テントを購入する際には、“設営にどれくらいの時間と手間ががかかるのか”、“1人で設営は可能か”は、気になるポイントですね。
広くて大型テントは、ポールも多く、穴に通したりする手間が多くて大変です。対角で支える人がいないと難しいタイプのテントもあります。
サバティカルスカイパイロットTCは、センターポール1本とサブポール4本で自立するテント。
横幅7.2m、高さ2.7mと大型のシェルタータイプのテントです。
この大型テントを初めて設営する人で、どれくらいの時間がかかるのか検証しました!
この記事では、写真多めで、誰にもでわかる設営方法と撤収方法をご紹介します。
ぜひ購入検討に、そして設営撤収の参考にしてください!
設営は簡単?設営にはどれくらいかかる?
このテント、設営にどれくらいかかると思いますか?
今回、私は撮影するために何度も中断しながら設営していたので30分ほどかかりましたが、設営だけに集中すれば2人で20分できそうです!
形の微調整に5分から10分。立てるだけなら、約10分ほどで簡単に形がは出来上がります。
理由は、ポール。通さずに立てるだけなので、主な作業はペグ打ちと張り綱だけ。
普段タープの設営に慣れている方なら、おそらく1人でも簡単に立てることができますよ!
写真と図解付きで解説します
サバティカル公式の手順ではイラスト付きで7ステップですが、ここでは写真や図を使いながら詳しく説明していきます!
- 本体のセットアップ確認
・ビルディングテープ
・ベンチレーション
・ジッパー
・ポール - 設営場所・設営方向を決めてテントを広げる
- ビルディングテープを使ってボトムの長方形を決める→ペグ打ち込み
- センターポールを立てる
- 補助ロープを4ヶ所接続しておく
- フロントポールをハトメに通して自立させる→補助ロープを張ってペグ打ち込み
※フロントの反対側も同様に - サイドポール2本を室内のハトメに差し込み自立させる→補助ロープを通す→レインカバーを被せる→ペグ打ち込み
- 残りのコーナー4ヶ所を外側に引いて、ペグ打ち込み
- 4ヶ所の補助ロープを使って、テント全体の張りを調整する
- ハンガーテープを取り付ける
ステップ1:本体のセットアップ確認
- ビルディングテープの接続確認
- ベンチレーションを開けておく
- ジッパーを閉じておく(1ヶ所のみ出入りで使用)
※3つ折り、4つ折りされているポールを伸ばしておく
ステップ2:設営場所・設営方向を決めてテントを広げる
横幅8m、奥行き5mは確保しましょう。ロープのペグダウンには、かなりスペースが必要です。
ステップ3:ビルディングテープを使ってボトムの長方形を決め、4ヶ所のペグ打ち込み
グレーのロープは伸縮性があります。
この長方形が歪まないようにするのが、後々に響きますので慎重に!
ステップ4:センターポールを立てる
これは簡単!ここまで5分とかかりません。
ステップ5:補助ロープを4ヶ所接続
※多少前後してもOK
ステップ6:フロントポールをハトメに通して自立させ、ロープを張ってペグ打ち込み
※フロントの反対側も同様に
フロントとバックは、室外に立てるポールです。※ここにレインカバーはありません。
ステップ7:サイドポール2本は室内のハトメに差し込み、ロープを通してからレインカバーを被せ、ペグ打ち込み
左右に設置する2本のサブポールは、室内から立てます。
ハトメに通して室外にポールの先を出すため、雨を防ぐレインカバーを被せます。
レインカバーを被せる前に、輪にした補助ロープを通し、サブポールが自立するように、ペグダウンします。
ステップ8:残りのコーナー4ヶ所を外側に引いて、ペグ打ち込み
ステップ9:4ヶ所の補助ロープを使って、テント全体の張りを調整する
ここがうまく張れると、室内が広くなります。角度が大事です。
※ただしここはテンションを掛けすぎないように注意しましょう。
ステップ10:ハンガーテープを取り付ける
これで完成!!
1人設営、1人は撮影という初回の設営で30分でした。2人で協力して手際よく設営できれば、20分でできそうですよ!
スカイパイロットTCはアレンジ力抜群!
バリエーション豊富なのが魅力的!
サイドパネルをメッシュにしたり…
フロントをメッシュにしたり…
スカートを巻き上げ上げてみたり…
タープスタイルも楽しめます!
同じテントで全く別の形が楽しめますよ!
夜の明かりも楽しみました
スポンサーリンク撤収!キャリーバックにきれいに入れたい!
キャリーバッグに入らなくて、畳み直したという経験はありませんか?
上手に収納しないと、キャリーバッグに入りません!
これからご紹介する畳み方は、サバティカル取扱説明書とは少しだけ違う方法ですが、長方形にするということについては共通しています。
撤収なんて簡単、設営の反対をすればいいと考えてる方もいるかもしれません。
ここでは、上手に収納ケースに入れるたたみ方のコツを解説します。
- セットアップまで復元
・ハンガーテープを取る
・メッシュパネルを閉じる
・ビルディングテープを取り付ける - 補助ロープと外側4ヶ所のペグを抜く
- サイドポールを外す
- センターポールを外す ※ポールケースに収納
- ペグを全て抜く ※ペグケースに収納
- 頂点を基準に2つ折りにする
- 三角形になっているサイド部分を折り込み、おおよその長方形にする
- 中心に向かって折り込み、キャリーバッグの幅にする
- テント上部から空気を抜きながら折り込む
- キャリーバッグに収納!
ステップ1〜ステップ6までは、スムーズに進められると思います。ステップ7から写真を使って詳しく解説します!
ステップ7:三角形になっているサイド部分を折り込み、おおよその長方形にする
ベンチレーション部分まで折り込み、さらに小さな長方形へ
ステップ8:中心に向かって折り込み、キャリーバッグの幅にする
ステップ9:テント上部から空気を抜きながら折り込む
ステップ10:キャリーバッグに収納!
このやり方で、キャリーバッグのチャックが閉まらなくて困ったということはありませんよ!
スカイパイロットTCにぴったりのおすすめアイテム!
コット アウドドアベッド
グランドシートがないテントはコットが最適!
テントinテントする方も多いと思いますが、もう一つテントを設営するという手間がありますよね。
グランドシートがないなら、コットを並べて土足で活動できるフロアレススタイルをおすすめします!
テントをもう一つ設営するのではなく、コットを組み立てるだけでOK。
撤収時に、下に敷くグランドシートの汚れが気になることもないですし、色々な面で楽ですよ!
キャプテンスタッグのコットを愛用していましたが、現在はヘリノックスコットワンコンバーチブルと、ネイチャーハイクの2WAYアウトドアベッドを使用しています。
ベアボーンズリビング エジソンストリングライトLED
ハンガーテープにライトを!
広い幕内は、上から照明で照らすことが必要!
サバティカルスカイパイロットTC購入と同時に、こちらのベアボーンズリビング エジソンストリングライトLEDも購入しました。
“ベアボーンズリビング エジソンストリングライトLED”は、3つ繋がっていてかわいい!
単体で1つずつ購入して連結もできますが、こちらの3連ライトがあればおしゃれに照らしてくれます。
1つで4180円ですが、3つ繋がって8,580円はお得ですよね!
↓並行輸入品はお安く買えますよ!
使ってみてわかりましたが、横幅があるテントは、ライトが1つだけあってもあまり効果はありません。
小さくても3つあると、ちょうどよい明るさでした!明るさも2段階調節ができます。
ただ注意してほしいのは、充電式ではないということ。
3つセットでこの価格なのでお得なのですが、充電式ではありません。
モバイルバッテリーやポータブル電源での給電が必要ですが、大きな幕にはライトが必須ですよ!
充電式がほしいなら
コードがあったり、モバイルバッテリーは面倒という方は、充電式の“ビーコンライトLED”がおすすめ。
吊るしても、置いても使えて、しかも明かりの形が綺麗で、こちらも気に入ってずっと使っています!
タープポール&パラコード(張り綱用)
跳ね上げスタイルをするなら、ポールと張り綱が追加で必要です
中央のポールは赤を使用していますが、幕の色にも合いますね!
3mロープはテントの色に近い、ライトベージュです。
赤ポールを使ってテントをアレンジするなら、ロープも赤で統一もいいですし、自在金具が黒、付属ポールも全て黒なので、ロープも黒に統一もよさそうですね。
使用アイテムはこちらです
ロープを買う時は、自在金具に通らなかったら使えないので直径に気をつけてくださいね!
パラコードの種類や選び方、使い方はこちらの記事で紹介しています
ペグ&ペグハンマー
ペグは付属されていますが、ハンマーは付属されていません
付属のペグは、よく見る形。もちろん設営はできますが、風が強い日などは長さが足りないと感じることがあるかもしれません。
跳ね上げスタイルを愉しみたいなら、ペグは不足しますので、長いペグを用意してくださいね。
大きくても設営が比較的簡単なスカイパイロットTCはお気に入テントです!
これまで私はテンマクデザインのサーカスTCを愛用してきました。
ペグはわずか10本、ポール1つで立ち上がるので、慣れれば1人でも10分弱で設営できるテント。
設営の手間はサーカスTC以上は覚悟していましたが、スカイパイロットTCは生地の大きさと重さを除けば、意外と簡単で、2人だと20分くらいで設営できることがわかりました。
いろいろなバリエーションでキャンプの楽しみ方が広がるテントです!
そして、今回紹介したように、設営、撤収が難しすぎないのが嬉しいですね。
A&F新ブランドサバティカルのスカイパイロットTC、コットンテントなのに10万円を切るなんて、本当に買って大正解でした!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
ブログ「ポジラボ」では、愛用キャンプギアや北海道キャンプ場情報を発信しています。
Twitter、Instagram、YouTube「Keitan’s Camp」でも、最新の情報をお伝えしているので、ぜひチェックしてくださいね。
YouTube「Keitan’s Camp」でスカイパイロットTCをレビューしています!
北海道人気の朱鞠内湖畔キャンプ場でスカイパイロットTCを愉しみました!
サバティカルスカイパイロットTCに関わる他の記事もチェック!
参考リンク
取扱説明書はテントの中に入っていません。サバティカルWEBサイトから見ることができ、プリントアウトもできます。
とても可愛らしいイラスト付きで解説していました。
>>サバティカルWEBサイト