稜線歩きの魅力がいっぱいの尻別岳。
幸運にも最高の天気で登ることができました。
羊蹄山やルスツ高原を見ながら登っていくと―
さらに洞爺湖や噴火湾まで一望できます!
難易度もそれほど高くないので、親子で登山できる山、尻別岳をご紹介します!
尻別岳 登山口アクセス
所在地
北海道喜茂別町・留寿都村・真狩村
留寿都村までのアクセス
- 札幌から車で約90分(国道230号線)
- 室蘭から車で約90分(道道37→国道230号線)
- 新千歳空港から車で約90分(道道37→国道276→国号230号線)
- 苫小牧から約90分(国道276→国号230号線)
- ニセコから約30分
- 洞爺湖から約30分
駐車場情報
- 国道230号と道道66号の交差点から、道道66号真狩村方面へ進む
- 500mほど進み、「種苗管理センター」「パラグライダスクール」看板近くを右折し、道道257号喜茂別方面へ進む
- 3Kmほど進むと右側に「尻別岳登山入り口」看板があるので、右折する
- タイヤを消毒する水たまりを越え、砂利道を2kmほど進む
- 広めの駐車場に到着
初めて行く方には、とてもわかりにくい場所にあります。
道道257号にある、「尻別岳登山入り口」看板を見つけて下さい!
車で登山口まで行くと、結構標高を稼ぐことができ、短時間登山ができる山です。
尻別岳 登山コース
登山コースは2つあります
- 留寿都コース(南側から登る)
- 喜茂別コース(北側から登る)
私が登ったのは、2回とも留寿都コースです。
喜茂別コースの登山口は、留寿都村のHPにも記載されていません。
喜茂別コースは、あまり使用されていないようで、登山レポートもほとんどありませんでした。
標高
1107.27m
距離
約6.34Km
標高差
(登山口〜山頂)約570m
山頂が1107.27m、標高差が約570mということは、登山口までの砂利道で、すでに5合目付近まで登っていることになります。
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左が登り、間が昼食休憩タイム、右が下山です。
グラフから、登りの途中でも少し下っていることもわかりますね。
左右対称になっていないのは、下山の速度の方が速かっためです。
登り
約90分 ※写真を撮りながら
下り
約60分
※急斜面は慎重に。それ以外は小走りで
※ゆっくりとしたペースで登りたい方は、片道2時間をみてくださいね!
難易度
初級中級レベル
稜線は気持ちがいいのですが、夏場は日差しが強く、暑さを感じるかもしれません。
子どもと一緒に登れる山ですが、充分に体調を整えて登りましょう!
登山道チェック!
始めは、笹薮道を歩きます。
私が登ったのは草刈り直後だったため、道も広く、登山道は整備されている印象でした。
途中までは、ハイキング気分で歩けます。
稜線歩きはアップダウンがあって、とても楽しい!
天気がよければ、常に景色を楽しみながら歩くことができます。
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大変なのは、9合目から山頂までの間
突如、道が急になります。
ロープが張っているので、それを助けに登ることができますが、雨などが降った際はとても滑りやすくなりますので、注意が必要です。
山頂は広く、座って昼食を食べられます。
視界も開けていて、360°パノラマ展望台のようです!
尻別岳登頂証明書がもらます!
登頂された方には、留寿都村観光協会より「尻別岳登頂証明書」を郵送させていただきます。
留寿都村HPホーム>ルスツで遊ぶ>尻別岳登山
連絡先
0136-46-3131
トレイルランニング大会開催の山
毎年9月最終週に開催される「北海道トレイルランニング大会」で最上位クラスに組み込まれています。
また、2017年6月25日には、北海道アウトドアフェスティバル実行委員会が主催となり、20km、5km、2.2kmのトレイルランニング大会が開催されました。
バックカントリーを楽しめる山
尻別岳について調べていると、登山と同じくらい、バックカントリーをした人の記録がたくさん出てきました。
すぐ側にルスツリゾート、ニセコがある地で、急斜面を好む人がバックカントリーで尻別岳を利用しているようです。
何年か前にバックカントリー中に雪崩の事故がありましたので、充分な知識と経験をもって挑戦してくださいね。
より快適に登山しよう!
★ 長袖、長ズボン(ダニ予防)
★ 日除けの帽子
★ 防寒着
★ 登山靴
★ 登山ストック
ダニ対策をしましょう!
藪漕ぎをするほどの酷い道ではありませんが、笹がある道で気をつけなければいけないのが、ダニです。
マダニは非常に危険ですので、長袖長ズボンの着用をおすすめします。
下山したあとは、衣服をほろったり、体に付いていないかチェックすると安心です。
温度変化に対応できる服装を
また、尾根は風が通ります。羊蹄山側は木があるので、風を遮ってくれますが、ルスツ側からの風が吹く日は遮るものが全くありません。
汗をかいたときの風は体感温度が下がりまので、温度変化に対応できる服装の準備を必ずしましょう。
滑りにくい登山靴が必要です
途中までは、スニーカーでも登れそうな道が続くのですが、先程説明のように、山頂近くは道が険しいです。
特に下山の際は足首に負担がかかりますので、登山靴で登りましょう。
下山が苦手という人は、ストックもあるとよいかもしれません。
登山を始める前に確認しよう
山小屋 | なし |
水場 | なし |
トイレ | なし ※駐車場にもありません。 |
登山レポート
私は尻別岳に2回登りました。
1度目は、前日の雨の影響もあり、道が不安定でした。
すぐ下のルスツリゾートを見たり、8月の暑い日だったのですが、尾根を通る風がとても涼しくて気持ちよく、楽しかったことを覚えています。
ただし、苦戦したのが下山。
道がヌルヌルにぬかるんでいるところもあり、登山靴を履いていも滑るほど。登るのも苦労しましたが、とにかく下山は怖かったです。
ハイキング気分の途中までとは、別の山を登っているのかと思うほど大変でした。
2回目は最高によかった!!
私の登山経験の中でも、ベスト3には入る素晴らしい登山になりました。
それも全て、天気が最高に良かったからです。
すでに朝から、羊蹄山山頂まで見えるほどの快晴。
北海道の6月にしては暑く、30℃近くまで気温が上がりましたが、稜線は心地よい風が吹いていて、体感気温もちょうどよい!
前回苦戦した記憶があった道もしっかり乾いており、コンデションが抜群でした!
ルスツリゾートの観覧車が動いている様子がすぐそばに見えますが、さらに、羊蹄山や洞爺湖、噴火湾まで見られて、本当に最高の景色でした!
最寄りの温泉情報
ニセコ、ルスツ周辺にはたくさん温泉があります。
登山口から近い、私も利用したことがあるルスツ温泉をご紹介します!
ルスツ温泉は源泉100%使用!
泉質
ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩温泉
(弱アルカリ性低張性高温泉)
効能
- 神経痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 五十肩
- 運動麻痺
- うちみ、くじき
- 関節のこわばり
- 慢性消化器病
- 痔疾
- 冷え性
- 疲労回復
- 慢性皮膚病
- 慢性婦人病 等
営業時間
11:00〜21:00
定休日
毎週水曜日・年末年始
※臨時休業有
利用料金
一般(65歳以上) | 200円 |
一般(65歳未満) | 300円 |
中学生 | 200円 |
小学生 | 100円 |
乳幼児(就学前) | 無料 |
内湯が1つずつの小さな温泉ですが、源泉かけ流しの温泉です!そして、300円!
石鹸類やタオルは持参してくださいね。
所在地
北海道虻田郡留寿都村字留寿都156番地54
お問い合わせ先
0136-46-2626
ルスツリゾート内に日帰り温泉もあります
ウェスティン ルスツリゾート内にある日帰り温泉もあります。
こちらも温泉で、日帰り入浴は大人1,300円です。
おわりに おすすめはルスツ豚!
ルスツに来たら寄る場所が2つあります。
1つ目は「道の駅230ルスツ」、もう1つは、ルスツ豚が販売されている「どんどん市」です。
「ルスツ豚」を知っていますか?
道内のスーパーでは、「道産豚肉」よりさらにランクの高い(価格が高め)「ルスツ豚」が店頭に並んでいます。
私が初めてルスツ豚に出会ったのは、留寿都町へ異動した上司の自宅に招かれ、「最高のしゃぶしゃぶを食わせてやる」と振る舞ってくれた時でした。
本当に美味しい…豚肉に甘みがあるんです!
それまでは、意識してルスツ豚を購入したことはなかったのですが、スーパーにもあるではないですか!
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その後、スーパーで購入するのはもちろん、ここ数年利用しているふるさと納税で、ルスツ豚詰め合わせセットを選んでいます!
「どんどん市」では、コロッケなども販売されており、それも美味しかったです〜
羊蹄山があり、尻別岳登山も楽しい。そして美味しいルスツ豚。
やっぱりニセコ、ルスツはいいですね!
留寿都村は、登山にもドライブにも、おすすめですよ!
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どんどん市
所在地
北海道虻田郡留寿都村字留寿都127−7
定休日
不定休
お問い合わせ先
0136-46-3440
北海道で登山がしたい方へ! 私が登った山レポを紹介しています!
参考リンク
■ウェスティンルスツリゾート大浴場
■安心・安全でおいしい「ルスツ豚」どんどん公式サイト「どんどん市」
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