2017年秋からテンマクデザインサーカスTCを愛用してきました。
サーカスTCは設営が簡単で機能性も気に入って使っているのですが、夫婦2人のディオキャンプには少し手狭。
しかも、テンマクデザインの薪ストーブを購入してからは、特にもう少し居住性の高いテントがほしいと思うようになり、新しいテントを探していました。
サーカスTCのようなTC素材の通気性も遮光性もよい、適度なサイズ感のテント…
そこで見つけたのが、アメリカのブランドNEMO(ニーモ)イクイップメントのテントです。
2019年3月に発売されたTC素材のヘキサライトエレメント6Pスターカーを、2019年12月に購入することができました。
NEMO(ニーモ)は、数々のデザイン賞を受賞している世界的にも知られているブランドです。
以前までは、それほどキャンプ場でニーモのテントを見なかったのですが、最近は凄く増え、SNSでもよく見かけるようになりました。
ニーモヘキサライト6Pテントは、SNSで注目の話題のテントなんですよ!
✔ NEMO(ニーモ)はどのようなブランドなの?
✔ ヘキサライト6Pテントのスペックは?
✔ ツーポールテントの居住性は?
✔ ポールが良いと聞いたけれど本当?
✔ TC素材のエレメント6Pスターカーの使用感は?
✔ 冬仕様にカスタマイズするスカートは自作できるの?
これらについて、解説&ご紹介します!
これからテント購入を考えている方が知りたい情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
★追記★夏も冬も年中使えるお気に入りテントですよ!
年間30泊ほどキャンプをしていて、テントは5つ持っていますが、今、一番使用頻度の高いテントです!
北海道通年キャンパーの1年のキャンプ記録をまとめた記事です
どの季節に、どのキャンプ場で、どのテントを使用したかも紹介しているので、参考になれば幸いです。
Contents
NEMO[ニーモ]はどのようなブランド?
2002年アメリカ発祥のアウトドアブランド
NEMO(ニーモ)イクイップメント社は、2002年に創業されたアメリカ発祥のアウトドアブランドです。
アメリカで有名な芸術・デザイン大学に在学していたカム・ブレンジンガーが設立しました。
数々の賞を受賞!
2005年に、アウドドアギアで革新的なものだけに与えられる「Brand New Award」を受賞し、世界的に注目を集めました。
その後、世界レベルのアドベンチャーレーサーやアルピニスト、バックパッカー、カヤッカー、サイクリストが選ぶ究極のギアとなり、愛用者が増加、世界中にさらに広がりました。
現在も、様々な冒険をサポートするためのテントと寝具類の開発に力を入れています。
テントは20種類
NEMO(ニーモ)のテントは、1人用のATOM1Pを始め、今回紹介するヘキサエレメント6Pのような6人用まで、様々な大きさ・形のものが取り扱われています。
テント以外には、タープ、ポール、ペグ、寝袋、スリーピングパッドとピロー、椅子など軽量でスタイリッシュな商品を販売しています。
日本でのセールスも成長し、2019年にも新たに8種類のテントを発売されています。
商品ラインナップ
NEMO(ニーモ)のテントは、就寝人数で大きさを表記しています。
就寝可能人数ですので、山泊ではなくキャンプ場でキャンプを愉しむテント泊には、その人数で選ぶと狭いですよ。
6Pサイズのヘキサエレメントは、シェルター使いなら6人でもOKですが、2人でコットを並べて使うキャンプなら、ちょうどよい大きさでした。
そのように考えると、4Pサイズならソロが楽しめる大きさと考えてもいいかもしれません。
就寝人数4人サイズ
就寝人数6人サイズ
値下がりしているのも多く、ついつい欲しくなってしまいます…
その他のアウトドアギア
軽量性と寝心地を追究したスリーピングバッグ、パット、ピローも気になりますね。
ニーモヘキサライト6Pの定価&サイズ
ヘキサライト6Pは2017年にグレーが販売、2018年モデルのキャニオンも注目を集め、入荷を待つ方も多くいた人気のテントです。
2019年3月にヘキサライト6Pが、TC素材となって新しくなったエレメントが販売されました!
色もスターカーと呼ばれるライトカーキは、いい感じの色合いですよね!
商品紹介
ヘキサライト6Pとは
Iwatani-primus HPより
靴の脱ぎ履きを気にせず、中で立って歩き回れるほどの広い室内空間を持ったフロアレス構造の大型シェルターです。誰でも短時間で簡単に設営ができ、シンプルかつ考え抜かれたデザインにより様々なアレンジが可能です。
就寝人数 | 6人 |
最小重量 | 本体 7.6kg ポール1.5kg |
フレーム | アジャスタブルタープポールL✕2 |
本体素材 | TC(ポリエステル/コットン) |
フロアサイズ | 561✕470cm |
室内高 | 226cm |
フロア面積 | 19.2㎡ |
現在販売されている「ヘキサライト6P」は4種類!
- キャニオン(ポリエステル)
- エレメント(TC)
- SE(マルチカムアリッド)
- LE ※2021年新モデル
TC素材のヘキサライトエレメントは、今回購入したスターカー(ライトカーキ)のみです!
キャニオンとマルチカムアリッドは、ポリエステル素材で、TC素材ではありません!
冬まで使いたいという方は、スターカーですよ!
NEMO[ニーモ]ヘキサライトエレメント6Pの価格は?
ヘキサライトエレメント6P
NEMO(ニーモ)の公式サイトでは、定価75,900円。
定価より安く購入できますよ!
コットンTCにはこだわらないならヘキサライト6P「キャニオン」
こちらのキャニオンは、定価60,500円。同じ形でポリエステル素材のヘキサライト6Pテントです。
こだわりのデザインを楽しみたい方は「マルチカムマリッド」
価格は126,500円!デザイン性抜群で、他の人と同じテントを持ちたくないというこだわりの方向けのテント。
とにかくおしゃれ感がすごいですね。こちらもポリエステル素材です。
Amazonではこの価格で買えるんですね!
【追記】2021年の新モデルが発売されました!
HEXALITE LE6P
ヘキサライトの軽量バージョン。素材は、30D Sil/Silナイロンで、幕の重さが2.1kg、ポールが1.5kgで総重量が3.6kg!
エレメント&Pスターカーは、総重量9.1kgなので、50%以上の軽量化がされていますよ!
定価は、93,500円。エレメントと同じ形状ですが、価格は高め。
それにしても、幕重量2.1kgは軽いですね。
NEMO[ニーモ]ヘキサライト6PがSNSでも注目!魅力を解説します!
ヘキサライト6Pシリーズは、素材やカラーが違う4種類。
大きさや機能性は全く同じですので、TC素材に関わる部分以外は、エレメントスターカー以外にも当てはまるので、エレメント購入以外の方も、ぜひ参考にしてくださいね!
魅力① ツーポールテントで設営が簡単
最近、キャンプ場で多くのワンポールテントを見かけませんか?
ポールテントは設営が簡単!
もちろん1本で設営できるのは簡単ですが、ツーポールもほぼ同じ要領で設営できるので、2本に増えても設営は同じくらい簡単です!
ペグ打ちも、サーカスが五角形で5本に対し、ヘキサライト6Pは六角形で6本。
ほんの僅かの差しかありません。
サーカスTCよりも簡単に感じる方もいるかも
サーカスTCのようなガイドロープで角度調整の手間がないので、サーカスよりも簡単に感じる方もいるかもしれませんよ!
設営の様子をレポート!
6ヶ所ペグダウンしてポールを2本立てれば、ほぼ完成。
写真は2本目のポールを立てたところです。この時点では、ガイロープを張っていないので、まだ形は整っていませんが、ここまでなら10分とかからず設営することができます。
セットアップストラップがあるので安心
セットアップストラップ(テンションストラップ)と呼ばれる、形を整えるガイドロープもあります。
こちらをピンと伸ばしてペグダウンすれば、テントをきれいな形で設営できます。
魅力② 幕内が広い!居住性が抜群です!
ツーポールテントも幕の傾斜によるデッドスペースはあるものの、高さは226cm、全長561cmもあります。
ポールとポールの間が257cmもあるので、コットを2つ置いて、中央にテーブルを置いても、活動できるスペースが広くあります。
多めのキャンプ道具も全てテント内に収納することができました。
ワンポールよりもツーポールは、断然広く感じますよ!
魅力③ エレメント6Pは遮光性が抜群
上の写真で、影の濃さがわかりますか?暑い日差しが照りつける夏に、タープとして使う際には、この遮光性が生きてきます。
幕内から撮影すると、写真のようになります。
幕の色が、ベージュに比べると暗く感じるかもしれませんが、朝は照明なしでも過ごせるくらいの光は感じることができました。
魅力④ TC素材生地がしっかりしていて丈夫!
テンションのかかる方向への負荷を考えて補強されています。縫い目もがっちりしており、生地もTC素材で厚地ですから、安っぽさは全くありません。
サーカスTCの生地の厚さとほぼ同じ印象です。
魅力⑤ 通気性が◎ 寒暖差がある冬でも結露にはなりません!
NEMO(ニーモ)の他のテントはコットンTCではないので、このヘキサライトエレメント6Pに限りますが、結露にはなりません。
特に冬季間の使用は、暖房によって幕内、幕外の温度差が凄く大きくなるのですが、テントの外側が凍っていたとしても、テント内側に水滴がついたり濡れたりすることはありません!
テントの結露で悩まれている方も多いそうなので、TCテントのメリットの1つですね。
魅力⑥ 見た目がお洒落!オレンジカラーがいい!
このビビットなオレンジ色。
好みがあると思いますが、キャンプ場で立ててみるとそれほど派手さは気になりませんでした。
デザインに優れたメーカーのテントですからね。
この幕の渋いカラーにオレンジとは、なかなかないので、NEMO(ニーモ)のヘキサライトエレメント6Pらしさを引き出すデザインなのかもしれません。
魅力⑦ ベンチレーションが豊富なので冬も安心!
ウェビングを調整すると開き具合を調整することができます
上と下の写真の違いがわかりますか?
両サイドには大きなベンチレーションがあります。大きすぎて、幕内から外の様子を眺められるほどです。
2本のポール部分にも小さめの4つのベンチレーションあり
ファスナー式で開閉でき、メッシュパネルが付いています。開いた部分は巻き込んで留められるようになっています。
ベンチレーションが全部で6ヶ所もあるなんて、豊富ですよね。
冬季間の火器使用も見込んでの設計なのでしょうか。
魅力⑧ ダブルジッパーなので薪ストーブのインストールもしやすい!
煙突が出しやすいような支えまで付いています!
前後のパネルは、ダブルジッパーになっています。その上部、こちらには幕に隙間を作るための棒がありました。
薪ストーブの煙突が幕に触れないように支えるようなこの作り。薪ストーブを使って冬キャンプができそうです!
【追記】薪ストーブをインストールして使用しました!
YouTube「Keitan’s Camp」で薪ストキャンプも公開中!
1年目はサーカスTCにインストールしていた、薪ストーブ。2年目は、ニーモにインストールして使用しています。幕内の広さがあるので、今では、薪ストーブキャンプに、ニーモテントは欠かせない存在です。
魅力⑨ ニーモのアジャスタブルタープポールが超優秀!
高さが簡単に調整でき、突起ありにもなるので、汎用性◎
幕を地面から浮かせることなく接地させたい時は、ポールを低くします。
NEMO(ニーモ)のテントは、全てスカートがないタイプです。寒い季節は冷気が入らないように幕をたるませて使います。
2本のポールは「アジャスタブルタープポール」と言います。いくつも穴が空いていて、段階的に高さを調整することができます。
これまで見てきたテントのポールは一定の長さの折りたたまれたものを、連結させるだけ。
同じ長さにしかならないものばかりでしたが、テントポールの高さを調整して、スカートの位置を変化させるのは、機能的だと感じました。
単品で購入する人もいるほど、人気のポールですよ!後ほど、詳しく解説します!
魅力⑩ 跳ね上げてバリエーションが愉しめます!
シェルター要素もあり
まだ寒い季節にしか使用していないので、タープスタイルには挑戦していませんが、シェルターテントとしても楽しめるテントです。
跳ね上げ方を工夫することで、全く別のテント、タープのような形に自由自在に変形させることができるようです。ぜひ色々挑戦してみたいです!
【追記】跳ね上げれば、夏も使用できますよ!
いかがですか?跳ね上げるとさらに開放的で、いい感じでした!
初張りCAMPの様子は、YouTube「Keitan’s Camp」で公開しています!
その他の動画でも、ニーモを使ってキャンプを愉しんでいる様子を紹介しています。
残念なのはスカートがないことだけ…
ポールを低くすれば、これほど開くことはないですが、格好よい形になるようにテンションをかけて設営したくありませんか?
ピンと張りすぎると、幕が浮きますね…
そこで!
冬仕様にカスタマイズするためにテントスカートを自作しました!
実は、冬キャンプにも使用しようと考えて購入し、同時に、自作スカートも制作!
直接スカートをテント本体に縫い付けるのではなく、取り外し可能な設計です。
サーカスに代わる冬にも使えるテントとして購入。スカートなしは初めから知っていたので、自作することを前提にニーモの購入を決めました。
寒い日でキャンプが楽しめる!テントを冬仕様に!
ヘキサライト6Pエレメントは、コットンTCだから、冬も使用したいとお考えの方、いませんか?
北海道の雪中キャンプ、マイナス14.8℃の日でも、火器を複数台使用しましたが、スカートを取り付けて、最大幕内温度は20℃まで上がりましたよ!
取り外し式自作テントスカートです
実際に制作した様子はこちらでご紹介しています!
制作に意識したポイントや使用材料、制作費を解説。
すぐにでも真似できる記事ですよ!この記事を読んで、多くの方がテントスカートを自作したという報告もいただきました!
制作の様子は、YouTube「Keitan’s Camp」で公開しています!
YouTubeも紹介しているので、制作を考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。
【追記】北海道の冬も大活躍です!
テントスカートのおかげで、マイナスの冬キャンプも愉しんでしますよ!
ニーモのアジャスタルタープポールは、超おすすめアイテムですよ!
ポールがとにかく軽い!
NEMO(ニーモ)ヘキサライト6Pのポールは2本合わせても1.5kgです。
とても軽く感じました。サーカスTCは1本でも2.36kgですからね。
軽量でデザインもスタイリッシュ。高さも調整可能だなんて、高性能ですよね!
実はそれだけではなく、向きを変えると突起形状にもなるポールなんです!
ポールだけでも使用できます!
DDタープ使用時のポールとして
ヘリノックスタクティカルVタープを跳ね上げる時のポールとして
軽量で人気のアジャスタブルタープポールSMLサイズがあります
定価
- アジャスタブルタープポールS 3,850円
- アジャスタブルタープポールM 4,950円
- アジャスタブルタープポールL 6,710円
このポールが他のテントやタープを設営するときにも重宝しています!
このアジャスタブルタープポールが2本付属していることだけでも、テント購入がお得に感じてしまいます。
さらに居住性を上げるために、二股化を計画しています!
二股化のために専用パーツをを購入しました!
安定性を検証します!
ニーモ アジャスタブルタープポール エクステンション
ヘキサライト6Pのキャニオンとタープも追加購入しました!!
コスパの良さにドハマリ!すっかりニーモのファンです
ヤフーショッピング PayPayモールでは最大44%オフで販売されていた!
実は、グッドオープンエアズで、ヘキサライト6Pが30%OFFで販売されることがあるのです!
写真の2つは、正月セールでなんと44%オフ!ポールを追加購入したいとずっと思っていたので、思わず買ってしまいました。
コスパがよいので、持っていてずっと使えるテントです!
形も全く同じニーモヘキサライト6Pを買ってしまうことからも、今回紹介したニーモヘキサライトエレメント6Pが相当、気に入って愛用していることが伝わるのではないでしょうか!
春になったらニーモヘキサライトを2つ並べて設営したい!
同じテントを2つも買う意味はあるのかと言われてしまいそうですが、その様子は、SNSでも紹介したいと思います。
新しいテントとタープも別記事で紹介しますので、気になる方はそちらもチェックしてくださいね!
スポンサーリンクニーモヘキサライトエレメント6Pはデュオキャンに最適です!
この大きさのテントを探していました!
サーカスTCテントに、薪ストーブなどの道具を設置すると、若干狭く感じるという方いませんか?
ソロ(1人)にはちょっと広い、デュオ(2人)キャンプならちょうど良いという広さ大きさのテントだと思います。
ソロでも荷物多めの方なら、いいサイズかもしれません。
我が家のレイアウト図
黒丸が2本のポール、グレーはコット、中央にテーブルを並べて、椅子(緑)を向かい合わせにならべても、空間にゆとりがありました。茶色が食器やカメラ機材などの荷物。二重線が、出入り口を表しています。
使用イメージ、伝わりますか?
冬は広すぎると暖房効率が落ちますよ!
冬は大きいテントだと、あまり暖まりにくいです。
狭すぎず、広すぎないちょうど良さが冬キャンプには大切なポイント。
こんなサイズのテントを探していた!と思う方、きっといると思いますよ。
NEMOヘキサライトエレメント6Pは、冬にソロキャンプをしたい方にもおすすめのテントですよ!
跳ね上げて使えばタープにもなるので、夏でもOK。オールシーズン使うことができる優秀テントです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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参考リンク
■NEMO Equipment(ニーモイクイップメント)公式サイト|テント