あなたはキャンプで、どのように調理をしていますか?
- コンロと網を使って、炭でBBQ
- ダッチオーブンを使って煮込み料理
- カセットコンロを使ってガス調理
- フライパンや鉄板料理
ガスコンロも使いやすくて便利ですが、調理用に炭を起こしてBBQをして、それとは別に薪を使って焚き火の火起こしは、ダブルで大変ではありませんか?
焚き火を使って調理も愉しみたい方におすすめしたいのが、今回紹介するUNIFLAME(ユニフレーム)の薪グリルです!
焚き火料理は格別!
強火を使って、豪快に調理ができますよ。
こんな豪快な料理もできるかも!
✔ UNIFLAME薪グリルの3つのサイズと定価
✔ 薪グリルの魅力とおすすめポイント
✔ 薪グリルのおすすめサイズについて
✔ 自作リフレクターについて
✔ 薪料理を愉しむためのおすすめアイテム
この記事では、ラージサイズを愛用している私が、ユニフレーム(UNIFLAME)の薪グリルの商品と魅力を徹底解説します。
薪グリルの購入を検討されている方へ、焚き火料理が気になっている方へ、薪料理の魅力と注意点についても写真多めでお伝えします。
きっと、読んだあなたは、キャンプ場で薪料理がしたくなりますよ!
薪グリルを使った調理の様子はこちらの動画で紹介しています
実際に調理している様子をまとめた動画です。ラージサイズの購入を検討している方は特に必見です!
ユニフレーム(UNIFLAME)薪グリル商品紹介とスペック比較
ユニフレーム(UNIFLAME)は、薪グリルと薪グリルラージ、薪グリルsoloの3サイズを販売
商品名 | 薪グリル solo | 薪グリル レギュラー | 薪グリルラージ |
税込価格 | 6600円 | 13500円 | 18500円 |
使用時サイズ | 20.5×18×18.5㎝ | 41×30×35㎝ | 68×40×40㎝ |
収納時サイズ | 13.5×21×65㎝ | 23×40×6.5㎝ | 35.5×56×8㎝ |
重量 | 約1.1kg | 約3.6kg | 約4.6kg |
材質 | ステンレス鋼 ポリエステル | ステンレス鋼 ポリエステル | ステンレス鋼 ポリエステル |
分散耐荷重 | 約10kg | 約10kg | 約20kg |
地面から 炭床までの 高さ | 約5㎝ | 約13㎝ | 約17.5㎝ |
ユニフレーム(UNIFLAME)
ユニークな炎(フレーム)を創造するという理念のもと、
1985年に生まれたUNIFLAME。以来、日本のアウトドアメーカーとして、日本の風土・文化を背景にしたアウトドアスタイルを作り続けています。
自然への畏敬を古くからの伝統しているこの国で、
ユニフレーム ブランドメッセージより
アウトドアの楽しさを引き出す炎を絶えず燃やし続けたいと私たちは願っています。
ユニフレーム(UNIFLAME)が、薪グリルの販売を始めたのは、2016年。
“ダッチオーブングリルにも対応するステンレスグリル”として登場しました。
さらに2019年7月には、「薪グリルsolo」のコンパクトサイズも発売され、人気シリーズになっています。
3つのサイズから選ぶことができます
薪グリルは人気で欠品だった時期もありました!
薪グリルの在庫切れが続き、手に入らない状況に。
一番人気は、レギュラーサイズ。今でもネット上では、定価13500円以上の値で販売されているところもあります。
最近は、各メーカーから薪グリルが販売されるようになり、以前よりは店頭販売も見るようになりました。
動画では、薪グリルラージの開封の様子を紹介しています!
組み立て方法と付属品紹介
ユニフレーム(UNIFLAME)の薪グリルは、つくりが丈夫でシンプルです。
ステンレス鋼のパネルをそれぞれはめて組み立てるもの。女性でも簡単に組み立てられます。
- 本体を広げる
- 本体の穴に灰受けのL字フックをはめ込む。(両サイド)
※奥→手前の順 - 灰受け中央にロストルをセットする
- ゴトクを好みの高さにセットする ※3段階
開封!
①本体を広げると簡単に自立
②奥の穴にはめて、手前の穴にはめる
③灰受けにロストルを入れます
④最後にゴトクを置いて完成!
組み立てはわずか2分。
②の穴にはめるところだけ、慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、コツが掴めれば簡単です。
使用上のポイント
下に薪を入れるのには、意味があります。
- 下にある芝を、熱で傷めないため
- 薪を乾燥させるため
薪の長さがあっても、薪グリルラージは幅68㎝あるので、たいていの薪は全て載せらせますし、写真のように余裕がありますよ!
最近は、コンパクトな薪グリルも多数販売されていますが、注意してほしいのが、サイズ。
小さく畳めてコンパクトなのは非常に魅力的ですが、準備した薪が大きすぎて入らなかったら…
のこぎりで、薪を短く切らなければいけない場合もあります。これが大変です。
薪グリルからはみ出して焚き火するのは危険ですよ!地面に火を落としてしまう危険性があるので、薪の長さも考慮して選んでくださいね!
簡単に片付けすることができます
パーツが全て分解でき、1つひとつのパーツは重くはありません。
灰捨場までは、分解した炭受けだけ持って行けばOK。
片付けは、組み立てよりさらに簡単にできます。
別売りオプションがあります
- ユニセラ サイドトレー
- ユニセラ 焼き鳥台Ⅱ
- ユニセラ グリルプレート
- ユニセラ ブリッジ
- ユニセラ 熱燗あぶり台ロング
- ユニセラ 鉄板
- ユニセラ 鉄板スリッド
- 薪グリル ブリッジ(網)
- 薪グリル ラージ ブリッジ(網)
薪グリルを多様に楽しむための商品が、ユニフレームから多数販売されています。
薪グリルラージsoloにピッタリの土鍋や、鉄板もありますよ!
サイズ共通のものもありますが、網などは、幅に合わせて薪グリル用と薪グリルラージ用のものもありますので、お求めになる際は、サイズをご確認ください。
芝を焼かないように、焚き火シートの使用をおすすめします!
こちらの60×80㎝がぴったり!火の粉が落ちても穴が開かない炭化繊維製のシートです。
サイズも選べます。薪グリルを使用するならぜひ合わせてご用意ください。
薪グリルラージを買ってよかった理由は?おすすめはラージサイズです!
薪グリルと薪グリルラージとで迷ったのですが、薪グリルラージを選択!
2019年1月にアウトドアショップで購入しました。
値段もラージの方が高いのですが、ラージだからできるということがあるので、薪グリルラージにしてよかったなと思っています。
おすすめの理由① 幅を生かして一度に複数調理ができる
薪グリルラージは、幅があるので、フライパン、ダッチや飯盒と、3つ並べて調理することができます。
薪グリルと購入を迷って、ラージに決めた理由の1つがこちら。
じっくり煮込みたいダッチオーブンをセットしたら、しばらく置いておきたい。
そんなときにも、ラージサイズは便利です。その隣で、別の調理が同時にできますよ!
おすすめの理由② 幅があるので強い火や弱火に調整できる
ゴトクが3段階の高さに調整可能ですが、実際には熱をもったゴトクで高さを調整するよりも、薪の位置を調整する方が簡単です。
幅を活かして火力を段階的に調整できます
幅があるからこそ、複数調理ができ、火力分けができます。
右に薪を寄せて強火、左は保温しておきたい料理、飯盒、ケトルなどを置いておくなどの使い方も可能です。
おすすめの理由③ 大きめのフライパンやダッチオーブンが使える
後ろにあるフレームは、「く」の字になっています。
上に乗っているゴトクの幅よりも大きなフライパンやダッチオーブンを使うことがありますよね。
干渉しないように考え抜かれた形状です。
ソロやレギュラーサイズでは、載せられない大きさの鍋やフライパンもありますので、購入の際には、使用したい調理道具の大きさも確認してくださいね!
おすすめの理由④ 大きな反射熱で暖がとれる
焚き火は、見て楽しむ、火を囲んで暖をとる。
焚き火の熱を効率的に集め、暖かくしてくれるのが薪グリルラージです。
“グリル”という言葉からも、調理用と思われる方がいるかもしれませんが、薪グリルは、ストーブとしても快適!
おすすめの理由⑤ 薪で調理ができたら一石二鳥!
全てのサイズのメリット 冬でも調理が愉しめます!
炭は中途半端に燃え残ったり、残り火があったりするため、キャンプ場の炭捨場へ捨てなければいけません。
ですが、薪は大抵がしっかりと燃え尽き、しかもその灰はさらさらで少量。
翌日には冷めているので、袋に入れて燃えるゴミに出すことができます。
炭捨場まで行く手間、ちょっとしたことかもしれませんが、省けるのが嬉しいですね。
焼肉するために炭をおこし、さらに焚き火もしたいと薪をおこす。
2つダブルで用意したり、片付けたりするのは大変です。
ストーブとしての役目も果たしてくれるので、実用性が抜群です。
ちょっと待って!買う前に知っておいてほしい話
薪料理は、上級者向け!?
薪の種類によって燃え方が違います
薪の乾燥状態により、燃えやすい薪と、なかなか燃えない薪があります。
乾燥が進んでいれば、燃えはいいですが、燃えがいい薪は割と早く燃え尽きてしまうこともあります。
いつも同じ種類の薪が使えれば、だいたいコツも掴めますが、薪によって燃え方が違うので、難しいと感じる方もいかもしれません。
※薪の種類にもよりますが、薪も炭と同じように、すぐには火が着きませんよ!
思い通りの火力にするのには、目が離せません
焚き火は、放置しておくと、簡単に火が消えることがあります。
必要に応じて薪を組み替えたり、薪を足したりする作業も必要です。
料理しながら火力の調整をするのは、少し忙しく感じるかもしれません。
薪を燃やすと、鍋底にすすが付きます
焚き火とケトルでお湯を沸かしたことはありますか?
ケトルの底が、すすだらけ!
メラニンスポンジやたわしで簡単に落とすことができるのですが、使用した鍋はどれもすすで黒くなります。
薪グリル自体はそれほど汚れませんが、調理器具にすすが付いてしまうのが、難点です。
純粋な焚き火台よりは燃えにくいかもしれません
こちらは、焚き火専用のメッシュタイプの焚き火台。
薪を乗せる部分がメッシュになっていて、空気が入りやすいので、見てのとおりキャンプファイヤーのようによく燃えまます。
薪グリルも空気が通りやすいように設計されていますが、この焚き火台の方がよく燃えます。
違いは耐荷重
よく燃えるメッシュタイプの焚き火台も良いのですが、あまり薪を多く乗せられないのと、簡単に薪が崩れて転げ落ちやすいというデメリットもありました。
薪グリルラージの耐荷重は、ラージの場合約20kg。大きな薪も入れて、豪快に焚き火が楽しめますよ。
収納時はわずか厚み8㎝。凄く大きいものなのに、他のキャンプ道具と一緒に収納することができます。
網焼きは難しい!?
薪グリルに付属しているのはゴトクだけなので、鍋やフライパンは乗せられても、直接、焼き物をすることはできません。
薪グリルは鍋料理、フライパン料理、ダッチオーブン料理をする方に特におすすめしたいです!
網焼きアイテムもありますが、上級者向けです!
ユニフレーム別売りの網があるので、網をセットすると、焼き鳥を焼くことができます。
熾火で調理すると じんわり焼けます
焚き火のような大きな炎では、フライパンや鍋の底を強火で温めるのには優れていますが、肉を直接炎で焼こうとすると、すぐに表面が焦げてしまいます…
焚き火で直火料理をしたいなら、赤々と燃える熾火で調理すると、じっくり焼くことができますよ!
丸く囲んで焚き火は できません
反射板の前にいると、顔が熱く感じます。
逆に言いますと、反射板の向こう側はそれほど温かさは感じません。薪グリルラージの正面と横とでも、全く温かさが異なります。
正面にいると、より一層、焚き火の温かさが味わえます。
2〜4人で焚き火を楽しむなら、薪グリルラージサイズが必要です!
薪グリルラージは、サイズが大きく価格も高め。でも、焚き火も楽しみたいという人なら、耐荷重を考えても、ラージサイズがおすすめ!
自作リフレクターを制作!よりスタイリッシュになりました
見た目はもちろん、風よけにもなりますし、リフレクターがあることでより暖かく感じます。
薪グリルとセットで使用すると、よりカッコよくなりますよ!
リフレクターを自作しました!
帆布を買えば5,000円以下で製作できます!
PPテープとハトメを付けました
木やポールを通すループも取り付け
このように小さくして持ち運べます
制作の様子は、こちらの動画で紹介しています!
作るのが大変な方は、市販品がありますよ!
Amazonで販売している陣幕パップテントは、なんと17,800円!
お手頃なテントやタープなら買えそうな価格ですね…
焚き火料理に対応できる調理器具を用意しよう!
焚き火の温度は250〜450℃!?
直火対応のフライパンは用意したほうがいいですよ!
焚き火は、家庭用の鍋やフライパンの耐熱温度を超えてしまうかもしれません。
それほど強火にしなければ大丈夫…というのであれば、本来の薪料理の醍醐味も半減です。
ダッチオーブンやフライパンがあると、より薪料理も楽しめそうですね!
鍋にプラスチックの持ち手があるものなどは、熱で溶けてしまう恐れがあるので、使用はおすすめしません。
焚き火で料理するならタークがおすすめ!
こちらの記事で紹介しています。薪料理したい方、必見です!
柄の長さが調整できるフライパンもおすすめです
Bush Craftたき火フライパン (深め)
焚き火に近づいて調理すると、熱く感じます。持ち手が短いとさらに危険!
そんな時に、焚き火用の持ち手の長さを変えられるフライパンがいいですよ。
柄は自分で選んだ木。差し込み口の大きさに合わせて、木を削り、はめてネジで固定するものです。
一部ですが制作する楽しみもありますね。
焚き火調理が愉しくなる鉄フライパンは、こちらの記事で紹介しています!
焚き火でも使えるケトルもおすすめ!
オールステンレスなので、熱で溶ける心配がありません。気に入って使っています!
GSIグレイシャーステンレスケトルが優秀!
焚き火料理はキャンプの楽しみが広がりますよ!
焚き火OKのキャンプ場を求めてキャンプ!
薪グリルラージを使用するようになってから、キャンプ場が焚き火OKなのかどうかのチェックが欠かせなくなりました。
直火がOKのニセコサヒナキャンプ場では石炉を使って薪料理しましたが、それ以外のキャンプ場では、全て薪グリルラージを使用しています。
薪グリルラージは、調理後、そのまま焚き火が楽しめるので、一石二鳥!
凄く大きいのですが、収納すると平らになるので、持ち運びもそれほど大変ではありません。
かなり使い込んでいるのですが、作り自体がシンプルなので、きっとこれからも使い倒せると思います。
焚き火好きなら、きっといつかは使用したくなる、ユニフレームの薪グリルシリーズのご紹介でした!
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