2019年7月10日樽前山登山
樽前山は、イワブクロ[タルマエソウ]が見頃を迎えていました!
7合目登山口から東山までの登山道でも、イワブクロ[タルマエソウ]を見ることができましたが、おすすめは、外輪山取付分岐から樽前山神社奥宮までの登山道!
写真の奥まで、ずっとイワブクロ[タルマエソウ]が咲いているのがわかりますか?
今回の記事は、2019年7月10日に樽前山で撮影した写真を交えながら、登山レポートをお伝えします!
樽前山に登りたい!登山指数とは?
6月29日に樽前山ご来光を求めて登山口まで行きました。ところが、山頂が見えない上に、登山口7合目は強風。登山口まで行きながらも、登山せずに帰宅しました…
あなたは、登山指数を知っていますか?
インターネットで、「樽前山 登山指数」で検索すると、『てんきとくらす』というページがヒットします。
上空の気温・風予報をもとに、登山指数ABCを算出しています。
実際6月29日に登山を計画した日もAだったのですが、登り始めようとしたときは、おそらく5m以上の強風が吹いていました。
あくまでも参考にということで、登山指数Aだから絶対に大丈夫という訳ではありません。
それでも、地域の天気予報だけではなく、このような山の天気を教えてくれる情報を活用するとよりいいですよ!
7月10日の登山は天気に恵まれ、景色や花の撮影も楽しみながら樽前山を満喫することができました!
イワブクロ[タルマエソウ]が見頃でした!
イワブクロ
日本大百科ニッポニカ「イワブクロとは」 より
いわぶくろ/イワブクロ
[学]Penstemon frutescens Lamb.
ゴマノハグサ科の多年草。葉は肉質で卵状長楕円(ちょうだえん)形で鈍い鋸歯(きょし)がある。夏、茎の上部に数個の大きな花をつける。花は淡紅紫色、袋状で全体に長毛がある。雄しべ4本と花筒内を斜めに横切る1本の仮雄蕊(かゆうずい)がある。高山の岩地に生え、本州の北部、北海道、シベリア北部に分布する。名は、花が袋状で岩地に生えるのでいう。また北海道の樽前山(たるまえさん)に多いのでタルマエソウともいう。この属は北アメリカに250種ほど知られるが、アジアには1種だけ分布する。北アメリカのツリガネヤナギなど数種が栽培される。
この写真は、東山コース7合目登山口から東山までの登山道で咲いていたイワブクロ[タルマエソウ]です。
おすすめは、外輪山取付分岐から樽前山神社奥宮まで
この道の脇にもたくさんのイワブクロ[タルマエソウ]が見られましたが、東山山頂から樽前山神社奥宮へ向かう登山道が凄かった‼
一面のイワブクロ[タルマエソウ]を見たいなら、おすすめは、外輪山取付分岐から樽前山神社奥宮までの登山道です!
正式には、イワブクロといいますが、樽前山の岩地に本当にたくさん咲いています。樽前山に咲く花「タルマエソウ」と呼ばれる訳が、一面の花をみて理解できますよ!
その他にも色々な花が咲いていました!
2019年7月登山レポート
樽前山の日の出は、4:05
この火の樽前山の日の出は、4:05です。2時に起床し、樽前山登山口へ向かいました。
登りに50分かかるとして、3時すぎには登り始めたいところでしたが、間に合わず…
前日から荷物を準備していても、あれやこれやと時間がかかってしまいますよね…家を出たときにはすでに山頂での日の出は半ば諦めていました。
樽前山は森林限界のあと視界が開けます。山頂での日の出が無理でも仕方ないと思いながら歩き始めました。
残念ながら、日の出の方向には雲がかかっており、ご来光の撮影は厳しいと思っていたら―
見えました!ご来光!
赤い太陽が見えた!
雲の上でもなく、雲の向こうのご来光‼
その後はずっと、太陽が見えていました。太陽を見ながら山頂をめざしてもう少し。日の出を見ながらの登頂になりました。
この日は、遠くに曇がかかっていたのですが、樽前山周辺は晴れており、東山山頂からは、支笏湖、ニセコ方面の山々が見え、樽前山神社奥宮からは苫小牧、白老方面と太平洋までよく見えました!
東山山頂から、遠くにうっすら尻別岳と羊蹄山が見えました!
平日の朝早い時間だったということもあり、登山者は3組ほどしかすれ違いませんでした。
静かで穏やかな樽前山―
休日はものすごい人で賑わっているので、貴重です!
貸し切り状態の山頂で、朝5時の山頂コーヒーとラーメンを用意して食べました。
綺麗な景色をカメラで撮影して、1時間近くも山頂で休憩していました。
山は、景色楽しむだけではありません。私は、山頂で飲むコーヒーが大好きです。
そして山頂で食べるカップラーメン。
仲間と一緒に登山し、初めて振る舞ってくれたときには感動しました。
登山道を歩き汗をかいていた体が、山頂で休んでいる間に冷えてしまうので、温かい飲み物と食べ物は本当に感動しますよ!
山頂を楽しむアイテム
登山用には軽量かつコンパクトが大事。
風の強い山頂は、風避けがないと中々お湯が沸きません。「防風板」は必須アイテムです。
樽前山登山 注意情報
当たり前ですが、登山を楽しむためには『安全』が大事です。
登山で注意すること
- 天候
- 体調
- 熊
- 火山活動
天候と体調
体調が良くても天候が良くなけれは、かなりきつい登山になりますし、逆に天気が良くても、体調が良くなければ危険です。
樽前山の登山口には、このような貼り紙がされていました。
「事故に遭わなければまたいつでも登れるのです」
せっかく来たからなどの理由で、安易に登山するのは危険です。
自分はもちろん、周りの方へ迷惑を掛けないためにも、正しい判断が必要です。
熊情報をチェック!
こんな看板があると、一瞬ドキッとしますよね。でも登山口近くにはよくある看板です。もっとリアルな熊の看板もありますが…
こちらの看板には、日付が記入されていないので、近々にはこの周辺での目撃情報はなかったようです。
野生動物が暮らす森に入るので、熊情報は必ずチェックしましょう。
こちらのサイトがおすすめです。
★★☆ 北海道熊出没情報 ☆★★
樽前山は火山活動情報もチェック!
駐車場に着いて、車を降りるとすでに硫黄の香りがします。
現在も噴気孔からは、音をたてて白い噴煙が出ていました。
以前までは、火口原へ下って噴気孔まで行くことができましたが、上の看板にある通り、現在は外輪山より下に入ることはできません。
この日はガスもかかっていなかったので、噴気孔までの道(踏み跡)がよく見えました。
駐車場と混雑情報
私が登り始めた時間には、駐車場には1台だけ停まっていました。下山すると車は増えていましたが、平日の朝8時前ということもあり、まだまだ余裕の駐車場でした。
満車の時には、駐車場手前の登り坂の道路脇にも車を停めます。
5合目から7合目駐車場までは、砂利道です。混雑しているときは、この道を車ですれ違わなければいけません。
道の脇には、側溝があります。もちろん街灯がありませんので、暗い時間は特に側溝に気をつけてください。
おわりに 樽前山フォトギャラリー
今回は、東山で休憩し、その後樽前山神社奥宮行きました。
山頂で休憩をたっぷりとり、登山道で何度も立ち止まって写真撮影を楽しみました。
始めの登りは、少々足が疲れましたが、その後はとてもゆっくりと花を楽しみながら登山を楽しむことができました。
イワブクロ[タルマエソウ]の写真が多くなりましたが、樽前山には、東山コースの他に「お花畑コース」があります。
今回はそちらには行っていないのですが、樽前山は四季折々、色々な花が楽しめるのがいいですよ!
これから樽前山へ登る方へ
樽前山への登山を計画されている方は、ぜひ樽前山Vol.1・2の記事もお読みください!