我が家に届いた5つ目のテント。
15万円!?
おそらく15万円では、正直買おうとは思えなかったのですが、あるサイトで30%OFFで販売しているのを見つけ、ポイントも使って10万円で購入しました!
これまで使ってきたテントは、どれもお気に入り。
それでも、ヘリノックスのVタープが欲しくなってしまう理由がありました。
「オールシーズン使用可能な自立式万能シェルター」
魅力的なフレーズでした。冬キャンプに必須のスカート付きテントです。
この記事では、ヘリノックスのテント購入を検討されている方へ、ヘリノックス公式HP以上に詳しく、テントの細部まで写真付きで紹介していきます。
実際にキャンプ場で設営した時の様子もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
HelinoxタクティカルVタープが届いたので開封!
Helinox Tac Vtarp4.0/コヨーテ
スペック紹介
高い開放感と通気機能を持たせるため, 2つのフロントパネルと4つのサイドドアを設けたこの製品は前面に2つのフロントパネルがあり, 夏の使用も考えバックはメッシュになっております。
Helinox公式HP 商品紹介より
2本のメインポールと2本のサイドポールから成る外側ポール構造のこのモデルは自立式です
ドア部分はロールアップしてとめたり, ポール等を使用しオーニングとしても設置できるデザインになっています
設営時サイズ | W400✕D400✕H240cm |
収納時サイズ | W72✕D27✕D27cm |
重量 | 最小重量:10,720g 総重量:11,700g |
フライ素材 | 75Dリップストップポリエステル185T(ブラックPUコーティング) 75Dリップストップポリエステル210 T(ブラックPUコーティング) ■耐水圧:1,500mm |
ポールスリーブ素材 | 210Dナイロンオックスフォードポリウレタン加工 ■耐水圧:1,000mm |
マッドスカート素材 | 210Dナイロンポリウレタン加工 ■耐水圧:1,000mm |
ポール | DACDA17 16mmOutside Diameterポール |
デザインが特徴的!
- ポールはわずか4本のシンプル設計
- 2つのフロントパネルは跳ね上げ可能で居住性アップ
- 4つのサイドドアを開けるとデザイン性のあるタープに
- 夏に快適、前後はメッシュパネル付き
- 冬の防寒に効果的なスカート付き
あまり見たことがない、ドーム型に近いテントです。
しかもヘリノックスの商品と同様、コンパクトかつ軽量性に優れています!
設営時の大きさ
■W400✕D400✕H240cm
上部から見ると正方形。高さは240cmあります。高さがあるため、見た目は、かなり大きく感じます。
収納時の大きさ
■W72✕D27✕H27cm
肩に掛けて持ち運びが楽にできるサイズです。
すでに使用している、ニーモヘキサライトエレメントと同じくらいの大きさでした。
気になる重さは?
■最小重量:10,720g
■総重量:11,700g
ペグはヘリノックスのものを使用せず、鍛造ペグを使用。ペグはペグケースに入れてあるので、持ち運びとしては、テントとポールで約10kgになります。
高さ240mmの大型シェルターで約10kgなら、かなり軽量ですね!
車の積載に嬉しい重量&収納サイズ!
付属品をチェック!
- 本体
- ポール 4本[約725✕2本,約510✕2本]
- ペグ 14本[20cm✕8本,30cm✕6本]
- 自在付きガイライン[3m] 4本
- スタッフバッグ
- ポールバッグ
- ペグバッグ
バックもおしゃれで丈夫そう!
ペグはベグバッグに、ポールはポールバッグに入っていました。どれもヘリノックスらしい、軽量性に優れた素材でした。
ポールもペグも本体が入っているスタッフバッグにしっかりと入ります。底が頑丈につくられているのが特徴的です。
長さ違うペグが14本
長いペグは30cmで6本、短いペグは20cmで8本ありました。
長いペグには穴が2つ、短い方は1つ空いています。
シンプルでスタイリッシュなデザインが格好いい!
設営&商品の細部を写真付きレポート!
設営手順
- メインポール2本をスリーブに通し、しならせて穴に挿し込む
- サイドポールをメインポールの内側からスリーブに通し、しならせて穴に挿し込む
- 交差する部分にある結合金具を留める
- クリップをポールに引っ掛ける
- ペグで固定する
- ガイロープを張る
- セットアップ用テープを外し、ポケットに収納する
シンプルな構造なので、2人なら誰でも簡単にできますよ!
①メインポール2本をスリーブに通し、しならせて穴に挿し込む
テントの横幅を固定するV部分のポールを固定します。
こちらのポールの長さは、なんと約720cm!
②サイドポールをメインポールの内側からスリーブに通し、しならせて穴に挿し込む
こちらのサイドポールの長さは、約510cmです。
メインポールよりは、しなりが小さく、メインポールよりも簡単に固定することができました。
テントが動くとはめにくいので、その場合は、先に何箇所かペグダウンしてテントが動かないように固定しておくとよいかもしれません。
③交差する部分にある結合金具を留める
サイドポールには、結合金具が付いています。
結合部分の下部の透明なところが受けになっており、載せて押し込むとメインポールがカチッとはまります。
そして、さらに写真のように上から被せるようにして留めると、2本のポールが、がっちりと固定されます。
この結合部分のつくりが凄い!絶対に風で動いたり、外れたりすることがない設計になっています。
④クリップをポールに引っ掛ける
⑤ペグで固定する
ペグダウンするのは、テントの周り6箇所と、ガイロープの4箇所です。
すでに4本のポールで自立しているので、形は出来上がっていますが、ガイロープで固定することで、より安定し、風にも強くなります。
⑥ガイロープを張る
自在金具は、使いやすい三角形のタイプ。ロープの黒に合わせて、黒で統一されていました。
⑦セットアップ用テープを外し、ポケットに収納する
テントの中心部分に繋いであるセットアップ用テープは、両サイドがバックルになっていて、取り外すことができます。
付けたままにすると、足をひっかけてしまうので、設営後には外します。タープ内側にメッシュのポケットがあるので、そこに入れておきます。
また、撤収する前にはセットアップ用テープを元に戻しておくと、次回使用する際に設営しやすいですよ。
完成!
第一印象は、まるでドーム型!たった4本のポールで、ここまで大きく、丸くなるのかと驚きでした。
中心部だけが高いポールテントとは違い、入口部分が大きく開いています。
形のアレンジが楽しいテントです!
気温はすでに26℃ 前を開けて設営しました
フロントパネルが大きいので跳ね上げると、これだけで連結タープのようになります。
フロントパネルには、メッシュパネルもありますが、昼間は、出入りしやすいように巻き上げておきました。
跳ね上げるためには、ポールとガイロープが必要です
跳ね上げるためには、付属のポールはないので、自前のポールが必要です。
持っていた赤いポールを使用しましたが、やっぱり黒いポールを使いたいですね。
ガイロープは、黒のものがあったので、3mの長さのものを3本用意しました。
※中央はなくても固定されますが、このあと雨が降ったため、あえて下げて固定しています。
後ろはメッシュにしてみました
大きく開けると、視界が開けて、とても開放的です。テント内が丸見えですが…
前から後ろに風が抜けるので、暑い日でもテント内が涼しく感じました。
身長160cm弱の私は、巻き上げに、手を目一杯のばしてギリギリ届くという高さでした。
ポールが長い!7m超え!
Helinoxのポールは丈夫で軽い!
ポールの長さを測ったところ、メインポールが約720cm。サイドポールが約510cmありました。
軽量で細いポール。連結は簡単なのですが、とにかく長い!
7m超えって凄くないですか?1人で扱うにはちょっと大変です。周りをよく見て扱ってくださいね!
フレームテントならではの「しなり」
わずか4本のポールで自立
この4本のポールだけで自立する設計。無駄がありません。
ポールとポールがしっかり結合されているので、ずれる心配がありません。
ガイロープでも固定しますが、形を維持するためではなく、強度を高めるためのものです。
幕の高さがあり、風を受ける面積が広い分、影響を受けやすいが、その風にも絶えられる仕組み。
1人で設営は…
どこか1箇所か2箇所、予めペグダウンして、テントが動かないよう固定すると、もしかしたら、1人でも設営が可能かもしれません。
でも、4mほど離れた奥と手前の穴に、約5mと7m以上の長さのポールをしならせて、挿し込まなければいけません。
できれば、反対側は誰かに支えていてほしいですよね。
2人いれば、とても簡単に設営できます。
1人でも設営できなくはないが、2人以上の設営がおすすめ。
「タクティカルVタープ4.0」はここが凄い!5つの機能性を解説!
HelinoxのタクティカルVタープの機能性
①夏も冬も楽しめるオールシーズン仕様!
タープ目的にも使えるテントは、主に夏に使うものが多いため、テントスカートが付いていなものが多数あります。
こちらのタクティカルVタープは、短めですが、テントスカートが付いています。
タープ型テントで、スカートがついているのは貴重!
これなら寒い季節も冷気を防ぐことができ、冬も楽しめます。オールシーズン万能シェルターです!
②遮光性が抜群!しかも、UVカット加工です!
外からみると、コヨーテ一色のテントに見えるのに、内側から見ると、ツートンカラーに見えませんか?
これには秘密があります!
■Black Pigment PU Coating生地
テントの上部はブラック粉末を添加した特殊なコーティングが施されています。
コーティングされた部分の生地を触ると、太陽光で熱くなっており、熱を吸収していることがわかりました。
この特殊加工された生地により、遮光性が高まり、テント内に熱がこもりません!
ただ、太陽光の明るさもシャットアウトしているので、その分、テント内が暗く感じました。
③メッシュパネルで開放感 抜群!
夏に嬉しい蚊帳スタイル。フロントとバック両方にメッシュパネルがあるので、通気性が抜群です。
パネルが大きいため、テント内にいても、開放感が抜群です!
④撥水性も◎
初張りにして、大雨にあいました…
コップに水を入れて弾くのか、そんな撥水性検証をしようと思っていたのですが、なんと初張りの日にして、天気予報になかったまさかの雷雨…
設営後だったので、問題はありませんでしたが、完全な雨の日検証が実現!
ピンと張られた幕により、雨水はどんどん弾いて下に流れていました。
おかげで、耐水圧1,500mmと1,000mmの75Dリップストップポリエステル生地の機能性をバッチリ検証することができました!
そのあと雨が上がったのですが、すぐに乾いてくれましたよ!
耐水圧1,500mmの生地なので、強い雨でも浸透しない。さらに、結露が起こりにくい最適性能。
⑤デザイン性
全て巻き上げると、このようなタープスタイルが楽しめます。
まさにVタープと呼ばれる形ですよね!
テントの機能がしっかりとあるのに、日差しが強い時間帯には、全開にしてスタイリッシュなタープとしても楽しむことができます。
2WAYで楽しめるテントって、お得ですよね!
中にキャンプギアを配置して撮影してみました
一流ブランドならではの安心感があります
こちらはファスナーを開け閉めする部分です。大きなループになっているので、とても使いやすかったです。
このような細部までしっかりと作り込まれた商品、そして、ヘリノックスのコンパクト性、軽量性も兼ね揃えたテントです。
ただ軽いだけではなく、頑丈で機能的。
ヘリノックスの商品は、値段は高めですが、他のブランド・メーカーにはない満足感が味わえますよ!
使ってわかったタクティカルVタープのこと
初回に使用した感想は
気温差に対応できるテント
6月の北海道で使用しました。標高500mにあるキャンプ場ということもあり、日中の最高気温は26℃だったのに、6月でも気温は12℃まで下がりました。
メッシュパネルにして風が通るように設営したり、サイドバネルも全開にしてタープ仕様も楽しむことができました。
陽射しが強い日でしたが、テントの中にいても、テント特有の蒸し暑さは感じられず、UVカット加工がされているなんて、素晴らしいです!
そして気温が下がった朝晩。
スカートもあるおかげで冷気を遮断。温かい寝袋とコットを使っていたこともありますが、暖房なしでも寒さは感じませんでしたよ!
テント内側のスカート部分が便利!
内側にもあるテントスカート。珍しいですよね。
このスカートがあることで、テントが狭くなって邪魔なのでは?と思っていたのですが、意外と便利でした。
テーブルやテントが入っていたバッグなど、設営後には色々と収納系の袋が出てきます。
地面に直接置きたくないものを、あえて何かを敷いたりせずに置くことができるんです!
グランドシートを敷く手間が省けた上に、一体感もあって格好悪くならないのがいいですね。
スカートへの雨水の流れ込みにご注意を!
油断していました。
夕立にあったあと、テント外のスカートが内側にめくれ上がっていたことで、先程便利だったと言っていたテント内側のスカート部分に水が溜まってしまいました…
気づいて形を整えれば問題はなかったのですが、めくれていた状態で雨が降ったため、片方だけ水が溜まり、置いていた荷物の底が濡れてしまいました。
構造の問題ではなく、気をつければ大丈夫なので、雨の日はスカートがしっかりと広がっているかを点検してくださいね!
次回は、気をつけたいと思います!
ヘリノックス[Helinox]商品を新たに購入してみて
私がヘリノックスのタクティカルVタープテントを初めてみたのは、A&Fカントリーの店頭展示でした。
ヘリノックスのチェアはたくさん見ても、ヘリノックスのテントを見たことがなかったという方も多いのではないでしょうか。
ヘリノックスのテント&タープのラインナップ
日本では、ヘリノックスのテントは5種類、タープは1種類、販売されています。
ソロ用のテントも個性的!あまり使っている方は見かけません。
他の人とは違うテントを使いたいという方は、要チェックえすね!
- Tac.アタック1.5p
- Tac.アタックソロ
- Tac.フィールド4.0
- Tac.フィールド6.0
- Tac.Vタープ4.0
- Tac.レクタ3.5
このマジックテープのようなのは何?
テントスタッフバッグのヘリノックスのロゴの上には、マジックテープでネームパッチが貼れる仕様になっています。
ヘリノックスのタクティカルのチェアにも同じようにネームパッチが貼れる部分があり、持ち寄ったキャンプギアが自分のものだと判別できるようにしています。
何もついてないのは寂しいですよね…
テントが他の人と同じで紛れてわからなくなることはないと思いますが…早速、ネームパッチを注文。コヨーテにしました。
- ブラック
- ブルー
- レッド
- オレンジ
- コヨーテ
- フォリッジ
色は6色あります。届いて、貼り付けるのが楽しみです!
ヘリノックスをお得に購入する方法は?
時々行われる30%オフセール。
今回はそのセールを見つけ、どうしても欲しくなってしまった主人。テントはすでに4つあるのに、買ってよいのか悩みに悩んでいました。
でも15万円もするヘリノックスのテントを10万円で購入するチャンスを逃したくないという気持ちが勝って、購入に。
キャンプの幅が広がる、これから使う機会が多くあるならいい!という結論でした。
荷物がたくさん増えているので、コンパクトなものを選ぶのは大事なことだと思います。
使いたいテントがまた増えてしまったので、天気のよい日はどんどんキャンプへ行って使いたいと思います!
30%OFFしていたサイトはこちらです!※期間限定
>>GOOD OPEN AIRS myX
何度も使用して 感想をお伝えします!
他のテントとの比較記事も執筆予定です!
■テンマクデザインサーカスTCよりは一回り大きいです。
■ニーモヘキサライトエレメント6Pとほぼ同じ大きさでした。
結露になるのか、検証していきます!
【検証①】真夏の使い心地は?
【検証②】設営は慣れればスムーズにできる?
【検証③】結露は起こらない?
【検証④】真冬も使用は可能?
【検証⑤】テント&タープ変形は実際に使う?
特に結露については気になる部分です。
初回は、パネルを完全に閉じずに使用したため、内部が結露になることはありませんでした。
寒い季節に灯油ストーブを使うと、結露にはなりそうですよね…
今後、色々な季節、気温、天気の時に使用してみて、実際の使用感をお伝えしたいと思います。
お気に入りのキャンプアイテムが増えると、益々キャンプが楽しくなりますね。
ぜひあなたも、お気に入りのアイテムを揃えてキャンプを楽しんでください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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