湖畔からのロケーションが良さそうなキャンプ場ということで気になっていた、大沼国定公園の東にある七飯町の「東大沼キャンプ場」へ行ってきました!
2020年は新型コロナの影響で閉鎖が続いていたのですが、7月4日(土)にオープン!営業が再開されました。
東大沼キャンプ場は、カヌーやSUP、ボート、水遊びも楽しめる場所。
毎週末、たくさんのキャンパーが訪れる人気のキャンプ場なのですが、現在も無料で利用できるキャンプ場です。
✔ サイトの様子は?
✔ ペットは?
✔ 焚き火はできる?
✔ 週末は混雑している?
これらについても解説!
この記事では、東大沼キャンプ場の魅力とキャンプ場情報を、実際にキャンプした感想と写真を交えてお伝えします!
東大沼キャンプ場の魅力まとめ
- 無料でキャンプができる
- 湖畔のロケーションが楽しめる
- 駐車場が広い
- 水遊びができる
- 大沼公園の観光ができる立地
- 釣りが楽しめる
- カヌーやSUPなどが楽しめる
- 大沼公園内からは、駒ケ岳が見られる
- 天気が良ければ星空が楽しめる
残念ながら夕方から曇ってしまったため、夕陽、星空は思うように撮影できなかったのですが、湖畔ギリギリにテントが設営でき、最高のロケーションが楽しめるキャンプ場でしたよ!
年間約30日キャンプを愉しむポジラボが、キャンプ場の様子をお届けします!
東大沼キャンプ場までのアクセス
東大沼キャンプ場は、かつて「東大沼野営場」と呼ばれていたキャンプ場です。
所在地
■北海道亀田郡七飯町字東大沼
アクセス
- 高速道路大沼公園I.Cから約10km(車で約13分)
- JR大沼公園駅から約6km(車で約9分)
- 函館から約35km(車で約45分)
- 札幌から高速道路利用で約288km(車で約3時間40分)
- 室蘭から高速道路利用で約172km(車で約2時間20分)
駐車場
100台(バス6台、乗用車87台)
100台の駐車場が満車になる頃には、キャンプ場のサイトもびっしりになりますよ!
駐輪場が道路脇にあります
大沼公園一周のサイクリングをする人も多く、自転車を停められる場所がありました。
お問合せ先
0138-67-3477(自然公園財団大沼支部)
東大沼キャンプ場 基本情報
営業基本情報
営業期間
2020年は7月4日から9月27日まで
※例年は4月末〜10月末
チェックイン
規定なし
チェックアウト
規定なし
管理人駐在
なし
チェックイン、チェックアウトも自由
支払いなし、無料です!
駐車場入口には、小さな建物がありましたが、手続きや集金などは一切ありません。
チェックイン、チェックアウト、営業時間の規定も特にありません。土曜の朝は、6時前からテントを設営している方もいました。
遊泳禁止ですがカヌーやボート、SUPが楽しめます!
「いつもは西風が吹いていて波も立つけど、今日は風が弱くて湖面が静かだね。」と声を掛けてくれたカヌーの常連さん。
立ち話のあと、木製のカヌーを気持ちよさそうに乗られていました。湖面から駒ケ岳が見られたら最高ですね!
注意事項
- 車の乗り入れ禁止
- 路上駐車禁止
- ゴミは持ち帰り
- 発電機・カラオケ禁止
- 花火禁止
満車になると利用できません!
「駐車場が満車の場合、車でお越しの方は、キャンプをご遠慮下さい」
土曜日は続々と車が入ってきていましたが、100台停められる駐車場は、満車にはなっていませんでした。
地元の方のお話では、満車で入場できない日もあるとの情報でしたので、7月、8月の週末は早朝、もしくは平日のチェックインをおすすめします!
直火は禁止、コンロ使用で焚火OK
「キャンプ場内では、ファイヤーをしないこと」
公園内にある看板にも、「焚火禁止」の絵があったので、ダメなのかな?と思ったのですが、焚き火台使用で焚き火をされている方が多くいました。
駐車場近くの林間サイトは木が多いので、「ファイヤー」しないように気をつけてくださいね!
ペット禁止の表示なし ペットOK
場内の禁止事項にペットについての記載はありませんでした。
ガイドブックには、ペットOKと書かれているものと、禁止と書かれているものがありました…
問い合わせて確認したところ、禁止はしていないけれど、吠える犬はNGとのことでした。
東大沼キャンプ場は無料です!サイトの様子を解説
フリーサイトが無料です!
東大沼キャンプ場は、フリーサイトのみで、オートサイトやバンガローはありません。
キャンプ場の利用料金は、無料です!
テントサイトは、全体的に湖畔に向かって緩やかな傾斜になっています。
サイトの種類は?
サイトは、湖畔側のサイトと駐車場近くの林間サイトがあります。
ガイドブックには、約200張設営可能と記載もありましたが、駐車場の関係もあって、100張ほどのキャパシティだと思います。
湖畔側に設営したい!
大沼公園に来たなら、はやり湖畔のロケーションを楽しみたいですよね。
金曜日の夕方は、まだ空いていたので、湖畔側に設営することができました。隣との間隔も空いています!
夕暮れ時の湖畔のロケーション、最高でした!
テントが設営できる湖畔側はそれほど幅はありません。一段高くなっている所に、一本、草刈りされている通路があります。
この道があるお陰で、テント前を横切る人は、ほとんどいませんでした。
この通路はテント設営できるほどの幅はないので、必然的に、湖畔側のテントは、一列に並ぶように設営されます。
トイレ棟より奥には、10張も並ばないほどのスペースですが、この場所は、最高に良かったですよ!
可能なら、木の下の設営は避けましょう!
テントを設営した後ろには、松の木が並んでいました。
木の下は、水滴が何度も落ちてきました。サラサラした露ならよいのですが、松ヤニだと嫌ですね…
私は、木の下を避けて設営できたのですが、それでもクモがたくさん落ちてきて…
季節等によって状況は変わると思いますが、1泊2日でかなりの数のクモを見ました。
一晩でテントの中も外にも熱心に巣を張るクモがいますので、クモの巣を払うために、ほうきがあると便利ですよ!
林間サイトは広々!
駐車場から近いのは、こちらの林間サイトです。
土曜日の午前中には、湖畔側はほぼ埋まっていたので、昼頃は、このあたりにテントを設営している方がたくさんいました。
フリーサイトのみなので、荷物運びは大変です!
東大沼キャンプ場は、フリーサイトのみなので、荷物運びは大変です!
キャンプ場は、湖畔に沿って細長くなっており、空いているサイトが、駐車場から遠い場所になるかもしれません。
荷物運びが楽な林間サイトを選びたくなる方もいるかもしれません。
台車がない…
過去に台車があったようですが、今年は設置されていませんでした。確認したところ、コロナ対策により撤去中とのこと。
皆さんキャリーワゴンを持って荷物を運ばれていました。
このようなフリーサイトを利用するには、絶対あった方がいいですよね!
荷物は増やしたくないですが、少しほしくなりました…
荷物の搬入の時だけ道路際から…
道路際には柵があり、キャンプ場は低い木で囲まれているのですが、所々に細い抜け道が…
獣道ではなく、これまでの利用者がここを通って荷物を搬入してできた踏み跡ですね。3,4箇所はありました。
荷物を降ろしたら、必ず駐車場へ車を移動させてくださいね!
列車や車の走行音が聞こえます
大沼公園は、2つの線路の間にあります。そのため、列車の音がキャンプ場後ろ側と、対岸側からと聞こえます。
列車の音も風情かな?と思うのですが、夜中にも貨物列車が通る音も聞こえました。
車の走行音が気になるかもしれません
キャンプ場沿いの道は、それほど交通量の多い道ではありません。
少し離れているのですが、43号か5号線を通る車の車体振動による道路の音か、線路や橋を渡るときに出る音らしいものが、キャンプ場まで届いて聞こえました。
始めは熊の遠吠え?と不思議だったのですが、同じ回数繰り返される現象だったので、ある部分を走行する車によって鳴っているように思います。
昼間は全然聞こえないのに、夜聞こえてくるので、それだけ静かな場所ということですかね!?
カラスの鳴き声が気になるかたもいるかも…
夕暮れ時、対岸の森にどんどん集まるカラスたち。さらに、そのあと遠くの山へ大群で移動していきました。
かわいい野鳥の鳴き声は心地よいのに、なんだかカラスの鳴き声が残念でした。
東大沼キャンプ場の施設・設備もご紹介
トイレと炊事棟のみです
管理棟はありません!
管理棟がないため、受付もありません。
公園に遊びに来たような感覚でキャンプできる場所です。
草刈り&トイレや炊事棟の清掃はされています
2つ目のトイレ棟までは、道があり、その周辺の芝は刈られていました。
また、私が利用した翌日の朝には、トイレや炊事場の清掃してくれていました。混んでいる日は、1日2回清掃しているそうです。
そのお陰もあり、キャンプ場内は、比較的、綺麗に管理されています。
トイレ棟は2つあります
駐車場近くの女性用トイレの洋式は使えない状況だったのですが、奥にあるトイレ棟は、洋式も使えました。
温水洗浄便座ではありません。
多目的トイレにはおむつ交換台がありました
どちらのトイレ棟にも多目的トイレがあり、おむつ交換台もありました。
炊事棟も2棟あります
金曜日にはなかった石鹸が、土曜日の朝に設置!コロナ対策ですね。
遊具や広場はありませんが、きっと楽しめる場所!
テントの隣に、クワガタ出現
道路を挟んで反対側は森。七飯町には熊の目撃情報もあるほどの自然豊かな森があります。
テントを設営しているときに、クワガタのメスを発見。
虫取りも楽しめる、自然いっぱいのキャンプ場です。
遊具や広場はありません
大沼公園は遊泳禁止ですが、水遊びができるスポットです。
石に苔は付いていましたが、水の透明度もまずまず。水中の魚の姿も確認できるほどです。
私が利用した日も、小さな子どもたちが楽しそうに砂浜で遊んでいましたよ。
魚がいる!ヘラブナ釣りスポットです
湖面が時折魚が跳ねて、波紋が広がっていました。何度も跳ねるので、確実にいます。
さらには、とても小さな魚が群れで泳いでいるのも、湖面がピチピチしていて湖畔から見えるんです!
網の隙間も通り抜けてしまいそうな小さな魚たちでしたが、ぜひ目を凝らして見つけてみてくださいね!
大沼公園は、冬、ワカサギ釣りができるスポット。
早朝から、釣り目的で来場している人もいました。ヘラブナが釣れる場所のようです。
お向かいのカフェが便利!周辺にコンビニはありません
東大沼キャンプ場の向かいに、「カフェ&ギャラリーM7750」があります。初めて見た時には、これが管理棟かな?と思ってしまいました。
キャンプ場内には、自動販売機はないのですが、カフェ前に2台ありました。
暑い日に、涼める場所があるのはいいですね。冷たい飲み物、ついついほしくなって、キャンプ帰りに利用しました。
CAFE and Gallery M7750
営業期間
4月末~10月末
営業時間
10:00~16:00
定休日
不定休
ドリンク&フードメニューが豊富にありました
店内での食事もできます
飲み物の販売も!
キャンプ消耗品も販売していました!
店内には、大沼の素敵な写真がたくさん展示されており、飲み物と薪、炭、虫除け、蚊取り線香、電池、ガスなどのキャンプ消耗品が置いてありました。
キャンプ場の売店のようですね!
サイクリングやドライブで立ち寄る方や、キャンプ場の利用客も来店しているようでした。
お一人で対応、調理されているので、混雑時は待ち時間がありそうですが、素敵な店内で休憩できますよ。
周辺のコンビニ情報
店舗名 | 距離 | 営業時間 |
ファミリーマート 大沼公園インター店 | 9.6km | 24時間営業 |
ローソン 七飯町西大沼店 | 10.4km | 24時間営業 |
セブンイレブン 七飯大沼店 | 7km | 24時間営業 |
セイコーマート 七飯大沼店 | 7.2km | 8:00~20:00 |
キャンプ場周辺にコンビニはありません。
JR大沼公園駅周辺に、セブンイレブンとセイコーマート、高速道路大沼公園I.C降りてすぐの場所に、ファミリーマートとローソンがあります。
スポンサーリンク大沼国定公園を満喫! 公園散策&グルメ情報
大沼国定公園
テントサイトから見た景色
テントサイトのほぼ後ろに駒ケ岳があるので、残念ながらテントサイトからは、駒ケ岳は見えません。
対岸に渡って、散策してきました!
橋を渡ると、道が続いていました。
進んで行くと、キャンプ場の対岸に出ます!
ただ、キャンプ場から少し離れた対岸に来ると、駒ケ岳が見られるのですが…
ちょうど雲に隠れて見えませんでした。
見えていた時間もあったので、その時にここまで来て、撮影すればよかったです!
駒ケ岳も撮影したい
高速道路から撮影した駒ケ岳です。高いところから見ると裾まで見えて綺麗ですね。
高速道路を降りて338号から撮影したのが、こちらの写真。駒ケ岳のとんがりがよく見えます。
ぜひ食べてほしい元祖大沼だんご「沼の家」
明治39年(1905年)創業という老舗。大沼の名物「大沼だんご」は、ぜひ食べてほしい!
所在地 | 北海道亀田郡七飯町大沼町145 |
営業時間 | 8:30〜18:00 売り切れ次第閉店 |
定休日 | なし |
駐車場 | あり 現在は大沼公園の駐車場が無料開放中 |
キャンプ場帰りに、JR大沼公園駅前にある「沼の家」で団子を購入しました。
ごまの海の中に埋もれたミニ団子。柔らかくて、美味しかった!
醤油と胡麻、餡と醤油の2種類あり、1パック390円。1パックで2種類が味が楽しめます。
ハンバーグ「ケルン」
大沼牛を中心とした北海道産牛を使用した「行列必須の弾力ハンバーグ」とメディアでも紹介されているお店。
所在地 | 北海道茅部郡森町字赤井川106-5 |
営業時間 | 【火水木金】11:30~18:00 【 土日 】11:30~20:00 |
定休日 | 月曜日 |
駐車場 | あり |
ハンバーグのお店「ケルン」には、函館に住んでいたことがある友人からのおすすめで立ち寄りました。
キャンプ場にチェックインする前の15時頃に来店したのですが、平日のその時間でも、たくさんのお客さんがいました。
熱々の鉄板で出てくるハンバーグ、絶品でした!!
食材調達するならどこ?
高速道路利用なら八雲サービスエリア
高速道路を利用して向かったので、八雲SA内にある、「丘の駅」で地元の食材を購入しました。
森町・八雲町特産のお肉やイカ飯などが購入できます!新鮮野菜の他にも、チーズ、お菓子、パンなどもありますよ!
道の駅七飯
七飯町道の駅「なないろ・ななえ」は、2018年3月に誕生した、まだ新しい道の駅です。
飲食スペースや産直野菜の販売もあるので、地元食材調達には最適の場所ですね!
道南方面から利用の方におすすめの場所です。
大沼公園周辺の温泉情報
東大沼温泉「留の湯」
こちらのマップのルート、わかりますか?近い道は2.5kmなのに10分。遠回りする5.5kmの道で8分。
キャンプ場前から「留の湯」につながる道は、未舗装の砂利道!だから10分もかかるのですね…
大沼公園周辺は、幅の狭い道もありますので、暗い時間の通行は十分気をつけてくださいね。
所在地
■北海道亀田郡七飯町字東大沼42
営業時間
9:00〜20:00(最終受付19:00)
休館日
水曜日
日帰り入浴料金
大人 | 400円 |
小学生 | 180円 |
幼児 | 無料 |
お問合せ先
0138-67-3345
その他の温泉
営業時間 | 料金 | |
西大沼温泉 森のゆ※ 函館大沼プリンスホテル内 | 14:00〜 翌11:00 | 大人1100円 子ども550円 3歳以下無料 |
駒ヶ峰温泉 ちゃっぷ林館 | 10:00〜 21:00 | 大人430円 中学生380円 小学生220円 幼児110円 65歳以上380円 |
※函館大沼プリンスホテル「西大沼温泉森のゆ」の日帰り入浴は、現在新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休止中です。
「西大沼公園森のゆ」まで約10km車で15分
「駒ヶ峰温泉ちゃっぷ林館」まで約8.3km車で13分
東大沼キャンプ場を利用してみて まとめ
あまり広めたくないキャンプ場…
この記事で、東大沼キャンプ場をしっかりと紹介&宣伝しておきながらですが、混んでほしくないキャンプ場ですよね。
特にカヌーやSUPをする方は、広々とした大沼公園の景色は、最高のロケーションが楽しめます。
荷物の搬入も大変だし、できれば混雑は避けたい
混雑すればするほど、場所取りが大変に…
静かな湖畔キャンプを期待する方は、絶対、平日利用をおすすめします。
なお、私が利用した日は、風が穏やかだったのですが、風が強い日が多いというお話も聞きましたので、ぜひ天気の良い日に利用してみてくださいね!
あとは、虫対策も万全に!私は虫に刺されて久しぶりに腫れました…
移動距離が長かったのですが、大沼グルメも美味しく、楽しいキャンプ旅ができました。
ぜひ、みなさんも北海道七飯町の大沼公園でキャンプ&観光を楽しんでくださいね!
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