ポロト湖、どこにあるか知っていますか?
“ポロト”はアイヌ語で、「大きな沼」の意を表します。
ポロト湖は、苫小牧市と登別市の間の白老町にある、周囲約4kmの湖です。
白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場は、ポロト湖畔にはなく、湖畔にあるインフォメーションセンターからさらに2km森へ進んだところにあります。
ポロト湖そばと言っても、キャンプ場からポロト湖は全く見えない森の奥にあります。
湖畔のロケーションは期待しないでくださいね。
ポロトの森キャンプ場は、フリーサイトのみのキャンプ場で、遊具はありませんが広い芝で遊ぶことができます。
白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場にあるのは、とにかく大自然ですよ!
この記事では、今中注目の白老町にある白老ふるさと2000年の森ポロトの森キャンプ場をご紹介します!
白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場の魅力まとめ
- 利用料金が安い 大人2人なら800円!
- 予約ができる ※2021年から完全予約制
- フリーサイトは積み下ろしのときだけ車横付けOK
- フリーサイトは100張まで可能
- バンガロー泊が可能
- 4月1日から11月30日までと利用可能期間が長い
- 花火は指定場所ならOK
- 焚火OK
- 熊も生息する大自然が味わえる
- 散策路が豊富にある
- サイクリングロードがある
- ビジターセンターで森が学べる
- ミズバショウ群落が見られる場所が近い
- ポロト湖でカヌーが楽しめる
- 貸自転車がある(有料)
- 植生・野生生物が豊富で野鳥が多く見られる
- 昆虫が多く、クワガタ探しに最適
ペット同伴は禁止です。
2022年も引き続き、前日午前までの完全予約制でになりました。混雑する場合は、入場を制限することもあるそうです。
予約時には人数の報告もあり、人数が変更になる場合は、利用前に変更連絡が必要とのことでした。免許証の提示による居住地確認もあるそうなので、ご注意下さい。
※その他、規約に変更がありました。
2022年4月にビジターセンターで確認したことを元に、最新情報を更新してお伝えします。
白老ふるさと2000年の森ポロトの森キャンプ場 アクセス
旧ポロト自然休養林国設野営場で、現在は「白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場」と呼ばれています。
所在地
■北海道白老郡白老町白老国有林
車でナビ検索する場合は、“白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場”か、“ポロト自然休養林国設野営場”と入力してください。
アクセスと所要時間
- 道央自動車道白老I.Cより約10分
- 苫小牧フェリーターミナルより約30分
- 白老駅より徒歩30分
お問い合わせ先
ビジターセンター:0144-85-2005
駐車場は湖畔から進むこと2km先にあります!
ポロト湖畔にあるインフォメーションセンターから、曲がりくねった道を約2km進んだところに、ポロトの森キャンプ場の駐車場があります。
突き当りまで進むと、左手に駐車場、右手に受付があるビジターセンターがあります。
積み下ろしの時は近くに停車できます
まずは受付をするために、ビジターセンター前に車を停めます。
駐車場からサイトまでは約200m離れているのですが、荷物の積み下ろし時だけ、車を近くに停車することができます。
サイトまで車で荷物を運ぶために、チェーンを自分で外して入ります。
順路に従って進み、第1サイト、第2サイトと回って場所を決めます。
細い砂利道です。他の車が通り抜けるのはぎりぎりなので、荷物の積み下ろしの際は、かなり寄せて停車してください。
白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場 基本情報
ポロトの森キャンプ場は以前まで予約不要のキャンプ場でしたが、2021年、2022年と前日の午前までの予約が必要な措置がとられているのでご注意下さい。
サイトは100張りまで収容可能です。
キャンプ場 基本情報
営業期間
4月1日から11月30日
※12月1日〜3月31日は休園
チェックイン
【キャンプサイト】13:00〜
【バンガロー】15:00〜17:00
※13時チェックインよりも早く入りたいという理由でのデイキャンププラスは不可
チェックアウト
【キャンプサイト】11時まで
【バンガロー】10時まで
デイキャンプ
9:00〜15:00
※時間が短く変更されているのでご注意ください。
利用者が増えているキャンプ場です
近年利用客が急増しているようです。
雪が少ない地域ということもあり、クローズが11月末!
北海道では、9月末や10月末で終わるキャンプ場が多いので、11月末までは嬉しいですね。
オープンも4月1日は、かなり早い方です。
寒い時期にストーブを持って、野営に近いキャンプも楽しめる場所ですよ。
※利用者増加&コロナ対策により、規約変更※
ここ1,2年で、規約が大きく変更しているのでご注意ください!
- チェックインは13時からとし、デイキャンプをプラスして9時から入場は不可
※デイキャンプは、あくまでも宿泊しない利用者向けのプランとする - チェックアウトは11時までとし、一度デイキャンプ以外の方は帰宅してもらう
- バンガロー、キャンプサイト、デイキャンプ、全て前日午前までの事前予約制とし、事前に利用人数を報告する ※変更の場合も事前に変更連絡が必要
- 来場時は、住まいがわかる免許証等を提示し、居住地確認をする。
チェックイン、チェックアウト時間の規定が2021年度以降、厳しくなりました。残念ながらマナーを守らず、支払いをしない方もいたそうで…
※上記の変更点は、2021年よりコロナ対策としての限定的な措置なのか確認させていただいたのですが、2022年以降もこのまま継続していく考えのようです。
施設・設備
- フリーサイト(100張)
- バンガロー5棟(定員6名)
- シャワー(1回200円)
- トイレ3ヶ所
- 炊事場
- 常設炉
- 自然観察設備
- 研修室
- 自動販売機
トイレ
- キャンプ場内に3ヶ所(水洗2、非水洗1)
- 身障者用トイレあり
- 女子トイレ:洋式2つ和式3つ
- 男子トイレ:洋式あり
炊事棟
野営場に近いですが、炊事場はきれいでしたよ!
注意事項
- ペット同伴禁止
- 直火禁止
- 打ち上げ花火禁止
- カラオケ、発電機の使用禁止
“尚、クマを発見した場合は、直ちに係員に連絡して下さい。”
熊出没の可能性がなかったら、このような記述はありませんよね…
焚き火&花火はOK
焚き火は芝が焦げないようにご注意ください。
花火はキャンプサイトではなく、ビジターセンター前の指定された場所ならOKです。
ゴミの分別について
宿泊者のゴミは無料回収
宿泊者無料で回収してくれますが、日帰り利用の方は持ち帰りです。
細かい分別がありますので、受付時にもらった用紙をよく読んで分別してください。
灰捨場はビジターセンター前 そこまで持っていくのが大変でした…
受付時に「炭は使いますか?」と聞かれました。
しっかり灰になるまで燃やして、網の上から中に入るようであれば、ビジターセンター前の灰捨場に捨てて良いとのことでした。
この網を通らない木材の燃えかすは持ち帰りになりますので、しっかり燃やしてくださいね!
キャンプサイトからかなり距離があるので、冷めきった灰を一度袋に入れて持っていきたいくらいー
サイトからここを往復するのは、手間がかかりますよ。
私が訪れた日は熊出没情報の翌日だったのです…
ポロトの森キャンプ場の駐車場のすぐそばに、高速道路の高架があります。
実は私が利用した前日、その付近で熊の目撃情報があったばかりでした…
白老ふるさと2000年の森 ポロトの森キャンプ場はオートサイトなし、遊具なし、しかも熊出没情報がこんなに多いにもかかわらず、それでも休日は多くの人で賑わっています。
ポロトの森キャンプ場は、熊も生息するような大自然を味わいたい方が喜ぶキャンプ場でした!
利用料金とサイト選びのポイント
利用料金
利用料金だけなので格安です!
区分 | 利用料金 | 備考 |
キャンプ 1泊 フリーサイト | 大人 400円 小中学生300円 幼児 無料 | |
バンガロー ※要予約 1棟 | 5000円 | [町民] 3000円 |
※バンガローの利用は、7・8月以外は360円の暖房料追加がかかります。
※バンガローは、休憩でも利用可(1時間200円)
レンタル用品が充実しています ※前日までの要予約
レンタル用品、実は忘れ物があった時に便利ですよね。
数が足りない、忘れたという時にも対応してもらえるかもしれません。
- BBQグリル
- ディレクターチェア
- テーブル(4人用)
- スクエアタープ
- テント
- テント用インナーマット
- 屋外用ガソリンランタン
- テント用ランタン(電池式)
- ツーバーナー(LPガス)
この他にも、「手ぶらでキャンプセット8,000円」や「BBQグリルセット5,000円」もあります。
セット内容や単品レンタル価格は、公式HPでご確認ください。
>>レンタル案内
ポロトの森キャンプ場は全てフリーサイトです!
ポロトの森キャンプ場には、オートキャンプができるカーサイトはありません。全てフリーサイトです。
平日は空いているようですが、私が訪れた日は、サイトの場所が中々決められないほどたくさんテントが張られ、賑わっていました。
サイトは、ほとんどが芝です。
所々、焚き火やBBQで焦がしているところがありましたが、子どもが走り回っても遊べる広い芝地です。
ペグも刺さりやすく設営しやすかったです。
傾斜が多い 第1サイト
☑トイレの近くで、傾斜があり、人の通りが多い。
☑凹凸が何ヶ所もあったのでテントは場所を選んで設営する必要あり。
比較的平らな 第2サイト
☑平らな場所が多く、木陰が多い。
☑木が多いので虫も多いかも。
私は第1サイトを利用しました
私が利用したのは、第1サイト。
午後4時ごろの到着だったので、第2サイトの平らな場所は、ほぼいっぱいになっていました。
どちらのサイトも囲むように木があります。
訪れた日は最高気温が30℃を越えていたので、木陰近くにサイトを構えている人が多くいました。
設営や撤収の際に、木陰で作業できるのはいいですよね。
やや虫も気になりますが、暑い日は木陰を利用するといいですよ!
一般には開放していない団体向けスペースあり
団体が使うバンガロー前のスペースは、車が通る道よりも低い場所にあります。
高低差があり、たくさんの荷物を運ぶのは場合は大変そうでした。
私が利用した日は、バスケット少年団の団体が宿泊していました。
貸テントなども豊富にあるようです。研修室もあるので、ポロトの森は、野外活動に多く利用されています。
高床式のバンガローが人気!
バンガロー利用料金
4〜6人用のバンガローは、1棟5,000円です。町民の方は3,000円で利用できます。
1時間200円+暖房料で利用できるのもいいですね!
チェックイン
15:00〜17:00
チェックアウト
10:00
設備
- テーブル
- 椅子4脚
- 暖房
- 照明
- 電源
夏でも朝晩は冷えます!防寒の用意は必須です
夏でも寒さ対策をしていきましょう!
バンガロー料金設定で、“7・8月以外は暖房料360円追加”とあるように、6月や9月でも暖房が必要なことがあるということです。
暖房まで必要ないにしても、夏でも朝晩は冷えます。
実際、私が利用した日、日中32℃まで上がりました。
しかし、夜7時には20℃。そして、翌朝起きたら11℃でした。
夏でも防寒は必要です。
結露対策をわすれずに!
また、寒暖差が大きいため、朝方、芝やテントには朝露がたくさんついていました。
テントは乾かず、芝を歩くと靴や靴下も濡れてしまうかもしれません。
虫対策も忘れずに!
木の近くに大きなアブが何匹も飛んでいました。蚊はそれほど気にならなかったのですが、アブはなかなかの大きさ…
森の中なので、虫がいて当たり前。
ビジターセンターにあった虫かごには、クワガタが何匹も入っていました。
ゴミ分別の文面にもあったように、スズメバチも季節によってはいるようです。
遠いですが虎杖浜温泉があります!
ポロト湖畔に誕生した星のリゾート「界」には残念ながら日帰り温泉はありません。
白老から登別方面へ約28km進むと、虎杖浜(こじょうはま)に着きます。
虎杖浜にはたくさんの宿泊ホテル旅館や民宿があり、日帰り温泉も楽しむことができます。
やや歴史ある古さも感じられますが、源泉かけながしの温泉、いいですよね!
虎杖浜温泉ホテル
大人 600円
小学生 400円
1〜5歳 200円
TEL: 0144-82-8267
源泉かけ流し・露天風呂あり
アヨロ温泉
大人 420円
子ども 150円
小学生未満無料
TEL: 0144-87-2822
※平成22年12月にリニューアル
虎杖浜温泉 ホテルいずみ
大人 530円
子ども 200円
幼児 100円
TEL: 0144−87−2621
源泉かけ流し
温泉ホテルオーシャン
大人 520円
子ども 320円
TEL: 0144−87−3688
源泉かけ流しで10種類の湯船あり
花の湯温泉
大人 530円
子ども 210円
TEL: 0144-87-4035
24時間営業
富士の温泉ホテル
大人 350円
子ども 150円
幼児 100円
TEL:0144-87-2043
ホテルほくよう
大人 550円
子ども 250円
3歳未満無料
TEL: 0144-87-2345
温泉ホテル秀和
大人 300円
子ども 200円
幼児 150円
TEL:0144−87−3305
露天風呂あり
ポロトの森キャンプ場周辺の遊べるスポット紹介
自然を味わおう!
ビジターセンターのすぐ近くに小川が流れていました。暑い日に川の水が流れる音を聞くのは涼がとれていいですね!
散策コースがたくさんありました
散策路はいくつもあり展望台も気になったのですが、登山好きの私も熊の注意喚起の看板を見ると行く勇気は出ませんでした…
ビジターセンター内で森が学べます!
ポロトの森に生息している動物たちの写真、資料などが展示されていました。
クワガタもいましたよ。
ポロト湖インフォメーションセンターに行こう!
ポロト湖は、カヌーや野鳥観察ができる素敵な場所です。早朝、散歩に訪れている人や望遠レンズで野鳥撮影をしている人がいました。
湖畔では、景色を楽しんだり、カヌーや貸自転車で楽しんだりすることができます。
ポロト湖は、冬、ワカサギ釣りも楽しめます。
スポンサーリンク事前予約が必要なキャンプ場です!
熊を気にする季節は、人が賑やかに集う土日の利用がおすすめ。
平日に訪れ、あまりにも人気(ひとけ)がなく熊が怖かったので、苫小牧アルテンへ行き先を変更したという人もいました。
利用の際は、匂いがでるゴミや食材の管理に、充分気をつけてくださいね。
「Possibility.Labo*ポジラボ」では、北海道のキャンプ場やキャンプギア情報を発信しています。
twitter、Instagram、YouTube「Keitan’s Camp」でも最新の情報をお届けしていますので、ぜひサイトTOPページからチェックしてみてくださいね!
キャンプ場の様子はこちらの動画でも紹介しています!
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