登別市にキャンプ場がオープンしたという噂…
利用した方のインスタやブログ、YouTubeでも、度々「つどいの館キャンプ場」でのキャンプの様子が紹介されていました。
そして調べてみたところ、室蘭民報のWEB版ニュースで、その噂が本当だということがわかりました。
つどいの館キャンプ場は、ガイドブックにも載っていない、登別にある冬季も利用できる通年営業のキャンプ場です。
そしてついに、2020年3月中旬に、「つどいの館キャンプ場」を利用することができました。
この記事では、
✔ 北海道のキャンプ場を探している方へ
✔ つどいの館キャンプ場を使用しようと考えている方へ
✔ 新しく誕生した登別市初のキャンプ場について知りたい方へ
つどいの館キャンプ場の利用料金や施設やサイトの様子等を、写真を交えて詳しくお伝えします。
これから利用してみたいという方は、こちらの情報を参考に、マナーを守ってキャンプを楽しんでいただければと思います。
キャンプ場の魅力まとめ
- 冬も利用できるキャンプ場
- オーナーさんの遊び心に触れられる
- 天気が良ければ朝陽が楽しめる
- ルールに縛られずにキャンプができる
- 知り合いのお宅にお世話になる感覚でキャンプが楽しめる
- 電源レンタルあり(有料)
- 四輪バギー体験ができる(有料)
キャンプ場から、こんな綺麗な朝陽が見られましたよ!
つどいの館キャンプ場のオープンは2019年7月末
オープンに至った経緯や最近のキャンプ場の様子を、オーナーさんに直接お話を伺うことができました。
キャンプしたい方が集う場所を提供
この写真は、キャンプ場内に作られた、手作りの休憩小屋です。
オープンは2019年7月末。
オープンから12月までの約4ヶ月で200人が訪れ、2020年1月、2月と冬になっても月に50名ほどの利用者があったそうです。
平日の利用はなく、ほとんどが休日。
オープン直後は、リピーターが多かったのですが、徐々に地元登別や室蘭の以外からの利用者も増えているそうです。
オープンは、たらちゃんまつりがきっかけ?
2019年6月2日、登別市で道内初のオフロードレース「トライクロス(TRY-X)」が開催されました。
その大会を盛り上げるため、オーナーの永森さんが地元の有志と共に開いたお祭りが「たらちゃん祭」。
そのおまつり会場が、現在のキャンプ場となる「札内町つどいの館」だったのです。
その後、知人等に敷地をキャンプに開放していたところ、口コミで広がり、キャンプ場提供を熱望されるような形で、オープンに至ったそうです。
水場もトイレも増設して対応!
利用者が増え、水場も1つから3つに増設対応。
外には、男子用の簡易トイレがありますが、洋式を利用したい方には(主に女性向け)、敷地にあるオーナーのご実家のトイレも開放してくださっています。
今後、管理棟以外にもう1つ、水洗トイレが完成する予定です。
通年営業しています!
冬も利用できることで、さらに遠方に住む方からの注目も集まっています。
すでに、グーグルマップには掲載されているので、あなたのナビでも「つどいの館(キャンプ場)」で検索できるかもしれませんよ!
キャンプ場のキャパシティは?
予約、受付、管理は全て、オーナーさんが対応しています。
予約手続きは、携帯電話のショートメッセージを活用。
オーナーさんは、「私が管理できる範囲で営業していきたい」と話されており、1日に多くて13,14人の利用者数が理想だそうです。
利用者のマナーを信用しての営業(実家の敷地開放)なので、理解して使ってくれる方にキャンプ場を利用してもらいたいとのお話でした。
宣伝、公表はOK
管理棟玄関や休憩小屋の入り口にも挟められていた名刺。裏に書かれた言葉がー
「24時間いつでも受付します。」
!?
軽トラックの後ろには、「つどいの館キャンプ場 090-3899-0706」とばっちり宣伝。
「利益目的に運営していない」とのお話なので、あまり広くに伝えてはいけないのかと、確認をさせていただきましたが、ブログやYouTubeでの公表も許可いただきました。
どっと多くの方が押し寄せてしまうのは困るけれど、キャンプをしたいという方へ場所を提供するのは大歓迎、というオーナーさんの優しさが伝わってきました。
つどいの館キャンプ場までのアクセス&駐車場
所在地
■北海道登別市札内町
アクセス
- 登別東I.Cから約7km車で約10分
- 室蘭登別I.Cから約13km車で約17分
お問い合わせ先
090-3899-0706(オーナー永森さん)
駐車場
管理棟前に3台ほど駐車するスペースがあります。
キャンプ利用者は、敷地内のどこでも駐車OKです。
冬季期間中は、場内の通路を除雪しています
積雪期も、車が入っていけるよう、除雪されています。
雪解けの季節3月は、ぬかるみ注意!?
敷地内は、雨や雪解け水でぬかるむこともあるかもしれません。
つどいの館キャンプ場 基本情報
営業期間
通年営業
チェックイン
規定はありません
チェックアウト
規定はありません
デイキャンプ
規定はありません
施設・設備
- 水場
- 男性用トイレ
- 管理棟内トイレ
- 休憩小屋
- 自動販売機
- 四輪バギー
管理棟
管理棟はトイレを利用する人のために、利用者がいる日は、常に解錠されています。
水場
水場は、管理棟の前にあります。
冬季は凍結防止のため水落しをしているので、使用する際に自分で元栓を開栓します。
※来場した際に、説明してくれます。
水道使用後はしっかりと閉栓して、水道が凍結しないように注意して、ご利用してください。
冬季中も水場が利用できるのは嬉しいですね!
ゴミは持ち帰りです
このようなゴミ箱はありますが、回収はしていません。オーナーさんに負担をかけないよう、ゴミはお持ち帰りください。
簡易トイレ&温水洗浄便座トイレ
外にあるのは、男性用のトイレです。和式のトイレが管理棟の右横にあります。
そのトイレの左奥にある建物が、建設中の水洗トイレです。
管理棟(オーナーさんのご実家)の玄関から入らせていただき、貸していただいたトイレ。
撮影許可はいただきつつも、ご実家のトイレを撮影…申し訳ない気持ちもあますが、ご紹介させていただきます!
休憩小屋
「暖かいから、こちらも良かったらどうぞ」と言ってくださったのは、オーナーさんの弟さんでした。
その日は学生さんを招いて、休憩小屋でBBQをしていました。
この休憩小屋が、素敵でした!
畳の小上がりに、薪ストーブにランプ。木と竹で作られたものが飾られ、遊び心満載の空間。
休憩小屋を使用したい、利用したいという方がいましたら、ぜひオーナーさんに相談してみてくださいね。
電源が使えます!
コードリールもレンタルあり
電源用コードリールは有料です。使用できる人数に限りがありますので、使用したい場合は、予約の際にご相談ください。
※休憩小屋や管理棟から電源を引いて使用することができます。
四輪バギー体験ができます!
オーナーさん所有の四輪バギーにも乗せていただくことができます。(有料)
体験時間と料金については、オーナーさんに直接ご相談ください。
廃材は無料で使い放題!?
大量の廃材の山!そこに山積みになっている廃材は、使い放題だそうです!
釘が付いていたら危ないから、気をつけて使ってね、と教えてくれました。
薪の現地調達。しかも無料です。
灰捨場がこの右奥にあります
灰捨場は、こちらを入った右奥にあります。
手前の缶を使って、焚き火もOKだそうです。
廃材についていた釘などがあれば、こちらに捨ててほしいとのことでした。
注意事項
マナーを守って、利用される方同士気持ちよくキャンプをお楽しみください。
予約方法について
予約方法
- オーナーの永森さんへTEL
- ショートメッセージを送信する
初利用の方なら、一度電話をして、予約が可能か連絡されると良いと思います。
その後、オーナーさんの説明に従って、必要事項をショートメッセージで送信ください。
送信内容
- 利用日
- およそのチェックインの時刻
- 氏名
- 利用人数
- 住所
こちらがオーナーさんの利用者管理記録になります。
チェックイン、チェックアウトの手続きはありません。
ショートメッセージがチェックインの記録になりますので、来場してさらに何か書類等に記入するといった手続きはありません。
オーナーさんに直接お会いして、利用料金を支払います。その後、料金支払完了のメッセージが返信されます。
チェックアウトは、その時間にオーナーさんがいなければ、好きな時間にそのまま退場となります。
利用料金とサイトの様子をご紹介!
利用料金
大人も子どもも一人1000円。
オープン当初は600円でスタートしたのですが、冬季営業が始まり、除雪費用がかかるようになったことと、釣り銭の用意の負担を考慮して、一人1,000円に変更されています。
利用人数に応じた料金設定で、サイトに関わる料金はありません。
サイトは敷地内どこでもOKの全面フリーサイト
区割りなどはありません。敷地内の好きな場所にテントを張ることができます。
管理棟前でもOK
場内は舗装されている場所があまりないので、どこでもペグがささります。
奥まで入ると、道がぬかるんでいたこともありました。
冬季間のサイトは、除雪が必要かもしれません
冬季は、通路以外の場所には、ある程度の積雪があるので、車の横付けやテント設営が大変です。
除雪されているところがよければ、少々スペースは限られてしまうかもしれません。
おすすめは、東側!
畑の向こうに朝陽が昇る、建物の右奥、休憩小屋の裏手がおすすめです!
そこが、とにかく見晴らしがよい場所です!
風が強い日には遮るものがないのですが、場所によっては、車の横付けも可能です。
このあと、実際に利用してキャンプした時の様子をレポートしますので、利用の参考にしてみてください。
つどいの館キャンプ場レポート!
当日の出発前に予約しました
本当は早めに連絡するのが良いのだと思いますが、前日に雨が降るなど天気が不安定だったため、キャンプ実施を決めかねていました。
結局、当日の午前中に、オーナーさんの携帯に連絡。ショートメッセージで必要事項を送信し、キャンプ場へ向かいました。
到着&サイト選び
場内をぐるっと回って、設営場所を決定。スコップをお借りました。
3月、寒い暖かいの繰り返しで、表面の雪は硬くなっていました。
雪の表面を削ぐようにして除雪。重い雪の除雪は重労働でした。でも、この場所が本当によかったんです!
設営完了!
薪ストーブも設置
このあと、月が出てきて、雪原の雪あかりもあって、とても明るい夜になりました。
広い雪原に佇むテント。広い雪原と大きな木、画になりますよね!
そして、翌朝の朝陽!
3月中旬、金土曜日の利用だったこともあり、この場所を独占できたことが何よりよかったのかもしれません。
静かなキャンプ場で、朝陽が昇る太陽を色々な角度、構図でたっぷり撮影を楽しむことができました。
地元食材を堪能しました!
撮影とキャンプ料理をたっぷり満喫することができ、大満足のキャンプでした!
オーナーの永森さんのお話をゆっくりお聞きできたことも楽しく、このように記事でご紹介させていただけて、よかったです!
登別温泉が近くにあります[最寄りの温泉情報]
全国的にも人気の登別温泉がすぐそばにあります!
つどいの館キャンプ場からは、車で約15分で行くことができる距離です。
また、温泉街の奥にある登別地獄谷も見応えがあるので、まだ行ったことがないという方なら、ぜひお立ち寄りください!
硫黄の匂いが漂う登別温泉街を歩くのも、風情があってよいですよ。
登別温泉
■所在地:北海道登別市登別温泉町
日帰り入浴があるホテル&旅館
- 第一滝本館
- 登別石水亭
- 登別グランドホテル
- 登別万世閣
- ホテルゆもと登別
- 花鐘亭はなや
こちらは、料金が900円以上の露天風呂ありの本格的な温泉。
少し遠いけれど格安の温泉
- 湯元さぎり湯 大人450円
- 旅館四季 大人500円
- 深山の庵いわい 大人500円
- 鈴木旅館 大人500円
- 湯元オロフレ荘 大人500円
- 森の湯山静館 大人600円
- いずみヴィラ 大人400円
露天風呂があるところもありますが、500円で日帰り入浴できる場所もたくさんあります。
営業時間、場所については、ページ下の「登別国際観光コンベンション協会」HPよりご確認ください。
最寄りのお店&ガソリンスタンド情報
つどいの館キャンプ場から車で約10分圏内に、スーパー、ガソリンスタンド、コンビニエンスストアが揃っています。
高速道路を利用して、登別東I.Cで下りたのですが、つどいの館キャンプ場へ向かう途中にお店があるので、とても利用しやすいですよ!
コープさっぽろ のぼりべつ東店
所在地
北海道登別市登別東町4丁目3
営業時間
9:00〜20:00
地元産の食材がたくさんありました!
登別は漁港がある街。登別マリンパークスの裏には、登別漁港があります。
今回私がキャンプ用に購入した食材はー
- 道産豚バラブロック
- いぶり鶏
- 室蘭やきとりのタレ
- 苫小牧産のしいたけ
- 有珠産のボタンエビ(刺身用)
- 北海道産ほたて(生食用)
- 登別プリン
他にも、苫小牧産のほっき貝や室蘭産の赤いか、室蘭産のほたて稚貝など、海の幸が豊富にありました!
海鮮好きにはたまらない食料調達ができますよ!
ホーマックニコット 登別東店
所在地
北海道登別市登別東町3丁目10−12
営業時間
9:00〜20:00
ガソリンスタンド
36号線沿いまで出れば、ガソリンスタンドがいくつかあります。
つどいの館キャンプを利用して感じたこと まとめ
プライベートキャンプ場にしたい…
つどいの館キャンプ場は、静かに気ままに楽しみたい方、野営感を味わいたい方におすすめのキャンプ場です。
冬にキャンプしたいのだけれど、トイレと水場がない場所ではキャンプできない。
でも、つどいの館キャンプ場ならオーナーがいつでも利用していいよと言ってくれるー
できれば、利用者が増えずに、静かにいつでもキャンプできる場所にしておきたい、そう思う地元の方が多くいると思います。
優しいオーナーさんが迎えてくれます
現在は、別の場所に住んでいるという永森さん。休日は「つどいの館」で過ごされることが多いそうです。
平日は、つどいの館キャンプ場から少し離れた「川田自動車工業株式会社」の取締役工場長として現役で働かれている方なんです。
初めて来場する方には、チェックインの際に場所などの説明をするために、わざわざキャンプ場へすぐに来て、対応してくださいます。
時間があれば、休憩小屋や管理棟でゆっくりお話ができるかもしれません。
オーナーさんの人柄で人が集っているのかもしれません
- 冬もキャンプしたい
- 電源を使いたい
- 四輪バギーに乗ってみたい
- シャワーを借りたい
- 休憩小屋を利用したい
つどいの館キャンプ場は、そんな利用者の希望も、叶えてくれる場所です。(利用は有料です)
つどいの館キャンプ場の敷地内には、大型トラック、軽トラック、キャンピングカーに、手作り小屋、四輪バギー、ボウリングのピン!?
様々な面白アイテムがたくさんありました!
オーナーさんの遊び心にも触れられ、とても楽しく過ごさせていただきました。
つどいの館キャンプ場の営業が続けられるために、伝えたいこと
つどいの館キャンプ場がたくさんの人に知られることは大歓迎。
でも、オーナーさんが気持ちよく貸したくなるような利用者のマナーが、今後の営業継続に繋がります。
それは、おそらく個人オーナーだからということではありませんが、ご実家のトイレまで提供してくださるご厚意をよく考えていかなければいけないと感じました。
どこのキャンプ場にも言えることですが、情報発信者からも、これから利用される皆様の利用マナーのご協力を、よろしくお願いします。
参考リンク
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