掛けるだけのタイプなら、もう少し安い価格で販売されているようです。
見た目の格好良さに比例して、製作費も倍増。
でも、仕上がりも満足感も確実に向上しますよ!!
2✕4材用L字
2枚で柱の長さを調整しました。
※こちらは、2✕4材購入者は必要ありません。
2✕4材用L字バイ6用 @151 | 6枚 | 906円 |
ジョイント用の格好良い商品もあるのですが、表に出ない部分なので、なるべく安くしようと、シンプルなL字プレートを6枚買いました。
ジョイントを3セット使うと3,000円なのですが、こちらのプレートなら6つで900円。
見た目はスタイリッシュではありませんが、3分の1以下に価格を抑えることができました。
その他の購入品
ディアウォールブラック @1,078 | 1個 | 1,078円 |
1✕4用ゴムキャップ @264 | 2個 | 528円 |
1✕4材 8F(2,430mm) @479 | 2本 | 958円 |
フェルトアジャスターM6黒 @261 | 2個 | 522円 |
アジャスター1✕4用 @195 | 2個 | 390円 |
パイン集成材厚さ19mm パイン集成材厚さ15mm パイン集成材厚さ19mm | 1枚 1枚 1枚 | 3,050円 2,880円 2,981円 |
木材カット代 @55円 | 5 カット | 225円 |
※ディアウォールは、2セット家に在庫があったため、1セットのみ購入しています。
集成材だけでもおそよ9,000円に…
加工しやすい集成材を購入すると、板もなかなかの金額ですね…
4枚分の板を用意するのに、8,911円。
このようにDIYのために材料を購入して揃えると、ホームセンターで購入する家具の安さを実感します。
在庫を使用したもの
- サンダー用ヤスリ120番
- サンダー用ヤスリ240番
- ブライワックス(アンティークブラウン)
- ネジ類
- 2✕4材
- L字ブラケット
- S字フック・カゴ
- 端材
- ウエス
- スポンジ
作業効率を上げるために電動サンダーを使用するなら、こちらのヤスリが必要です。
サンダーを使用しない場合でも、仕上がりの良さを求めるなら、サンドペーパーを使って、表面をなめらかにするとよいですよ!
キャンプ収納棚 DIYを解説!
- 採寸&設計図づくり
- 必要材料を購入
- 木材をヤスリがけ
- ワックス塗装
- 短い板をジョイントで接続
- ディアウォール3本設置(背面側)
- 棚受けレールの取付
- 有孔ボードの取付
- 右壁側支え1✕4材を2本設置
- ブラケットと板を接続
- 棚受けレールに棚を設置
- noashiシェルフを戻す
- キャンプ道具をレイアウトする
採寸&設計図づくり
採寸と設計図を書き、どんな材料を揃えるかは重要。
最低限欲しい大きさ、長さ、数を、しっかりメモしていきます。
買い忘れは大変なので、ここは焦らず事前に書き出しておきます。
必要材料を購入
必要な材料を購入するのに、時間が掛かりました。特に板の大きさ、厚さは何度も確認しながら購入しました。
失敗しないDIYのためには、採寸&材料準備、ここが重要ですよね!
木材をサンダーを使ってヤスリがけ
購入した板の両面と側面を、サンダーを使ってヤスリがけしていきます。
ヤスリがけしておくことで、この後に塗るワックスの色のノリが凄くよくなり、仕上がりに大きく影響します。
ヤスリは120番⇒240番
専用のヤスリを多めに準備。120番の後に240番で仕上げると手触りも凄くよくなります。
ワックス塗装
両面と側面をスポンジを使ってワックス塗装していきます。この日は、風が強かったので、屋内で塗りました。
色は、アンティークブラウンです。薄めに塗り、2度塗りはしていません。
※換気しながら塗装、乾かします。
短い板をジョイントで繋ぐ※
2✕4材を購入する場合は、この作業はありません。
ディアウォール3本設置
棚受けレールを3本設置したかったので、ディアウォールの設置も3セットにしました。
ディアウォールを使用する場合は、天井までの高さよりも40〜45mm短めの2✕4材を用意します。
棚受けレールの取り付け
棚受けレールの長さは、1500mmのものを用意しました。棚受けレールには上下があります。
棚受けレールは、上に合わせて取付けました。ネジでとめられる7箇所のうち、4箇所どめにしています。
両サイドの棚受けレールはm2✕4材の際に打つため、予め下穴を開けてからネジどめしました。
下穴を開けずにネジどめすると、木が割れてしまう可能性があるので、慎重に進めます。
※ネジは別途購入が必要です。穴が小さめなので、サイズを確認してご用意ください。
有孔ボードの取り付け
幅60cmの有孔ボードを2枚取り付けました。
下は、収納棚で隠れます。有孔ボードは上に合わせて取り付けました。
右壁側支え1✕4材を2本設置
クローゼットを挟んで右壁に、1✕4材を設置します。
こちらはのディアウォールのセットを買わず、下はゴムキャップを取り付けてずれないようにし、上はシンプソン金具のアジャスターを使いました。
ディアウォールは1セット1,000円ほどするのですが、この組合せにすることで、720円ほどでできました。
2セットで、500円以上のコストダウンです。
ブラケットと板を接続
取付けは慎重に…
ネジどめの前に 下穴開け
板とブラケットはネジとめです。棚受けレールにブラケットを付けたままの状態でネジどめするは難しいです…
- 有孔ボードにブラケットを取り付けて、板を載せる
- ブラケットの取り付け位置を確認して下穴開け
- ブラケットごと有孔ボードから取り外す
- 平らな場所に置いてブラケットをネジどめする
- 有孔ボードに取り付ける
上手くブラケットが棚受けレールにはまらないと大変なので、ここは面倒ですが、板1枚1枚をこのような流れで進めました。
右の1✕4材を支えに棚を取り付ける
クローゼット前の天板は、以前使って家にあったL字ブラケットを使って固定しました。
左は棚受けレールのブラケットと接続しています。
棚受けレールに設置完了!
クローゼットの上部には階段の出っ張りがあります。その高さに揃えて、一番上の棚を高さを決めました。
全ての板がカチッとはめられて、一安心。
これで取付け棚も完成です!
noashiのシェルフを戻す
組み合わせると統一感がでました!
棚受けレールのお陰で、棚の位置は、並べるものの高さや長さによっても位置を変更できます。
今後、配置を変えることも可能です。
レイアウトしたら思った以上にいい感じになりました!
見かけて思わず購入!100円ショップのイニシャルオブジェ
有孔ボード用のフックを探していて、たまたまダイソーで発見したイニシャルオブジェ。
「CAMP」を並べてみました。
板の長さがやや足りていないのですが、これがあるだけで、キャンプ収納棚がレベルアップ!
110円✕4個。440円の投資としてはいいですよね。
上には使用頻度の低いものを収納
脚立に上らないと出し入れできない場所なので、普段あまり使わないもの、軽いものを収納しています。
noashiのシェルフには、これだけのものが収納
130cm✕50cmの2段の中には、これらが収納されています。
大きなテントが2つ、小中と1つずつ。4つのテントの他には、ロールテーブルとタープ、ポール類。その他にもコットやペグなどが収納できました。
重いものが多いのですが、アイアンレッグと厚めの板のお陰で安心です。
※アイアンレッグの下には、床の凹み防止のためにゴムのプレートを敷いています。
余白を意識しつつセッティング
有孔ボードが見えるほどの余白を残すのがポイントです。
棚にも詰め込み過ぎないように気をつけました。
まさかのシンデレラフィット
無印の頑丈コンテナが2つ収納できることがわかったのは、実は、製作完成後。
元々収納を見越して計算して作ったみたいな、シンデレラフィットですよね!
コンテナは、どちらも空です。柱は3箇所で支えているので、重いものは載せられません。
無印頑丈ボックスは、毎回使うものではなく、その日のキャンプ道具の量によって使い分けています。
保管には場所を取るので、棚上に収納できてよかった!お陰でクローゼット内が、広く使えるようになりました。
クローゼット収納
どこに何があるかが見やすい
開けて見られても大丈夫なクローゼットになりました…
季節外のものを中心に収納しています。
これを機に、キャンプ用品の整頓もしました!
- キャンプで必ず使うもの
- 季節外で今は使用しないもの
- 最近は使わなくなって使用頻度が落ちたもの
- 捨てるもの
捨てたものはごく僅かですが、このコーナーにキャンプ用品がほぼ集約。
※外物置に炭類など、まだあるのですが…
収納の見直しができて、どこに何があるかがわかるようになったことが大収穫!
この棚を見れば、忘れ物も防げるのではないかと期待しています。
キャンプ棚製作費と製作時間は?
驚きの製作費…
キャンプ用品が買えてしまうような高額収納棚になってしまったかもしれません!
今回のDIYに向けて購入したものの総額がー
31,388円!?
これ以外にも、すでに家にあった材料も一部使用しています。
逆に、多めに買ったネジ類もあるので、製作費はおよそ3万円かかったと言えそうです。
これも資産と考えるー
前向きな考えかもしれませんが、今回購入したレールやブラケット、L字類は分解して、また別の形に作り替えるときにも使用できます。
他のお店のものも調べて比較し、お手頃なものを…というマメさがないので、必要なものを必要なだけ購入したらこれだけの額になってしまいました
でも、後悔はしていませんよ!
キャンプに行っている時以外も、キャンプ気分が味わえるコーナーが家にあって、満足感の高いDIYができました!
製作時間は4〜5時間!
有孔ボードはすでに塗装済みの白を購入。板4枚と柱2つの塗装と取付けだけだったので、約4〜5時間ほどで完成しました。
その他に材料を買い出しする時間、レイアウトする時間がかかるのですが、ある程度DIY経験があったので、2人で午後から始めて夕方には完成しました!
準備や片付けにも時間がかかるので、一気に仕上げられるなら一日でやれるといいですよね。
工具があれば作業効率アップ!
木材のカットは、購入したお店で1カット55円で頼みました。これで切る作業はありません。
電動ドライバーとサンダーは、友人にお借りして作業を進めました。
これでかなりの時間短縮!
その他、マスキングテープ、メジャーなども必ず用意。
道具が揃っていると、綺麗に仕上がるだけでなく、製作時間にも大きく影響するので、最低限の工具は揃えてあります。
DIYまとめ〜大改造してみて〜
有孔ボードは偶然の「白」
板と有孔ボードの色を茶系に揃えたいと思っていたので、始めは無地の有孔ボードを探しました。
しかし、お店には無地の有孔ボードパネルが1枚しかありませんでした。
急遽、在庫が2枚あった「白」に変更。
茶色い斧などは、木の色のパネルだと同化してしまったかもしれません。結果的に、「CAMP」の文字も茶色なので、白の方が映えて良かったです!
棚受けレールとブラケット、アイアンレッグの黒、壁の色の白、木材の色、3色に揃えられたので、統一感が出せたことも良かったのかもしれません。
お気に入りのキャンプ道具が並ぶから楽しい!
この棚だけ見て、格好いいとは思いません…いくら製作費がかかっていても、棚だけだと味気ないものです。
この棚にお気に入りのキャンプ道具が並ぶからいい感じ!
お気に入りのキャンプ道具があるからこそ、この棚の良さが際立つのかもしれません。
並べる道具も、レイアウトも大事ですね!
詰め込み過ぎない 並べ過ぎない
あるものは全て並べたくなるのですが、そこは、ぐっと我慢。
ごちゃちごちゃしないように、見せるもの、隠すものを上手くバランスよく配置します。
ある程度余白を残し、取り出しやすく、戻しやすいようにすることが大切です。
再利用、リメイク製作がベター
これまでに、何度か他にもDIYしていたので、ワックスや木材の在庫があり、使い回しができました。
今回購入した部品やパーツも、また次のDIYのときに役立つかもしれません。
今後の資産になると考え、購入しておくとよいですね。
既製品を購入するのとは違うメリットが、DIYにはありますよ!
収納の見直し&DIYに挑戦してよかったです!!
構想から製作まで、とても楽しくDIYすることができました。
総額3万円は予算を越えていたのですが、毎日過ごす家の中がより快適に。
キャンプに行けずに収納保管していたキャンプ道具たちが、このようにレイアウトされたことで、息を吹き返したような感じがしました。
使う日数よりも、保管日数の方が断然長いキャンプ用品なので、大事に保管、収納したいですね。
気になるという方は、ぜひ収納棚のDIYに挑戦してみてくださいね!!
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