体験記

防災の備えに!買っておいて安心のキャンプ用品特集【キャンプスキルは防災訓練にもなる!】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

雷による停電や集中豪雨による水害のニュース。

生活は便利で快適になっているはずなのに、防ぎきれない災害が全国で発生してます。

また、日本は地震が多い国。いつ大きな地震が起きてもおかしくありません。

私も北海道胆振東部地震で震度5強を記録した地域に住んでいて、2日間の大規模停電を経験したうちの一人です。

停電により家のWi-Fiは使えなくなり、停電が長期化したことで近くの携帯会社の基地局の予備電源が切れ、圏外になりました。

携帯を充電していても、メールも電話も使えなくなることは予想していませんでした…

幸い家の中に地震による被害はなく、水道とガスが使えたものの、電気がない夜を自宅で2日間過ごしました。

そのときに役立ったのがキャンプ用品。

そして、普段から電気を使わずに1泊、2泊のキャンプ経験があったので、「停電が回復するまで何とか過ごせるはず」と思えたことが、唯一の安心材料だったと思います。

この記事では、災害時に必要に起きた事例や問題点をお伝えしながら、実際に災害時に役立ったキャンプ用品をご紹介します。

キャンプブームにより、キャンプを始める人が増えていますが、キャンプ用品は、防災にも役立ちます!

そして、1泊や2泊のキャンプなどで、電気を使わない生活を経験しておくことがよい防災訓練になります。

快適すぎる家や生活から離れて、キャンプをしてみませんか?

防災アイテムは、揃えるだけでは不十分です。

使い方に慣れたり、経験を積んでおくことが、防災の観点からもおすすめですよ!!

この記事でわかること
  1. 災害時に実際に困ったこと《経験談》
  2. 防災アイテムとしても使える おすすめキャンプ用品
  3. 今すぐ備えておきたいものリスト
  4. 避難時の持ち出しリスト

すでにキャンプをしている人もキャンプを始めたばかりの方も、ぜひ最後まで読んで、防災対策に役立ててくださいね!

北海道胆振東部地震で実際に起きたこと《経験談より》

42時間の停電を経験しました

9月6日午前3時過ぎの地震で停電になり、私が住んでいる家の電気が復旧したのは、約42時間後の9月7日の夜9時過ぎでした。

これまでは、停電が24時間以上続くということがなかったので、そのうち停電も復旧するだろうと、甘く考えていたのですが…

地震が起きた6日の夜には札幌など復旧している地域が多くある中、日が変わって7日の朝になっても復旧せず。

結局、復旧したのは、約42時間後の9月7日の夜9時過ぎでした。

復旧する少し前には、携帯電話の電波が先に復活して、他の人からの情報も入るようになったのですが、そうなると今度は、近隣では電気が復旧しているのに、自分が住む地域は、何故遅れているのかと不安にもなりました。

電気が復旧した瞬間は、安堵の気持ちで涙が出ました。

この大規模停電で、電気や携帯電話に頼り切っている生活の脆さを痛感させられました。

夜中に起きた地震 まずは灯りが必要でした

真っ暗の中、まずは家の中に被害がないか、心配になりました。

地震直後に停電になっていたので、移動にも明かりが必要です。

◆ランタン、懐中電灯はすぐに取り出せる場所にありますか?
◆ランタンや懐中電灯は、正常に作動しますか?

電池式のランタンの場合、電池を外して保管していると思います。

予備電池もすぐに出すことはできますか?

充電式のランタンの場合は、満充電されていますか?

停電中で真っ暗闇の中、ランタンや懐中電灯、電池を探すことは大変です。

普段キャンプで使っている私は、キャンプ後充電してから所定の場所に保管しているので、すぐに取り出して使用することができました。

ランタンや懐中電灯は、あるだけではなく、「すぐに使える状態か」点検することが大事です。

防災アイテムは、すぐに使える場所においておくことが大事
そして、正常に使える状態か、定期的に点検をしておきましょう!
✔ 電池式→予備電池もすぐに出せるように
✔ 充電式→満充電にしてから保管 定期的に充電状況を確認

災害時は必要なものが 簡単に購入できなくなります

災害が起きてから、お店に行くと、電池類は売り切れ。

売っていたとしても、買い占めが起こらないよう、1人1つまでの制限がありました。

停電時、多くのお店は閉店。

開店していたお店からは、食品はもちろん、日用雑貨まで棚は空になりました。

流通がストップしていたので、次の入荷はいつになるかはわかりません。そんな不安もあって、買い占めが起きてしまうのです。

家の近くのコンビニの棚から、パンもカップ麺も、牛乳も飲み物も、トイレットペーパーも消えたときには、被災したことを強く実感しました。

災害時には、買いたいものが手に入るとは限らないのです。

コンビニやスーパーで必要なものがすぐに手に入るのは、平常の場合。

災害時には、店の前に行列ができ、買える品もごくわずかでした。
災害が起きてから、慌てて買いに行くことはそれだけ大変なこと。

防災の基本、日頃から各家庭での「備蓄」が重要です。

地震発生日は使えたのに 翌日になって携帯が使えなくなる!?

「充電がある程度されていれば、携帯は使える」は間違いでした。

幸いバッテリーを複数持っていたので充電はできていたのですが、そもそも電波が圏外になってしまったため、メールも通話もできません。

今まで停電があっても、携帯電話が圏外になることはありませんでした。

短時間の停電時には問題なく使えるのは、基地局の予備電源によるもの。

どのキャリアも24時間程度は供給できる電源を確保できる設備があるそうですが、停電が長期化すると、予備電源による供給もストップしてしまいます。

誰かに情報を聞きたくても、電話もメールも繋がらない

職場からの緊急連絡網が回らず、2日目出勤体制もわかりませんでした。

学校からの連絡メールが届くシステムも、サーバーの電源が落ちているので家庭への配信もできず。

たとえ予備電源で配信ができたとしても、受信する側が圏外のため受け取れない状況でした。

休校の知らせは、学校の玄関や近くのコンビニに貼り紙をして知らされました。

必要な情報が受け取れない 情報からの孤立

電波が受信できない携帯電話では、アプリも使用不可能。

ラジオも携帯電話のアプリがあれば聞けると持っていなかったのが間違いでした…

携帯電話も使えなくなる状況は、これまでの生活の中では、全く予期できていませんでした。

停電が24時間以上続くと、携帯電話は充電していても使えなくなる可能性があります。
停電が長期化すると、「情報から孤立する」という新たな問題に直面するかもしれません。

車内のテレビで情報収集している人が多くいました

新聞も届かなければ、家のテレビも見られないので、自分以外の場所で何が起こっているのかが全く分からない状況。

ヘリコプターで上空からの災害の大きさを伝える映像がテレビで流れ、全国の人が震災の被害状況を知っているのに、被災している人は、その情報が受け取れないのです。

停電がどの範囲で起きているのか、復旧の見通しがあるのか、全くわかりませんでした。

唯一情報を受け取れるのが、「車のテレビ」。

そのため、車のエンジンをかけっぱなしで車内に籠もってテレビを見ている人が近所にも多数いました。

この状況が「いつまで続くのか」という不安に襲われました。
情報が入って来ない時の不安が一番辛かったです。
ネット環境がなくても情報を受け取れる「ラジオ」は、最重要と言っても良いほどの防災アイテムです。

ガソリンスタンドには長蛇の列

車でエンジンをかけて過ごすために、ガソリンが必要という人が多くいたため、ガソリンスタンドへ駆け込みがおきました。

災害発生後、ガソリンスタンドには何十台もの車列ができ、中には、ガソリンが無くなって閉店していたスタンドもありました。

大きな幹線道路でも、所々、路面が陥没していて、危険な箇所もありました。

信号も停電により消えていたので、その状況の中、ガソリンスタンドやお店へ行くのは、大変危険な状況でした。

災害時は、車のテレビで情報収集をする人も多く、ガソリンの需要も高まります。

主人は、普段からガソリンを半分くらい入れておくように、まめに給油しています。
何かあった時の備えは日常から。車の給油も、防災にとっては必要なことです。

【まとめ】停電により不便を感じたこと

  • 照明が付かない
  • 全ての電化製品が使用できない
  • トイレは手動レバーを引いて流す
  • ウォシュレットは使えない
  • お風呂が沸かせない
  • 冷凍庫の食材が解凍される
  • 換気扇が回らない
  • テレビが見れない(情報が入ってこない)
  • Wi-Fiルーターが使用できない
  • 携帯電話のネットワークサービスが途絶え連絡が取れない
  • 携帯電話等の充電ができない

夏は、クーラーや扇風機、冬は暖房が使えない状況も考えられます。
真夏や真冬の災害時には、さらに大きな不便を感じることになります。

キャンプ道具やスキルが生きるとき

停電中、野外でバーベキューをした家庭がたくさんあったそうです。

少々不謹慎に思う方もいるかもしれませんが、家の中も暗い、換気扇も動かない、テレビも付かない、それならキャンプ道具を使って外で食べるか、となるのもわかります。

しかも、冷凍庫の食材が解けてしまうことを考えたら、食べるしかなかったのです。

私は、その震災後、何年も前に使っていたキャンプ道具が今になって役立ったという話を何人からも聞きました。

災害時に必ず役立つ 揃えておきたいキャンプ用品!

【防災に役立つキャンプ用品①】充電式ランタン・電池式ランタン・ヘッドライト

友人の家庭では、飾っていた写真立てなどが落下し、ガラス製のものが割れて床中に散乱していたそう。

足元が見えない状況の中、歩くのは危険です。

どの部屋にも照明が付いているのが当たり前ですが、停電時は当然ですが真っ暗。

いくつも部屋がある場合は、移動するのに明かりが手放せず、同居家族がいる場合は、1つあればOKというものではありません。

1つしかな場合同居人がトイレや移動先にランタンを持っていってしまったら、真っ暗になります。

懐中電灯1つでは不十分!ぜひ複数用意してくださいね。

愛用中アイテム

我が家では、充電池式の吊り下げても使えるゴールセロやベアボーンズリビングのランタンが長時間使えて、とても役に立ちました。

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電池式アイテムも災害時に重宝されます 

充電式は繰り返し使用できて便利ですが、停電時は再充電が難しいため、電池式のアイテムも便利です。

電池の備蓄はありますか?

災害時は買い占め防止のため、電池は1人2つまでなど、数量限定で販売されていました。

災害にあってから買うのは大変なので、予備電池は常にストックしておくことが大事です。

▼私は災害後、すぐに電池をまとめ買いしました
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電池を同時に複数使用するランタンも多いです。種類別に多めに用意しておくと安心です。

ヘッドライトは両手が使えるので、作業中に便利です

登山やキャンプで使っているヘッドライト。

ヘッドライトは、頭に付けて使用できるため、両手が空きます。

両手で物を持って移動するときなど、常に手元、足元を照らしてくれる明かりは便利!

キャンプ中にも使えるので、用意しておくと便利ですよ。

▼愛用中のMAMMUTのヘッドライト
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【防災に役立つキャンプ用品②】モバイルバッテリー

携帯電話の充電が欠かせません

モバイルバッテリーは、もはや必需品です。家族であれば、何台の携帯電話の充電が必要ですか?

緊急時だからこそ、連絡を取り合う携帯電話は必要アイテムです。

避難所でも携帯電話の充電ブースができるほど、私達の生活では携帯電話は欠かせません。

モバイルバッテリーは複数用意が必須の理由

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いくつかの電化製品の充電が同時にできるだけの、バッテリーを持っていますか?

しかも充電には時間もかかります。

被災地の充電コーナーに長蛇の列ができているのは、充電に時間を要するため。

モバイルバッテリーの場合は、容量もそれほど大きくないため、1つだけあるのでは不十分…

【防災に役立つキャンプ用品③】ポータブル電源

モバイルバッテリーの手間を一気に解決

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愛用中のジャクリ1000は、同時に8つの充電が可能です。

複数のモバイルバッテリーを充電するよりも、ポータブル電源なら容量も大きいため、これ一つで十分!

しかも、充電を%で表示してくれるので残量もわかりやすく、使用消費電力量も数値化してくれます。

AC電源、USB電源の同時複数充電が可能なタイプがおすすめ

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充電にはある程度時間がかかるため、複数のものを同時に充電できるタイプがおすすめ。

最大出力にも限界があるので、同時に充電給電も可能な大容量のポータブル電源が心強いです。

AC電源からの充電は早くでき、効率も良ですよ!

いくつものモバイルバッテリーを用意するよりも、大容量のポータブル電源があるの安心感は絶大ですよ!

▼ポータブル電源の容量は様々 リンクから必要サイズを探してみてくださいね!

真夏や真冬の停電の長期化による二次災害を起こさないために

冷房、暖房が欠かせないような季節の災害の場合は、電気ストーブや扇風機などの電化製品を使う場合もあるかもしれません。

電気ストーブや扇風機などは大型になると大量の電量を消費しますので、使用できるポータブル電源が限られてきます。

さらに、消費が大きい分、ソーラーパネルや発電機による充電システムがあると心強いです。

ソーラーパネル

ポータブル電源があれば、安心と思うかもしれませんが、いずれは充電切れに。

それを解消してくれるのが、ソーラーパネルです。大容量のポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせての使用は理想的ですね!

自家発電機

大規模停電の後、私の周りでも、発電機があったらいいという話が多く出て、実際に家庭用発電機を購入された方もいました。

燃料と機械があれば、いつでも発電できるものを自前で持っていると心強いですね。

【防災に役立つキャンプ用品④】ウォータージャグ

マンション住まいの方は、停電により給水がストップする可能性があります

戸建ては大丈夫なのですが、マンションは電気で水を汲み上げて各階の部屋へ給水しているので、水道から水が出ず、断水状態に。

停電中は、地域は断水していなくても、水道の蛇口から水が出ない場合があります。

今回の災害では、断水の可能性があるという情報が初日にあったので、お風呂に水をため、ウォータージャグに水を汲んでおきました。

実際に私が住む地域は断水にはならず、断水になったのは液状化現象が起きた一部の地区でした。

そのように、どこかで濁りが出た場合、ストップして水質調査のために断水になる可能性があるそうです。

地震発生直後も水が使えるから大丈夫、その後もずっと水がでる」という訳ではありません。

少し経ってから異常が発見され、断水になる場合もあります。

水道がもし使えないということになれば、給水所まで出向く必要があります。

断水になった場合、トイレを使用するためにも、水ポリタンク、ウォータージャグがあると安心ですね。

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コンビニやスーパーで買えばよいと思っていてもすぐに手に入れられない状況ですので、飲料量の水は、ペットボトルでも用意しておくことをおすすめします!

▼保存期間の長い飲料水がおすすめです

【防災に役立つキャンプ用品⑤】カセットコンロ

お湯を沸かすガスコンロがあるといい!

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私の家では、ガスは普段どおり使用できたのですが、オール電化の家では加熱調理ができず、カセットコンロを使用して調理していたそう。

家の外に持ち出して屋外でも簡単に使用できるコンパクトなガスコンロは重宝しますよ!

寒い季節は、温かい食べ物が大事。

お湯が沸かすことができたら、カップラーメンやレトルトカレーなども食べられます。

▼コンパクトで持ち運びもしやすいKOVEAのコンロをDIYして使用しています
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KOVEA
▼ガスコンロは普段の鍋料理などにも使えるので、1家に1台はほしいですね
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最近では、アウトドアテイストなアイテムも豊富ですよ!

ガス缶はまとめ買いがお得!災害の備えとして保管しておくといいですよ!

ガス缶は、消費が早いので注意が必要。1本で2〜3時間ほどしか持ちません。

ガスが切れてしまったときのために、新しいガス缶に交換ができるよう、多めに備蓄しておきましょう。

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保管に場所をとらないコンパクトなガスバーナーもおすすめ

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登山でも使用できる、携帯用バーナーでも代用できます。

大きな鍋を乗せるのには不向きですが、保管場所をとらないメリットがありますよ!

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【防災に役立つキャンプ用品⑥】クーラーボックスやポータブル冷蔵庫

停電に冷凍庫内の食材が解凍されてしまいました

冷蔵庫に入れておいた冷凍食品は、全て解けました…。

凍品が保冷剤代わりになり、クーラーボックス程度には保冷はできていましたが、24時間以上の停電で冷凍状態を維持することはできませんでした。

真夏ではなかったので、廃棄は一部ですみましたが、冷蔵庫内の食材は大事な備蓄。

真夏の災害だったら、一部では済まなかったかもしれません。

新しく購入した車載冷蔵庫があれば、解けずに済んだかも

2021年夏から使用しているポータブル冷蔵庫は、マイナス22℃まで冷やすことができる優れもの!

容量が大きくないので、それほどたくさんの食品は入れられませんが、どうしても冷凍しておきたい食材だけを厳選して保冷するなら、ポータブル冷蔵庫が役に立ちますよ!

災害時は、スーパーやコンビニが閉店したり、在庫不足になる可能性もあるので、家にある食材、備蓄食材を守ることは切実なのことです。

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※ポータブル冷蔵庫の稼働には、ポータブル電源等による給電が必要です。

【防災に役立つキャンプ用品⑦】フィールドファン

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真夏の災害時の対策はしていますか?

真夏に、クーラーも扇風機もない室内は熱中症の危険があります。

私が愛用しているスノーピークのフィールドファンは、AC電源と、マキタのバッテリーのどちらでも使用することができます。

一般的な扇風機よりはコンパクトサイズですが、パワーは3段階調節可能で首振り機能付きと、普通の扇風機と変わりません。

高さがないので、収納にも場所をとらず、テーブルに置いたりしても使うことができます。

車の中やテントの中で使用もするのにもピッタリです。

▼車中泊や夏冬キャンプ、オールシーズン使えて、防災アイテムなら購入して損はないですよ!

デザイン違いのマキタ製はこちらよりやや安く販売されています。

※どちらもバッテリーは別売りです。

【防災に役立つキャンプ用品⑧】灯油ストーブ

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真冬の災害時の対策はしていますか?

今回の災害は9月だったため、真冬ではなくて本当に救われたという話もありました。

氷点下マイナス20℃にもなることがある北海道の冬で、もし24時間以上停電が続いていたとしたら、もっと大変なことになっていたと思います。

灯油ストーブがおすすめの理由

停電時に備えるなら、電気ストーブよりも灯油ストーブがおすすめです。

ガス缶を燃料とするストーブも安く購入できますが、ガス缶の消費量が多く大量のガス缶ストックが必要。

冬キャンプをしない方でも、春秋で冷え込みが厳しい日のキャンプなら、灯油ストーブがあると安心ですよ!

▼点火消火が簡単、連続燃焼時間が長い、ランニングコストが安い、の3つの理由でおすすめです!

真冬で補助暖房や今回の防災アイテムとしても活用できるので、灯油ストーブを買わない理由はありませんよ!

灯油タンクに予備燃料も用意しましょう

もし避難所へ避難するような大きな災害が起きたら

長い避難所生活はたくさんの人の視線が気になり、ストレスを感じる人も多く、車で寝泊まりする人も多いといいます。

プライベートな空間が必要。そんなときには、テントが役立ちます。

【防災に役立つキャンプ用品①】テント

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テントはお好みのものをお選びください!

簡単に設営できるポップアップ式が初心者の方にはおすすめ。

ただし、腰を曲げたまま動かなければいけないコンパクトなテントは、小さくて設営なども楽ですが、立ったまま移動ができず、着替えなども狭くてしづらいかもしれません。

テントの中で立って作業できるテントの方が疲れにくく、長時間過ごすことになるなら、ある程度居住スペースが確保できるサイズをおすすめします。

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▼テント選びで大事なこと
  • 設営のしやすさ
  • 生地素材(重さ・結露に影響)
  • 大きさ
  • 遮光性・保温性(スカートありなしなど) 
  • デザイン
  • 手入れのしやすさ

【防災に役立つキャンプ用品②】コンテナ or 大きなかばん

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蓋付きのコンテナがおすすめです。

無印良品のポリプロピレン頑丈ボックスに、防災グッズをまとめて保管するという人もいます。

無印良品のポリプロピレン頑丈ボックスのおすすめポイント

  1. 持ち手が付いている
  2. 座ることができる
  3. 収納力が抜群
  4. 汚れも水洗いができる
  5. 蓋があるので雨や汚れが入りにくい
  6. 様々なサイズから選べる(小・大・特大)
▼私は、大中小の3サイズをキャンプで使い分け。家の収納にも使用しています!
【無印良品 公式】ポリプロピレン頑丈収納ボックス・大約幅60.5×奥行39×高さ37cm

【防災に役立つキャンプ用品③】アウトドアキャリーワゴン

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一つにまとめて運搬移動が可能です

荷物を持って移動するときに、このようなアウトドアキャリーワゴンがあると便利。

小さなお子さんや犬を連れて歩く方もよく見かけます。

耐荷重も100kgあるので、重い荷物を遠くへ運ばなければ行けない場合に重宝しますよ!

【防災に役立つキャンプ用品④】寝具類 寝袋、マット、コット

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できるだけ軽量でコンパクトものを選びます。

寒い季節も温かい寝袋があれば安心です

寝袋、毛布、ブランケット。キャンプにはいつも持っていくキャンプ必需です。

毛布等は、支給されて使用できる場合もありますが、自分のものがあれば少しでも快適に寝られるかもしれません。

たくさんの荷物を持ち込む場合もあるので、コンパクトになるものがおすすめ。

▼我が家は、これらをコンテナ一つにまとめて収納できるサイズのものを選んで購入しています

寒い季節でも、温かい寝袋があれば、寒さを凌ぐことができます。

災害時に持ち出すものを とっさに用意できますか?

防災時に避難所へ行くときに何を持って行けばよいの?とパニックになりそうなところ。

しかし、キャンプへ行く人なら、下に紹介するリストにあるものの多くをキャンプの度に用意して持参しています。

毎回のキャンプで、避難訓練しているようなものですね!

キャンプへ行く時に忘れ物をしないように、持ち物リストを作成している方もいます。

キャンプ経験を積むごとに「あれもあったほうが良かった」などと反省し、リストもアップデートされます。

下の災害時持ち出しリストを改めて見ても、キャンプの持ち物リストと非常に近いことがわかります。

これを参考に、自分に必要な持ち出しリストを作成してくださいね!

災害時 持ち出しリスト
□洗面道具、タオル
□コンタクトレンズ、メガネ類
□下着・着替え

□充電ケーブル
□モバイルバッテリー、ポータブル電源
□マスク多め
□除菌シート・ウェットティッシュ
□ゴミ袋
□ディッシュペーパー・トイレットペーパー

□水分
□おやつ
□食材

【冬季】
□防寒ウエア(靴下・帽子・手袋・ネックウォーマー・上着)
□カイロ
□毛布・ブランケット

【その他(必要に応じて)】
□替えの靴・サンダル
□傘・雨具
□簡易トイレ
□アイマスク・耳栓
□ヘッドライト
□電池予備
□ナイフ
□ライター
□救急セット・薬類

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災害時のいざというときに役立つスキルがキャンプで自然と身につく!

災害に役立つ「キャンプスキル」
  1. 必要な荷物を荷造りする
  2. 一日中屋外で過ごす
  3. 家以外の場所で寝泊まりする
  4. 電気を使わずに調理する
  5. 夜間、ランタンの明かりだけで過ごす
  6. モバイルバッテリーやポータブル電源を使用する

朝晩の寒暖差を知り、家以外の場所で寝る経験も大事

一定の気温に保たれている家で過ごすことが当たり前になっているため、冬は暖房なしで夜がどれほど冷えるのか、夏は冷房なしの環境でどれほど暑くなるのかを体験しづらくなっています。

防災のためにと購入したストーブがあっても、どこまで暖かく保てるのか、どれくらい燃料を消費するかは実際に試してみないとわかりません。

また、アウトドア初心者の方の中には、周りの声が気になって寝れない、太陽の明るさが気になって、早くから目が覚めたなど、慣れない環境で過ごすのはなかなかストレスになります。

体験して初めて気づくことが多いので、一度経験するだけでも何か対策が考えられるかもしれません。

小さなお子さんがいる場合は、キャンプなどの楽しい気持ちで訓練ができるといいですね。

キャンプ飯づくりがきっと役に立つ! 

コンビニやスーパーでお弁当が買えればよいですが、売り切れや閉店により、買えないことを想定してください。

✔ ガスがあれば、〇〇ができる
✔ お湯があれば、〇〇が食べられる

断水などで、限られた水しか使えないときも、キャンプ経験があればなんとなります!

ご飯も飯盒やメスティンがあればOK

トランギアメスティン料理ポケットストーブ自動炊飯自動調理固形燃料
メスティン折りを使えば、洗い物も出ませんよ!

冷凍食品は、電子レンジを使わなくてもガス調理でOK

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湯煎で温めて食べられるレトルト食品が重宝します

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鍋を汚さず、洗い物を極力出さない工夫ができますか?

電子レンジがなくても、炊飯器が使えなくても簡単に調理できる技術があれば、冷蔵庫にある食材でも料理ができます。

キャンプ飯づくりの経験は、きっと防災時にも役立ちますよ!

洗い物を極力出さない工夫があります

ラップやアルミホイルを使用して、洗い物を出さないことも可能ですが、私はこちらのエコキッチンクリーナーを使用しています。

汚れを分解するので、キッチンペーパーなどで拭き取るだけで、綺麗になりますよ!

▼車中泊やキャンプでもよく使われている便利アイテムです

【まとめ】経験したからこそ学んだ事が多くありました

停電が続くことの大変さを痛感

最近お家庭にもあるトイレは電源を使用したウォシュレット付きのトイレ。

停電中は、非常用の手動レバーを引くと流すことができます。

私は震災にあってから、説明書を探して、手動レバーの使い方を確認しました。

知識<経験!

防災知識や情報は、防災意識の高まりにより、以前よりもたくさん学べる機会があります。

防災アイテムを買い揃え、備えをしている人も多いと思います。

しかし、本当の意味での防災は、揃えて終わりではありません!

「いざという時に行動できるか」

学校でも避難訓練がありますが、ぜひ経験まで積んでみませんか?

「備えがあるから大丈夫」という精神的な自信もそうですが、キャンプスキルは確実に防災対策スキルを向上させます。

キャンプ用品を購入の際は、ぜひ防災の観点でも商品選びをしてみてください!

そして、実際に使用して、いつでも使えるスキルを身に着けておいてくださいね。

ポジラボan

防災に役立つアイテムやスキルは、いざというときにあなたを守ってくれますよ!

私の体験が少しでも、これからの防災対策に役に立てていただけたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が役立った!という方は、ぜひTwitterなどでシェアしていただけると嬉しいです。

記事内で紹介したキャンプ用品を紹介しています

ベアボーンズリビング LEDランタン

Jackery ポータブル電源

ポータブル冷蔵庫

コベアキューブ

スノーピーク フィールドファン

トヨトミレインボーストーブ

トランギア メスティン(飯盒)

コット

ナンガ 寝袋

エコキッチンクリーナー

北海道のキャンプ場情報をブログで発信しています!

北海道キャンプの魅力をYouTube「Keitan’s Camp」で発信しています!

ABOUT ME
川手有沙(an)
北海道在住。幼い頃からアウトドア好き。元小学校教員。2019年に北海道キャンプフォトライターに転身。WEBサイト「Possibility.Labo*ポジラボ」とYouTube「Keitan's Camp」を運営。 キャンプ道具とカメラ機材を車に積み込み、絶景を求めて北海道各地のキャンプ場に通う。これまで訪れた北海道のキャンプ場は100ヶ所を超える。 日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。North Up Camp主催。
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