キャンプの楽しみの一つが、焚き火。
焚き火は、寒い季節は身体を温めてくれますし、暗闇の中で見る炎は、いくらでも見ていられる癒やしを与えてくれます。
キャンプ場で焚き火がしたいけど、何を用意したらいいのかな?
色々な焚き火台があり、価格も様々なので、何を買ったらよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
手軽に使えるもの、料理も楽しめるもの、大きな炎で暖房として使えるものまで、本当にたくさんの種類があります。
この記事では、これから焚き火のためのキャンプ用品を揃えたいという初心者の方向けに、これだけあれば焚き火が楽しめるという「焚き火必須アイテム」を中心にご紹介します!
焚き火アイテムによって、あなたのキャンプの楽しみ方が全く違うものになりますよ。
今回は必須アイテムをご紹介しますね!
①焚き火台
②耐火グローブ・革手・軍手
③火ばさみ・薪ばさみ・トング
④ガストーチ
⑤斧・ナイフ
⑥プラスワンアイテム
⑦薪
必須アイテム①焚き火台
焚き火台は、私が愛用しているアイテム4つと、今注目の人気焚き火台をご紹介します!
初心者におすすめ①ファイアスタンド焚き火台
商品名 | kalili ファイアスタンド焚き火台 |
価格 | 1,668円 |
サイズ | 41.5✕41.5✕H30cm |
収納サイズ | φ6✕65cm |
重量 | 約900g |
材質 | メッシュシート:特殊耐熱鋼 スタンド:ステンレス鋼 |
付属品 | 600オックスフォードクロス収納ケース |
ファイアスタンド焚き火台は、安くて、シンプル。なのに、よく燃えて、THE焚き火という炎が楽しめます。
おすすめポイント&知っておきたいデメリット
■おすすめポイント |
・価格が安い! ・組み立てが簡単 ・コンパクトに収納できる ・軽量 ・メッシュシートは通気性抜群。良く燃える。火起こしが簡単 ・メッシュシュートを交換購入することができる ・目が細かいため、火や灰が下にほとんど落ちない |
■デメリット |
・大きい薪は載せられない ・メッシュシートは、いずれ交換が必要かも |
価格が安いので、初めて買うという方には、かなり手軽に始められるおすすめ焚き火アイテムです。
初心者におすすめ②ロゴス(LOGOS)ピラミッドTAKIBI [M]
商品名 | ロゴス(LOGOS) ピラミッドTAKIBI[M] |
価格 | 8,470円 |
サイズ | 36✕35✕22cm 網:35✕35cm |
収納サイズ | 35✕19.5✕7cm |
重量 | 約2.2kg |
材質 | ステンレス・スチール・ポリエステル |
付属品 | 本体・焚き火五徳 ワイヤーロストル 収納バッグ |
バーベキューコンロと2WAYSだから、お得!
※旧型は五徳なしでしたが、新型は五徳がセットになっています。網は別売りで購入したものを使用しています。
おすすめポイント&知っておきたいデメリット
■おすすめポイント |
・収納がコンパクト ・組み立てが簡単 ・BBQと焚き火の2WAYS使いができる ・安定している |
■デメリット |
・大きな薪が入らない ・BBQの炭を入れ替える手間がかかる |
ティピー型と呼ばれる薪を立てて燃やす焚き火向けなので、市販の長めの薪を乗せて焚き火するのは、少々難しいです。
薪が倒れてこないように、焚き火台から目を離さないでくださいね。
初心者ファミリー向けです!
ロゴスのピラミッドTAKIBI[M]は、キャンプを初めてまだ道具が少なかった頃に、使っていたコンロです。
1人、2人でバーベキューするにはコンロとしては大きく、焚き火台としては小さいという、ややサイズに困る感じもあり、今はあまり使用していません。
荷物をなるべく少なくコンパクトにしたいという、ファミリー向けの焚き火台ですよ。
調理好きにおすすめ③ユニフレーム(UNIFLAME)薪グリルラージ
商品名 | ユニフレーム(UNIFLAME) 薪グリルラージ |
価格 | 18,500円 |
サイズ | 約68✕40✕40cm |
収納サイズ | 約35.5✕56✕8cm |
重量 | 約4.6cm |
材質 | ステンレス鋼 |
付属品 | 収納ケース |
ユニフレームの薪グリルラージは、大きな薪が載せられて、焚き火を調理にも使えるので、かなり使える焚き火台ですよ!
おすすめポイント&知っておきたいデメリット
■おすすめポイント |
・焚き火調理ができる ・大きな薪も入る ・反射板があるので暖もとれる ・組み立てが簡単 ・格好良い! |
■デメリット |
・値段が高い ・収納性は他のものと比較すると△ ・焚き火観賞よりは調理や暖房向き |
ユニフレームの薪グリルは3サイズあります
- 薪グリルソロ
- 薪グリル
- 薪グリルラージ
薪グリルは、焚き火を調理にも活用する進化系の焚き火台です。
ソロキャンプ用としては、薪グリルソロが大人気。
調理としても使いたい方なら、ラージがおすすめです。理由は、同時調理が可能ですし、左右で炎の大きさを変えて火力調整もすることができるからです。
調理を楽しみたい方へおすすめ!
キャンプと言ったら、炭と肉と野菜でバーベキュー!というイメージが多いかもしれません。
しかし、夏以外にもたくさんキャンプしたいという方はどうですか?毎回、焼き肉ですか?
鍋料理や炒め料理をするなら、焚き火の炎を使って調理ができます。
炭や網、BBQコンロは持たずに、薪だけ用意すれば、あれもこれも持たずに行けるのも楽ですね。
薪ストーブを使う冬キャンプ以外は、ほとんどこの薪グリルで焚き火&調理を楽しんでいます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事でチェックしてくださいね!
ソロキャンにおすすめ④キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)バーベキューコンロ焚き火台B5型
焚き火写真がなかったので、焼き肉中の写真ですみません。
商品名 | キャプテンスタッグ (CAPTAIN STAG) バーベキューコンロ焚き火台 B5型 |
価格 | 3,349円 |
サイズ | 約25✕18✕H25.5cm |
収納サイズ | 約27.5✕18.5✕4.5cm |
重量 | 約1.4kg |
材質 | ステンレス鋼・鉄・ポリエステル |
付属品 | 本体・炭受け・ゴトク 網・目皿・収納バッグ |
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)バーベキューコンロ焚き火は、薪グリルをぎゅっとコンパクトにした、焚き火台としてもコンロとしても使用できるものです。
※よりコンパクトなB6型もあります。
おすすめポイント!&知っておきたいデメリット
■おすすめポイント |
・コンパクトなので持ち運びが楽 ・薪を使わずキャンプ場で拾った小枝で楽しめる ・調理ができる ・ソロキャンプの楽しみに |
■デメリット |
・小さすぎて物足りなさを感じる方も… ・炭が少ないと火力が大きくなりません |
ソロキャンプがブームになり、車を使わず自転車やバイク、電車を使ってキャンプへ行く人も増えています。
最小限の荷物でキャンプを楽しみたい、でも焚き火も焼き肉もしたい!という方におすすめです。
たたむとかなりコンパクトになるので、私はいつもキャンプ場に持って行っています。
コンパクトな台で、少しずつ焼いて食べるお肉が美味しい!
食べたあとに、拾い集めた小枝で焚き火遊びも楽しいですよ!
おすすめ人気商品⑤今注目の焚き火台はこちら!
ピコグリル
超軽量ピコグリル焚き火台が大人気!
なんと398g。シンプルで格好いいですよね。
でも価格が…
まずは類似品で試してみる、というのも良いかもしれません。※最近は類似品も人気のため、在庫なしでした。
ソロストーブ
最近気になっている人気のストーブ。
かなり火力が強く、見て楽しむというよりも暖が取れるまさにストーブです。ただ、大きいので、車載の関係で手が伸ばせていません。
こちらも価格はお高め…
コンパクトで調理も楽しめるタイプもたくさんありますよ!
自分のキャンプスタイルに合わせて、お気に入りが見つけられればいいのか〜
始めは、他のキャンプ道具も買いたいし、手頃に買える安いものにしようかな。
上級者向けの薪ストーブ!
薪ストーブに、いずれ挑戦したいという方もいるのではないでしょうか。
寒い季節、テントの中で焚き火が楽しめる薪ストーブは、私にとっても憧れでした。
いつかのために、知っておきたい焚き火アイテムです。
直火禁止のキャンプ場が増えています
直火も楽しめるキャンプ場がありますが、多くのキャンプ場は「直火禁止」。
自然への影響を考えても、土や草を焦がさず灰を残さない焚き火台を使用しましょう。
また、焚き火台があるから大丈夫、という訳ではありません。
焚き火台の下は、かなり熱くなります。
焚き火台シートを使ってみませんか?
「キャンプ場によっては、◯cm以上の焚き火台をご使用ください」という規約がある場所もあります。
下にある芝を焼かないよう、十分な注意が必要です。
配慮していても、薪が落ちたり、火の粉が飛んでしまうかもしれません。
少しでも地面を守るために、焚き火シートを使用することがマナーです。
YOLERの焚き火シートは、火の粉がシートの下に落ちても穴が開きませんでした。
それほど高くないので、ぜひ1枚は用意してくださいね!
必須アイテム②耐火グローブ・革手・軍手
安全対策として必要です
始めは、家にある軍手からスタートしてOK。
ただし、焚き火による火傷を防ぐためにも必ず用意しましょう。
薪割りする時、フェザースティックを作る時、持ち手が熱くなる鍋やフライパンを使用する時にも、絶対に必要です。
滑り止めのついた軍手はNG!
耐熱素材に特化している軍手なら大丈夫なのですが、よく市販で売られている滑り止め付きの軍手の使用は気をつけてください!
滑り止め部分が、熱で溶けてしまう事例があります。熱に強い綿か、革製のものを使用してください。
キャンプ以外でも使いたいなら軍手も便利かも…
耐熱性に優れた軍手が販売されています。
1組でこの価格?というものもありますが、汚れたら洗濯することができ、手にフィットすることを考えると、耐熱性の軍手は優秀ですよ!
ちょっと硬いけれど革製が一番安心!
焚き火グローブといえば、革。熱に強い革製が安心です。
ただし、手にフィット感が少し劣ることと、硬いため、使い慣れるまでは使いづらいと感じる方もいるかもしれませんね。
永く愛用していきたいならお気に入りを用意しましょう!
永く使うなら、多少高価でもお気に入りの物を購入しませんか?
何年も使い込んだ革手、味わいが出て格好良くなりそうですね。
必須アイテム③火ばさみ・薪ばさみ・トング
100円ショップのトングでもOK
トングや火バサミなら、100円ショップにあるものでも十分です。
柄の長いものを使用しましょう。火が近いと熱いので、長さが重要です。
ただし、安いものは重いものがつかめない、つかんでもすぐに落ちてしまうという場合もあります。
もっとつかみやすいものがほしいという方は、キャンプ用の薪バサミを使いましょう!
薪ストーブ用に使用しているのはこちらです
凄く使いやすいかと言われるとそうでもありませんが、コンパクトで安いのが魅力。
薪を入れたり、ずらしたりするのは十分です。
もう少し柄が長いものを購入しようか検討しています。
お気に入りのアウトドアブランドのものはいかがですか?
滑らない仕組みになっているものは断然使いやすいですね。
必須アイテム④ガストーチ
奥まで入る 柄の長いライターを用意しましょう
チャッカマン
100円ショップでも購入できますが、風に強いタイプ、注入式の繰り返し使えるタイプがあります。
SOTO スライドガストーチ
SOTOのスライドガストーチは、ノズルが伸びるので、ライターよりもずっと楽に着火ができます。
そして、使用しない時に、ノズルが収納されてライターサイズになるのがとても便利です。
ただし、充填するガスをSOTOの純正にしなかったせいないのか、少々出が悪くなってしまいました。
充填できるので繰り返し使えるのがメリット。充填のガスには十分気をつけてご使用ください。
最近こちらも購入しました!
SOTOのフィールドチャッカーは便利です!
なかなか火が付かないというときに、ガスバーナー(フィールドチャッカー)を使用すると簡単!私が使用しているのは、こちらです。
寒い季節の焚き火なら、すぐに火を付けたいときもありますよね。ガストーチ(フィールドチャッカー)は、風も送ってくれるので、薪の火入れに効果抜群!
ライターやチャッカマンよりも、火入れの時短が可能ですよ。
スノーピークフォールディングトーチの火力が桁違いだった…
スノーピークフォールディングトーチは、威力が凄い!そして魅力は、液化ガスを使用しているので、寒さに強いということです。
寒い季節までキャンプする方の強い味方になってくれる、おすすめアイテムですよ。
必須アイテム⑤斧・ナイフ
おすすめ①ハスクバーナー 手斧 38cm
ハスクバーナーは一流品!
商品名 | ハスクバーナー 手斧38cm |
価格 | 5,500円 |
サイズ | 38cm |
重量 | 0.6kg |
重みがないと、薪は割れません。このくらいの刃の大きさ、重さがいいですね。
始めに使っていた斧とは全然切れ心地が違いました。
節がある硬い薪は厳しいですが、大抵の薪はハスクバーナーの斧で割れますよ!
パラコードを巻くと柄を保護できます
おすすめ②モーラナイフ
パドリングのための必須アイテム
商品名 | モーラ・ナイフ |
価格 | 2,640円 |
ザイズ | 全長約22.4cm 刃:約10.4cm 刃厚:約3.2mm |
重量 | ナイフのみ約101g |
太い薪のままでは、火の付きが悪いので、薪の太さを大、中、小と用意します。
その時に必要なのが、ナイフ。
大きな斧を使って細く割ることはできません。
おすすめ③オルファワークスブッシュクラフトナイフ
さらにコンパクトなブッシュクラフト用のナイフが発売されました。
■薪が長かったときに短くできるノコギリもあると安心です。
気になる方はこちらの記事でチェックしてくださいね!
【プラスワンアイテム】火吹き棒・ふいご・送風機
おすすめ①火吹き棒
長さに注目!最長62cmまで伸びますよ!
バーベキューではうちわを使用するという方もいるかもしれませんが、焚き火でうちわを使用すると、灰が舞ってしまいます。
火吹き棒は、薪と薪の間の、ここ!という場所にピンポイントで空気を送り込むことができます。
長さの違いでたくさんあります
おすすめ②送風機
火吹き棒は、衛生的に気になるという方は、送風機もおすすめ。私も以前使用していました。
送風機はノズルに長さがありませんが、息を使わずに風をおくることができます。
送風時のモーター音が気になるかもしれません。
おすすめ③ふいご
ふいごは、それほど多くの風を送り込むことはできませんが、レトロで味わいがあっていいですね。
でも私の1番のおすすめは、火吹き棒です!
薪は種類や大きさで焚き火が変わります
毎回の焚き火費用がかかります
ホームセンターで買うと1束、500〜1,000円で売られている薪。
結構重いですし、すでに他の荷物が多くあるという方なら、準備も大変。
キャンプ場で、現地調達が一番楽ですが、売り切れてなかったら、焚き火ができません!悲しすぎますね…
キャンプ場に落ちている木は、雨で湿っていたり、生木と言われる水分がまだ残っている木。乾燥していない木は、焚き火には不向きですよ。
乾燥してない木を使うデメリット
- 煙がたくさん出る
- 火の付きが悪く、燃えにくい
- パチパチと火の粉が飛びやすい
乾燥した薪を用意するのは大切なことだとわかりますね。
薪の太さや長さにも注意して!
自分が持っている焚き火台の大きさに合ったサイズの薪を、用意しなければいけません。
斧やナイフ、薪割り台があれば、割って太さは調整できますが、長い木は、のこぎりで切らなければいけないので、大変です。
燃えやすい針葉樹、長持ちする広葉樹などの木の種類もそうですが、特に薪の大きさには注意が必要です。
買う前に、薪の長さを確認しましょう!
薪専門店を取材してきました!
あなたの住む町にも薪専門店はありますか?
焚き火の魅力とはー
◎焚き火音、温かさ、香り…五感で楽しめる
◎炎の揺らめきに癒やされる
◎火を育てる過程も楽しめる
焚き火の楽しみ方も人それぞれ。自分に合った道具を揃えて、楽しんでみよう!
焚き火は、炭よりも技術が必要です。
空気を送り込まないと消えてしまいますし、不完全燃焼すると煙が多く出てしまいます。
薪の並べ方を工夫したり、空気を送り込んで炎の大きさを調整。
パチパチと燃える音や炎の明るさ、そして温かさを感じながら過ごす時間は本当に贅沢ですね。
自分にあったキャンプ道具、焚き火アイテムを揃えて、ぜひキャンプ場で焚き火を楽しんでみてくださいね!
焚き火がもっと楽しくなるキャンプ道具もご紹介します!
今回は必須アイテムをご紹介しました。
今後、なくても良いけれど、あるともっと焚き火が楽しくなるというアイテムをご紹介する予定です。
ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。<記事作成中>
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