北海道の超人気、千歳支笏湖の湖畔にある美笛キャンプ場のご紹介です。
美笛キャンプ場は、予約不要で利用できる場所で先着順。
そのため、特に週末は開門7時前から車列ができたり、入場制限によりチェックインできない人がいたりするほどの激戦ぶり。
「良い場所を確保するために早めに行く」というレベルを越えて、「入場のため」に早朝から並ぶというレベル。
なぜ、そんなに人が集まるのか。
この記事では、美笛キャンプ場が気になっている、ぜひ利用したいという方へ、美笛キャンプ場の魅力と、サイトの様子、混雑回避の方法などを、写真多めで解説します。
リピーターも多く集まるキャンプ場。この記事を読めば、ますます美笛キャンプ場へ行きたくなるかもしれません!
ぜひ最後まで読んで、美笛キャンプ場でキャンプを楽しんでみてくださいね!
朝の景色が最高なので、早起き必須ですよ!
美笛キャンプ場の魅力まとめ
- 湖畔のロケーションが楽しめる
- 支笏洞爺国立公園の大自然を味わえる
- 天候が良ければ最高の日の出が見られる
- カヌーが楽しめる
- チェックインが7時からで早め
- 売店が充実(食材・飲み物・お菓子・薪など)
- トイレ・炊事場が綺麗
- ゴミは分別すれば捨てられる
- ペット可
- コインシャワーとコインランドリーも完備
- 予約なしで入ることができる
- オートキャンプが可能
\2022年は5月5日から営業スタート!/
2022年から運営管理者が千歳観光連盟になり、料金変更がありました。
美笛キャンプ場までのアクセス
美笛キャンプ場は、湖畔の景色を楽しみたい方はもちろん、カヌーやSUP、水遊びを楽しみたい人たちも集まる場所です。
澄んで綺麗な湖水は、ウォータースポーツにも最適!
同じ支笏湖畔にある、休暇村モラップキャンプ場も大人気ですが、美笛キャンプ場には、シャワー室、コインランドリー、売店が充実しており、旅の中継地にもおすすめの場所。
全国のキャンパーも憧れて訪れる場所なんですよ!
所在地
北海道千歳市美笛
アクセス
- 札幌から車で約90分(国道453号線→276号線)
- 新千歳空港から車で約60分(国道36号線→道道16号線→国道276号線)
- 千歳市内から車で約50分(道道16号線→国道27号線)
- 苫小牧市内から車で約40分(国道276号線)
国道276号線からの入り口には、「美笛野営場」と書かれた看板があります。
途中、ボートの船着き場の分かれ道がありますが、細い砂利の道を800m道なりに進んだ先に、キャンプ場入り口カーゲートがあります。
恵庭に抜ける78号線は、現在通行止めとなっています。
カーゲート
チェックイン:ゲート前に車を停めて、受け付け手続き
美笛キャンプ場の入り口には、カーゲートがあります。
平日は並ばずにゲート前まで行くことができますが、休日はゲート前に車列ができていることがほとんどです。
混雑時は、誘導してくれるスタッフさんがいて、その場合は、2台ずつ受け付けに誘導されます。
代表者1名が車から降りて、受け付け手続きと支払いを行います。
受け付けをすると、ゲートを退場する時に使用するカードを貰います。
カードは、一度キャンプ場から出て再入場する際の証明にもなります。
チェックアウト:退場時に、カードをポストイン
退場する時に、出口にある機械にカードを通すとゲートが開きます。
カードは回収されないため、横にある白いポストに、自分で投函することになっています。
休日は、この場所にスタッフさんがいて、回収してくれていました。これで、チェックアウトになります。
朝7時から午後7時はゲートが封鎖
コーンなどの簡単に動かせるゲートではありません!
温泉に出かける場合は、必ず時間内に戻るように気をつけてくださいね。
美笛キャンプ場 基本情報
美笛キャンプ場は、とにかく綺麗な支笏湖からの景色と透明度の高い湖水が魅力的。
オートキャンプが楽しめるサイトや、湖畔側の砂浜サイトもあります。
暑い夏はもちろん、営業期間中の休日は、どの季節も多くの人で賑わうキャンプ場です。
基本情報
2022年に料金改定がありましたが、チェックインやチェックアウト時刻等に変更はありませんでした。
営業期間
2022年4月29日〜10月中旬予定
チェックイン
7:00〜19:00
チェックアウト
7:00〜11:00
デイキャンプ
7:00〜19:00
チェックインが7時は、他のキャンプ場と比べても早いですね。
美笛キャンプ場は、19時までたっぷりデイキャンプも楽しむことができます。
宿泊ができず、日帰りする方にもおすすめです。
問い合わせ先
センターハウス(受付:AM7時〜PM7時)
090−5987−1284
※ペット可
※直火禁止
美笛キャンプ場 利用料金とサイトの様子
【2022年料金改定】宿泊&日帰り利用料金
入場人数に応じた料金設定です。
サイトの追加料金はありません。入場料のみで車の横付けもできるキャンプ場です。
区分 | 宿泊料金 | 日帰り料金 |
大人 | 千歳市内 1000円 千歳市外 2000円 | 千歳市内 500円 千歳市外 1000円 |
小中学生 | 千歳市内 500円 千歳市外 1000円 | 千歳市内 200円 千歳市外 400円 |
未就学児 (4歳以上) | 千歳市内 200円 千歳市外 400円 | 千歳市内 100円 千歳市外 200円 |
4歳未満 | 無料 | 無料 |
市内料金で利用する場合は、身分証明書の提示が必要になります。身分証明がない場合は、市外料金になるのでご注意ください。
市外料金が倍額になったので、驚く方も多いと思いますが、1泊オートキャンプで2000円利用ができれば、他のキャンプ場と変わらない、もしくは安いと感じる方もいるかもしれません。
サイトの種類はあるの?
所々に駐車場があり、フリーサイトスペースがあります。それ以外の場所は車の横付けが可能なオートサイト。
フリーサイトとオートサイトが、場内に混在しているのですが、美笛キャンプ場は、場内どこでも一律同じ金額です。
手続きと支払いが済んだら、キャンプ場内の好きな場所を探して車を停め、テントを張るというシステムです。
雰囲気が違う4つのスポットが楽しめます!
美笛キャンプ場は、同じキャンプ場の中でも、色々なサイトが楽しめます。
混雑してる場合は選べないかもしれませんが、毎回、違う雰囲気を味わうこともできますよ。
スポット① 木陰もある湖畔サイト
私が2回目に利用したのは、西側にある湖畔サイト。
駐車場からの荷物の搬入も、それほど大変ではない場所に運良く入ることができました!
しかもこちら、日中は、後ろの木々の日陰もあり、涼しいので、夏は最高!
そして何より、景色が最高でしたよ!
この場所取りに成功した時の様子は、こちらで紹介しています!
スポット② 広い砂浜
①のスペースは、10張ほどしか張れないため、湖畔に張りたいなら、こちらの広い砂浜スペースもおすすめです。
波打ち際まで近く、支笏湖と山々の風景が楽しめます。
ただ、人の出入りが気になるかもしれません。
また、車の乗り入れは出来ないゾーンなので、荷物運びも少々大変です。
そして、木陰がないので、この砂の上は歩くだけで、結構暑かったです…。
スポット③ 木陰がある林間のオートサイト
湖畔際の砂浜は、フリーサイトのため、車の乗り入れができませんが、手前の林間サイトは、車の横付けがOKなオートサイトです。
夏は木陰が気持ちよく、少し先に湖畔を眺めながらキャンプが楽しめます。
前回利用した時は、この林間サイトを利用しました。
スポット④ 川沿いの芝サイト
支笏湖に流れ込む川がすぐ隣を流れています。この川では、釣りをしている人もいました。
川はサイトの下を流れているという感じで、柵もあるので、ロケーションが良いという訳ではありませんが、川のせせらぎを聞きながら、過ごすことができます。
また、キャンプ場のやや端で湖畔からも少し離れているので、混雑時にも、他の利用客の出入りは気にならないゾーンです。
良い場所には先客 チェックアウトのタイミングで場所取りが最適!
美笛キャンプ場は予約制ではないので、場所は早いもの勝ちです。
自由に場所を選びたい人は早めにチェックインするというのが、他のキャンプ場なら通用するのですが、美笛キャンプ場の場合は、それもできません。
週末は、金曜日の夜からゲート前で車泊する方もいるほど。
そもそも、良い場所は、先客がいると思ってくださいね。
チェックアウトしそうな方を見つけて、その場所に入るというイメージですよ!
美笛キャンプ場 施設・設備情報
施設・設備
センターハウス(管理棟)が充実!
営業時間がそれぞれ違うのでご注意ください
- センターハウス (7:00〜19:00)
- ランドリー・シャワー(8:30〜19:00)
- 売店 (10:00〜18:00)
センターハウス内には、売店、コインランドリー、シャワーがありますが、それぞれ、利用できる営業時間が異なります。
最終使用開始時刻は、営業終了時刻よりも早く設定されているので、時間にゆとりを持ってご利用ください。
買い忘れや食材不足にも対応できる品揃え!
美笛キャンプ場や支笏湖温泉街にはコンビニがありません。
しかし、キャンプ場内にある売店は品数は豊富で、肉や飲み物、調味料からお菓子や薪までたくさんの食品や、子どもが喜ぶようなおもちゃの販売もありました。
最寄りのコンビニがないので、食材まで置いてある売店は嬉しいですね!
薪の在庫も豊富!
これだけあれば、不足の心配もありませんね!
レンタルも充実しています
美笛キャンプ場は、貸テントや貸し道具なども充実しています。
■貸テント 4人用1張 1,500円 ※2021年はレンタルを休止
数に限りがあるので、こちらはお問い合わせの上、ご確認ください。
旅行者にも嬉しいサービスが充実
電子レンジや充電コーナーがあり、無料で使用することができます。
さらに驚いたのは、携帯電話の充電コーナー。
コインランドリーやシャワー室、充電コーナーがあれば、旅行の中継地にも最適ですよね!
時間外でも大丈夫 自動販売機コーナー
売店が閉店した後も利用できる自動販売機コーナーもあります。
コインランドリー・コインシャワー室
センターハウスの休憩所の奥に、コインランドリーとシャワー室があります。
■売店前にある休憩所
■奥にコインランドリーとシャワー室
■コインランドリーは2台
洗濯機1回40分200円/乾燥機1回30分100円
■シャワー室は3つ
1回10分100円
■ドライヤーも借りることができます
カヌーやSUP、水遊びをしている利用者が多く、午後5時ごろはシャワー待ちの行列ができていました。
クローズ直前だと、並ぶことができなくなる可能性がありますので、ご注意くださいね!
売店、コインランドリー、シャワー室は、センターハウス内にあり、営業時間が決まっており、24時間使用できるわけではありません。
場内放送も流れますが、利用時間には気をつけてください。
トイレは2棟
トイレは、和式2つ、洋式2つありました。
洋式のトイレは、新しいタイプの温水洗浄便座のトイレでした。ただ、ウォシュレットは使えないかもしれません。
炊事棟も2棟
足洗い場所と、ホースがありました。こちらで砂を落とすこともできます。
ゴミ回収しています
ゴミの分別については、こちらの表示を見ながら行ってください。指定の袋などはありません。
灰捨場
センターハウス隣に、消炭捨場がありました。
出発前に知っておきたい注意点
湖畔サイトは砂地なので 長めのペグが必要です
湖畔は砂地なので、20cmの鍛造ペグでは抜けてしまうところもありました。
30cmペグを6本使用していましたが、それでも本数が足りなかったので、石を活用。
隣のサイトにいた方は、2本のペグを交差させて打っていましたが、砂地なので、緩みやすく、苦労されていました。
ヘリノックスのような椅子は埋まります
細い脚の椅子を使うと、椅子の脚が埋まってバランスを崩してしまいます。
今回は、コーヒーの麻袋を下に敷いて埋まり対策!
ヘリノックスチェアにはテニスボールのような保護アイテムもありますが、この麻袋のおかげで、埋まりはかなり解消できました。
ぜひ、砂・石対策の準備を!
広い湖畔の方には、ゴロゴロの石があるところもありました。
皆さん石を避けてテントを張っていましたが、コットがあると良さそうです。
砂地でキャンプ経験があまりないという方は、気をつけてくださいね!
オートサイトは初心者でも快適!
湖畔の砂地を選ばなければ、砂や石に悩まされることはありません。
ロケーションを優先するなら、湖畔サイトがおすすめですが、設営や日差しを考えて、林間にあるオートサイトを選択するということもできます。
キャンプ場はどこからどこまで?
西側の端には柵があります
この先に、少し砂浜が続いているのですが、この柵の向こう側には、テントを設営することはできません。
東側の端にはロープが張られています
フリーサイト近くには駐車場があります
砂浜には車を侵入させられないため、駐車ゾーンがあります。
キャンプ場内に、リヤカーはありませんので、自力で運んでくださいね!
雨の翌日はぬかるむかもしれません!
キャンプ場内の道はそれほど広くありません。
テントを張る場所を探しに次々に車が入って来ていました。
雨上がりの日などは、少々道がぬかるむかもしれません。
センターハウス左側には、一方通行の道
こちらの道は、砂利道になっているため、ぬかるみはなく、走行しやすかったです。
一方通行の道の内側がオートサイトになっています。
キャンプ場内に、昼間から鹿!?
支笏湖周辺は、鹿がたくさん生息しており、夜間にはかなりの数が見られるのですが、美笛キャンプ場では、昼間にも出現!
テントが張られている場所までは近寄ってきませんが、時折、森の奥でガサゴソ動いている様子が確認できます。
その後見ていると、センターハウス横に出てきまた。カメラを向けてもすぐに逃げないので、人馴れしていそうですね。
スポンサーリンク最寄りの支笏湖温泉情報
支笏湖に来たなら、支笏湖温泉!と思う方も多いかもしれませんが、残念ながら美笛キャンプ場から支笏湖温泉街までは、約24kmあります。
もう1つある丸駒温泉までは、約35km…道が開通していれば、もう少し近いのですが―
近くはありませんが、素敵な温泉なので、ご紹介します!!
支笏湖温泉
キャンプ場を利用する方なら、営業時間が長い休暇村支笏湖が一番利用しやすいと思います。
休暇村支笏湖
[月木金土日]11:00〜17:00
[火水]13:00〜16:00
大人 720円
しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
11:30〜15:00
※ランチとセット 3,000〜4,500円のプラン有り
レイクサイドヴィラ 翠明閣
夏期は客室風呂のみ 11:00〜16:00
冬季のみ日帰り入浴あり11:00〜16:00
支笏湖第一寶亭留 翠山亭
11:00〜15:00
ランチとセットの日帰り入浴のみ(要予約)
Aプラン2,500円 Bプラン3,500円
他の3つのプランは、ランチとセットの入浴プランになっています。キャンプと合わせて利用するのは難しそうですね…
丸駒温泉旅館
創業は大正4年。支笏湖温泉の中でも一番歴史の古い温泉です。
支笏湖との距離が本当に近くて、初めて利用される方なら、きっと驚きますよ。
所在地
北海道千歳市支笏湖美幌内7
営業時間
10:00〜15:00
料金
大人 | 1000円 |
小学生 | 500円 |
3歳以上 | 200円 |
3歳未満 | 無料 |
サイトからの風景が格別です!
夜の景色も山のシルエットが幻想的
夜10時過ぎに恵庭岳方面を撮影しました。
星は見えていましたが、少し霞んだ感じで、天の川の撮影はできませんでした。
恵庭岳の向こうが札幌方面のため、街の明かりもあり、この方角からの星空撮影は難しそうです。
星空撮影を期待するのであれば、支笏湖にあるもう1つのモラップキャンプ場の方がおすすめです。
※2022年からモラップキャンプ場は予約制になりました。
朝陽撮影が最高にいい!
平成最後の「日の出」が撮影できました
4月末は日の出が4時半前という早さのため、4時前からカメラを構えていました。
日が出始める時刻よりずっと前から空が綺麗に色付き、少しずつ変化していく様子がとても綺麗でした。
晴れている早朝は、絶対に見逃してはいけませんよ!!
湖面に映る山々と、日の出。静かな湖畔での朝の時間はとても贅沢で、天候に恵まれないと出会えない絶景です。
しかも、この写真は、平成最後の「日の出」写真。
特別な時間を過ごすことができました。
2回目のキャンプでも朝陽の撮影に成功!
今回は、朝陽や朝焼けをテントと一緒に撮影することができ、さらに大満足のキャンプになりました。
その時の様子は、こちらの動画でもご紹介しています!
まさに絶景でしたよ!
美笛キャンプ場まとめ 混み合わない平日がおすすめ!
天気に恵まれれば、こんなに綺麗な朝陽が楽しめますよ!!
私が美笛キャンプ場を利用した日も、7時を過ぎると続々と車が入ってきました。
美笛キャンプ場は、カヌーを積んている車も多く来ていて、カヌー愛好家にも人気のキャンプ場です。
売店、ランドリー、シャワーも完備していますし、旅行の中継地としても最適なキャンプ場だと感じました。
残念なのは、支笏湖温泉街が湖の反対側にあるため温泉に行くには少々時間がかかること、そして静かにキャンプしたい人にとっては、人が多いことかもしれません。
しかし、混雑していても美笛キャンプ場でキャンプしたいという人は後を絶ちません。
つまり、美笛キャンプ場は、他のどこのキャンプ場でも味わえない景色が楽しめる場所なんです!
今回のキャンプは風もなく穏やかな天気だったので…
ニーモのテントを跳ね上げたまま寝ました。
コットに横になって眺める星空と、目覚めた瞬間から遠くの山が朝焼けしている景色が見られ、最高のキャンプになりました!
北海道の100箇所以上のキャンプ場を見てきた私ですが、美笛キャンプ場は、私にとってNo.1のキャンプ場です!
「Possibility.Labo*ポジラボ」では、あなたの明日がもっと楽しくなるキャンプ場&キャンプ用品情報を発信しています。
twitter、Instagram、YouTube「Keitan’s Camp」でも最新の情報を届けますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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キャンプ用品も多数紹介しています!
ポジラボサイトでは、キャンプ場以外にも、私が愛用しているキャンプ用品を多数ご紹介しています。
興味がある方は、ぜひこちらも見てみてくださいね!
キャンプ飯がもっと愉しくなる記事です!
参考リンク
■北海道千歳市支笏湖畔 美笛キャンプ場