パラライフ北海道キャンプフィールドは、北海道赤井川村にあるパラグライダースクールが運営するキャンプ場です。
1日1組の貸し切りサイトは定員10名、テント5張まで利用可能。
お盆の季節はどこのキャンプ場も予約でいっぱい、満場になるほどの混雑…。
高規格で快適なキャンプ場もよいですが、１日１組限定サイトは、場所取りや混雑の心配がありません！
「騒がしい客が近くにいたら、景色やキャンプどころではない」という残念な話も聞きます。
また、「グループキャンプをしたいけれど、周りを気にせずに伸び伸びキャンプを楽しみたい」というニーズもあるかもしれません。
この記事では、1日1組限定で利用できる「パラライフ北海道キャンプフィールド」の施設情報や魅力、利用前に知っておきたい注意点を写真を交えてたっぷりとお伝えします！
しかも予約した日は、ペルセウス座流星群のピーク時期とも重なり、たくさんの流れ星をみることができました！
パラライフ北海道キャンプフィールドの魅力まとめ
- １日１グループ限定で貸し切りキャンプができる
- 広いサイトで遊ぶことができる
- ペット利用可
- 焚き火可
- ハンモック使用OK
- 車の乗り入れ可
- 近くに赤井川が流れている
- サイト内に街灯がないので、星が綺麗に見える
- 運が良ければパラグライダーの飛行を間近で見ることができる
- パラグライダー体験が1000円引きで利用できる
このあと詳しく解説しますが、
・炊事場がないので、水持参が必須
・トイレはサイトからの距離があり、古め
・熊の出没地域が近いので注意が必要
これらが理由で難易度は高めです。注意点も確認の上、ご検討くださいね！
パラライフ北海道キャンプフィールドまでのアクセス＆駐車場
パラライフ北海道は、赤井川村を拠点とし、道内各フライトエリアでパラグライダースクール活動をしています。また着陸場をキャンプフィールドとして開放しています。
パラライフ北海道HPより
所在地
１km手前の道道36号線からの入り口に、大きめの看板があります。
■北海道余市郡余市郡赤井川村日ノ出58−１
アクセス
- 余市ICから約12.4km(車で約15分)
- 道の駅「あかいがわ」から約8.6km(車で約13分)
- 小樽市街から約30km(車で約36分)
- 倶知安町から約35km(車で約40分)
- 札幌市街から約66km(車で約70分)
駐車場
建物とのぼりがあるので、すぐにわかりますよ！
お問合せ先
■Mail：akaigawa@paralife-hokkaido.com
■TEL：090-9740-1124（08:00～18:00）
パラライフ北海道キャンプフィールド 基本情報
営業基本情報
営業期間
5月から10月※雪解けや降雪により時期の変動あり
定休日
第２日・月曜日と第４水・木曜日は定休日
※お休みの日はHPでご確認ください。
チェックイン
13：00〜17：00
チェックアウト
8：00〜10：00
管理人駐在
8：00〜17：00
予約方法
予約可能な日程を 公式HPで確認することができます
予約不可の日が掲載されているので、それ以外の日程ならOKということですよ！
予約はHPの予約フォームから
公式HPに予約フォームがあります。
名前とメールアドレス、電話番号と希望日時、利用人数を記入して送信すると、折り返し予約完了のメールが届きます。
わからないことがあれば、電話対応もしてくれますよ！
受付方法
チェックイン手続き
駐車場横の建物内に、パラグライダーやキャンプの受付カウンターがあります。
今回は、建物内で手続きを行わず、テントサイトへ管理人さんが来て下さいました。
※利用者全員に、キャンプ場内の説明やルール等の確認をしてくれます。
チェックアウト手続き
特に返却するものはありませんでしたが、管理人さんに声を掛けてチェックアウトになります。
パラライフ北海道キャンプフィールド サイトの様子と使用料金
利用料金
パラライフ北海道キャンプフィールドは、1グループ限定、１〜10名、テント５張までのプライベートキャンプ場です！！
子どもの人数追加等は相談に乗ってくれるかもしれません。利用の前にメール等でご相談ください。
入場料
| 大人一人（中学生以上） | 1,000円 |
| 小学生 | 500円 |
貸し切りでこの価格は安すぎでは？という人もいるかもしれません。
ただし、トイレは古め、炊事場の設置がないという不便さもあってのこと。
今後炊事場の設置の可能性もあるとのお話でした。環境が整ったら値上げもあるかもしれませんね。
現状の施設でこの価格で貸し切りキャンプが楽しめるなら、コスパは最高だと感じました！
1日1組限定の貸切フリーサイト！
広い着陸場と、その奥にあるテントサイト。
テントやタープを５つ、車を5台停めたとしても、遊ぶ場所が確保できるほど広いですよ！
車横付けOKの芝サイトです！
もちろん区割りもないので、自由な配置で設営できるのは嬉しいですね。
左は村道になるので、村道を避けて駐車します。
サイトに木陰はほとんどありませんが、ハンモックを付けられる木がありました！
ハンモックも使われますか？と聞かれ、持ってきていた友人が使えるならということで取り付けたハンモック。
木と木の間隔は広めなので、長めのテープをご用意くださいね！
パラグライダーが飛んできます！！
追い風になると飛び立てないということで、風の強さや方向を見ながら、条件が良ければ飛ぶそう。
利用した日は、パラグライダースクールのメンバーさんやツアー客が飛んでいて、何度も飛行を目撃することができました。
飛行中に見られる景色は、飛ぶ人にしか味わうことができない絶景なのでしょうね！
離陸から着陸までは、短いときで10分、長いときでは1時間もずっと飛んでいられるそうですよ！
着陸場外がキャンプサイトになります
この目印がある場所までが着陸場で、ここよりも奥は全てキャンプで利用してもよい範囲！
こんなに広いので 遊びも楽しい！
夕暮れ時間まで、広い芝サイトで遊びました。
フリスビーが予想外の方向へ飛んでいっても大丈夫！
隣のテントに当たって、「ごめんなさい」ということもありません。
テント横の広いスペースを独占。贅沢です！
川遊びができるかもしれません！
サイトのすぐ横に赤井川が流れています
今年は比較的水量が少なめだったようで、足を入れて歩ける緩やかな流れでした。
川はサイトより低い場所にあり、川へ下りる道や階段はありません
斜面は濡れていないときでも滑りやすかったので、利用する際は十分足元に気をつけて、自己責任でご利用ください。
施設・設備
管理棟
パラグライダー体験客の受付場所がある建物が、管理棟です。
飲み物、カップラーメン、薪の販売があります！
管理棟には冷蔵庫があり、そちらに入っているペットボトルや缶、紙パックジュースを購入することができます。
好みの太さの薪を選ぶことができる、量り売りスタイルです。
実際に購入して焚き火で使用しましたが、よく燃えましたよ！
ゴミ回収・灰捨場
キャンプサイトの隅に缶が置いてあります。この缶に灰を捨てて下さい。
ゴミ回収はしていません。持ち帰りです。
トイレ
ペダルを踏んで流すトイレ。ちょっとしたコツがいるので、お子さんだけの使用は難しいかもしれません。
「トイレの流し方 三選」の貼り紙がありましたよ！1日使えば上手になるかな?笑
【注意】パラライフ北海道には炊事棟はありません！
水場は、トイレの中にある手洗い場のみです
トイレがあるプレハブ内に、手洗い場があります。
水圧が低いため、蛇口をひねっても細い水しか出ませんでした。
それでも、ハンドソープを使って手洗いすることは可能でしたよ！
※飲水やサイトで使用するための水を汲んだりすることはできません。
水は持参してくださいね！
食器洗い、洗面等ができる炊事場は、2021年夏現在はありません、（今後、簡易的な流し台が設置されるかもしれません）
事前の予約完了メールにも、炊事場がない旨の注意点と合意の確認がありました。
そのように事前に聞いていたので、友人が気合いを入れてペットボトルを２箱用意。
しかし、ジュース類も多数持ち込んだため、ペットボトルの水を使用したのはコーヒーを沸かしたときだけ。
【攻略法①】蛇口をひねって使える「水タンク」があると便利です
キャンプサイトの傾斜を教えてもらい、低くなっている場所にタンクを置いて使用しました。
食器は、全て汚れを拭き取ったため、このタンクの水を使って洗っていません。
手や顔を洗うための水も、10Lタンクがあれば十分です。結局、タンクの半分以上が残りました。
【攻略法②】排水に困まらないキャンプ飯を計画する
今回のキャンプ飯は、焼き肉、焼き鳥、焼き魚、おにぎりetc…
ボールや鍋などの調理用具も極力使わないメニューにしました。
鍋料理は残り汁の処理が大変なので、避けたほうがよさそう。
また、水を使って綺麗に洗わなければいけない下ごしらえが必要な料理は避けるなど、料理のメニューは工夫してくださいね！
魚介類はすでに調理済み（捌いてあるもの）がおすすめです！
水を用意するのは比較的簡単ですが、排水が課題。流した排水に匂いがあると危険ですよ！
食材の残り汁をサイトの隅にでも捨ててしまったら、匂いがあるため野生動物を寄せてしまう危険性があります。
注意していても出てしまった食材の汁（焼き肉のタレ、漬けダレ等）は、サイトには捨てずに、キッチンペーパーに吸わせてゴミとして処理してくださいね！
【攻略法③】汚れを拭き取れるキッチンクリーナーや使い捨ての容器を使用する
綺麗な水を草地に流すのは抵抗はありませんが、洗剤を使った水を草原に捨てられますか？
食器洗いをしなくて済むよう、①使い捨て容器を使う、②食器の汚れを拭き取って持ち帰る（家で洗う）ことを おすすめします！
汚れを分解させて拭き取れる「エコキッチンクリーナー」が大活躍！
私が愛用しているのは、Tarp to Tarpのエコキャンプクリーナー。中身はエコキッチンクリーナーと同じです。
エコキッチンクリーナーとキッチンペーパーがあれば、食器に付いた油分も分解させて綺麗に拭き取ることができます。
しかも抗菌、消臭効果あり！価格は高く感じるかもしれませんが、希釈して使う洗剤なので、実はコスパ◎。
キャンパーの間で人気のアイテムですよ！
キャンプ場利用の約束と注意事項
焚き火OK! 薪割り体験もできるかもしれません
手作りの薪割り機を使用させていただきました。
薪の購入者は、薪割り体験もできるかもしれません。興味がある方は、ご相談くださいね。
現地で薪を調達できるのは嬉しいですね！夜は冷えたので、焚き火の暖かさが最高でした！
花火
花火もOKです。
ペット同伴
ペット同伴OKです。
レンタル用品はありません
キャンプ用品のレンタルはありません。
側溝にご注意ください
キャンプサイトをぐるっと囲むように、側溝があります。
夜間は真っ暗なので、足元に気をつけて移動してください
トイレへの近道になる橋があります。
キャンプ場内に、街灯はありません。夜間のトイレへの移動には必ずライトを使用してくださいね！
パラグライダースクールのメンバーさんが管理棟近くに宿泊する場合があります
貸切サイトとしていますが、私達が利用した日も、スクールの方が2組利用していました。
スクールの方は管理棟近くエリアになるので、100m以上は離れています。
赤井川村を満喫！最寄りの温泉＆道の駅＆お店情報
あかいがわカルデラ温泉
キャンプ場から約3.8km、車で約７分の場所に、あかいがわカルデラ温泉があります。
営業開始は10時からなので、チェックアウトから直行できますよ！
所在地
北海道余市郡赤井川村字赤井川71番地2
休館日
毎週月曜日※祝日が月曜日の場合は翌日火曜日
日帰り入浴時間
10：00〜21：00（最終入館時間20：30）
利用料金
| 大人(中学生以上) | 400円 |
| 子供(小学生以下) | 200円 |
お問合せ先
0135-34-6441
公式HP
道の駅＆お店情報
道の駅「あかいがわ」
道の駅「あかいがわ」には、ベーカリーやアイスクリーム、新鮮野菜もありますよ！
最寄りのお店と営業時間
| 道の駅あかいがわ | 8：30〜17：00 |
| セイコーマート 赤井川店 | 6：00〜22：00 |
| 山中牧場 | 8：30〜17：30 |
| ホピの丘 トンデンファーム | 10：00〜17：00 |
【感想まとめ】パラライフ北海道キャンプフィールド利用してわかったこと
場内に街灯がないので天体観測＆星空撮影ができるかも！
利用した日は、8月中旬。
ペルセウス座流星群のピーク時期と重なり、幸運にも流れ星を何個も見ることができました。
そして、撮影していた写真にも流れ星が写ってくれました！！
写真では右の雲に隠れてしまっていますが、天の川も肉眼で見えるほど、星が見える場所。
サイトの明かりを全て消したら、満天の星空が楽しめますよ！
朝陽、夕陽は山から
周りにあるのは自然だけ！そんな景色が楽しめ、撮影もできるのが、パラライフ北海道キャンプ場の魅力！
パラグライダーが飛んでくるのも面白い！
自分たちだけだから 満足感も高い！
サイトとサイトの距離が近いと、お互いに気遣いが必要。それもマナーとして大事ですが、時には、こんなにのびのびと遊ぶのもいいですよね！
広い貸し切りサイトを夫婦2人で使うより、こんな場所こそ、久しぶりに会う仲間とワイワイと周りを気にせず楽しみたいということで利用させていただきました！
1日1組限定や貸し切りキャンプ場だから 景色も静けさも広さも独り占め！
平日に利用したキャンプ場が、たまたま完ソロ（自分以外に利用者がいなかった完全ソロキャンプ）になったときの満足感を味わったことがありますか？
しかし、1日1組限定サイトだから、始めからそんな満足感が確約されているのが「貸し切りキャンプ」。
景色も静けさも広さも独り占め！そんな特別感が味わえるキャンプ場でしたよ！
2021年のガイド本に初掲載されたばかりで、今ならまだ予約は取りやすいかもしれません。
パラライフ北海道キャンプフィールドが気になっている方は、お早め目にご利用くださいね！
■パラライフ北海道キャンプフィールド>>http://paralife-hokkaido.com/camp/
トイレが綺麗で、水がいくらでも使える快適キャンプ場が当たり前になっていますが、災害などを考えると「限りある水で生活すること、仮設のトイレを使用すること」なども経験としてあってよいのでは？というのが私の考えです。
不便さで敬遠しがちですが、利用してみたら、ここにしかない魅力がきっとわかるはず！ぜひ天気の良い日に利用して、夜の星空、眺めてみてくださいね♪
※熊出没情報には十分気をつけてご利用ください。
ブログ「Possibility.Labo＊ポジラボ」では、北海道のキャンプ場やキャンプギア情報を発信しています！
Twitter、Instagram、YouTube「Keitan’s Camp」でも、最新の情報をお届けしていますので、ぜひサイトトップページからチェックしてくださいね！
YouTube「Keitan’s Camp」でもキャンプ場の様子をお届けします！
〈只今、動画制作中です〉こちらは、同じく赤井川でキャンプしたときの動画です！
北海道のキャンプ場情報を発信しています！
愛用中のキャンプアイテムをご紹介しています！
参考リンク
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読んでいる時間からキャンプ気分が始まりますよ♪
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北海道がもっと楽しくなる情報が詰まっていますよ！
