厚真町にある大沼フィッシングパークと大沼野営場は、周囲4kmほどの大沼のほとりにあります。
テントが1張なら、何人でも520円!
予約不要で、静かなキャンプが楽しめる場所。
不便さも楽しめる方なら、格安で自然満喫キャンプが味わえるので、おすすめの場所ですよ!
私は取材も兼ねて新しいキャンプ場へ行くことが多いのですが、この厚真大沼野営場は、2018年から3年連続で利用しています!そのくらい好きな場所なんです!
この記事では、大沼野営場が気になっている方へ、利用前に知りたいサイト情報を写真を交えて解説します。
最近の混雑状況などは、別記事やYouTube「Keitan’s Camp」でも紹介しているので、合わせてチェックしてくださいね。
2022年は4月28日オープン
予約不要のキャンプ場ですよ!
厚真町大沼野営場の魅力まとめ
- 1張520円と格安で宿泊できる
- オートキャンプができる
- 林間サイトが楽しめる
- 野鳥や蛙の鳴き声、大自然が味わえる
- 昆虫採集ができる
- 7月から9月は釣りが楽しめる
ここは残念!ポイント
- きれいなトイレは1ヶ所だけ
- 水場は2ヶ所
- 場所によってはトイレや水場が遠くなる
- 夏の暑い日は蚊が多いかも
- 平らなサイトは少なめ
今回は、自然に囲まれた野営が楽しめる厚真町大沼野営場をご紹介します!
【大沼野営場】2020年10月の様子を動画でも公開しています!
大沼野営場 アクセス
大沼フィッシングパーク(大沼野営場)
鯉沼地区にある大沼に面した緑地帯エリアが、野営場です。
所在地
北海道勇払郡厚真町鯉沼
アクセス
大沼野営場でナビ検索できないこともあり、すぐに場所を見つけられなくて困ったという声がありました。
あまりの見つからなさに、諦めかけたという人も…
大沼フィッシングパーク内の林間キャンプ場が大沼野営場ですので、「大沼野営場」で検索できない場合は、「大沼フィッシングパーク」で検索してみてください。
ナビの検索はできない場合は、住所で「鯉沼」を入力。近くまでたどり着ければ、いくつも看板があります。
それぞれの箇所の看板を撮影しましたので参考にしてください!
案内看板は、「大沼フィッシングパーク」ではなく「大沼野営場」です。
①安平方面から右折箇所にあります
②道なりに2kmほど進むと左手にあります
③さらに進むと右上に看板 見逃さないで!
④入口にある看板 この木のトンネルを進めば大沼野営場です!
ここまでこれれば安心!
▽ 鵡川方面から来る方は、こちららの経路図が一番わかりやすいですよ!
大沼野営場 基本情報
2019年度まではチェックイン、チェックアウト、デイキャンプ等の規定がありませんでしたが、2020年4月から設定されています。
営業期間
2022年4月28日〜10月31日
2019年までは9月末までの営業でしたが、2020年から10月末までの営業になりました!
サイト使用料金
宿泊使用料
これまでは持込テント1張520円だけの料金設定だったのですが、2020年からタープの追加料金とサイト使用時間の規定が加わりました。
15時より前にチェックインしたい場合は、日帰り料金の追加支払いが必要です。
区 分 | 町外 | 町内 |
持込テント1張 持込タープ1張 キャンピングカーを含む車中泊 | 520円 | 310円 |
貸し出しテント1張 | 1,050円 | 520円 |
※新たに、貸し出しテント料金の設定が加わりました。
チェックイン
15:00
チェックアウト
10:00
デイキャンプは新たに料金がかかるようになりました
使用料(日帰り)
町外 | 町内 | |
持込テントまたはタープ1張につき | 260円 | 160円 |
貸し出しテント1張につき | 520円 | 260円 |
使用時間
10:00〜17:00
予約不要のキャンプ場です
予約は不要。
区割りされていないフリーのオートサイトなので、先着順に好きな場所にテントを設営することができます。
2019年から利用者が増加、規約が変更された?
時間にゆとりがあってよかったのですが…
2019年まで、チェックイン、チェックアウト時刻の規定はありませんでした。
デイキャンプには料金はかからず、宿泊する場合のみ支払いが必要でした。
2020年から、宿泊の場合は「15:00〜翌日10:00」と記載され、日帰り料金が設定され徴収の対象になりました。
日帰り料金を追加しても1張だけなら格安です
そうは行っても、テント一つなら[日帰り]260+[宿泊]520円=780円。
2人で780円なら格安ですね。
ただ、「持込テントまたはタープ1張につき1泊520円」という記述なので、テント+タープなら、520+520=1040円になります。
15時チェックインは、少々遅い印象もあり、場所取りを考えても日帰り利用追加は、土日利用の場合は必須かもしれませんね。
大沼野営場の設備や施設まとめ
キャンプ場と大きくは変わりません
トイレと水場、灰捨場があるので、十分キャンプが楽しめます。
- 管理棟
- 管理棟横に水洗トイレ
- 炊事場
- 簡易トイレ(非水洗)
管理棟・トイレ
・男女別のトイレが管理棟横にあります。
・簡易水洗トイレ
※タンクの水を足す必要があることも…
トイレは簡易水洗トイレです
炊事棟には炉もありました
簡易トイレともう一つの水場
ゴミ
持ち帰り ※灰捨場あり
灰捨場
管理棟の正面の道沿いにあります。
使用上の注意事項
火器の取扱い、後始末は十分気をつけてください。炊事場や野外炉場所以外でのたき火は一切認めていません。
夜8時以降に花火、楽器やスレテオなどの音響機器を使用することを禁止します。
厚真町大沼野営場使用許可書 兼 領収書より一部抜粋
ペットはカゴ等に入れるか、リードにつないで下さい。
ゴミは必ずお持ち帰りください。
焚火OK
「炊事場や野外炉場所以外でのたき火は一切認めていません。」との記載があったので、管理人さんに確認したところ、直火はNGだけれど、焚火はOKとのことでした。
薪の販売もしています!
※焚き火台やコンロを必ずご使用ください。
ペットOK
お問い合わせ先
厚真町役場産業経済課 0145-27-2486
サイト選びのポイント
フリーのオートサイトが魅力
2018年 少し傾斜がありましたがトイレに比較的近い林間に設営
2019年 湖畔に近い場所を確保!
2020年 2019年とほぼ同じ場所に設営しました
サイトは車を横付けできる、オートサイトスタイルです。
湖畔以外は傾斜が多いので、大きなテントを張る方は、広く平らな場所を見つけるのは少々大変かもしれません。
- 沼の近く
- 丘の上
- 炊事場の近く
- 林の中
- 人通りが少ない場所
- 広く平らになっている場所
テントサイトは意外と広いです!
薄い茶色になっているエリアが、林間キャンプ場の大沼野営場になります。
大沼の周り、炊事棟の近くが人気なのですが、林の中まで設営可能範囲です。
私が訪れた日も、かなり林の奥にテントを設営している人がいました。
炊事場やトイレへのアクセスがしやすい場所
管理棟にトイレがあり、すぐ近くに炊事場があるので、多くの人は、大沼野営場に入って向かって左側のサイトを選んでいました。
空いているなら沼に近い場所もいい
沼のすぐ脇にテントを張り、沼のロケーションを満喫するのもよいですね。
沼の淵には、特に柵などはありません。
沼のすぐ脇なら、比較的平らでテントが設営しやすく、人の通りもあまり気にせずに、大沼の景色をゆっくりと味わうことができます。
丘の上にテントを張ることも可能です
林間サイトが十分に味わえる場所です。
車で丘に乗り上げるのは大変かもしれませんが、林の中の丘に立てるテントも雰囲気がいいですね。
また、林間サイトのよいポイントは、日差しの強い日は木陰に、風がある日には木が防風の役割を果たしてくれます。
平らな場所はあまりありませんが、夏の木陰はとても気持ちがいいですよ!
不便でも右奥サイトもいいかも!
野営感を味わいたい方は、入り口から向かって右側もよさそうです。
ソロキャンプをする人やキャンピングカーでキャンプをしている人もいました。
こちらを利用する際の注意点は、トイレ炊事場がかなり遠くなること、前日などに雨が降っていたら地面に水がたっぷりと含んでいて、靴がすぐに濡れてしまうことです。
雨が多く降った翌日は、ぬかるんだり滑りやすいのでご注意ください。
大沼フィッシングパーク
入り口には看板があり、「大沼フィッシングパーク使用心得」が掲示されていました。
こちらの大沼では、コイやフナなどの淡水魚の釣りが楽しめます。
放流した魚がいるということで、釣りが楽しめるスポットです。
可能時間は7月1日から9月30日です。
釣りに関わる料金は無料で、楽しみた方はどうぞという感じでした。
※ボートなどの使用は禁止されています。
蛙情報 夏限定(?)
蛙は大合唱。どの範囲にどれだけの蛙の数がいるの!?と思う音量です。
それでもずっと鳴いているので、慣れてしまうので大丈夫ですよ。
震災の影響は?冬も営業?
北海道胆振東部地震 震災の影響は?
2018年9月6日におきた北海道胆振東部地震の震源地は厚真町で、震度7を観測しました。
私が初めて大沼野営場を訪れたのは、地震のわずか2ヶ月前の2018年7月。
厚真の被害を映像で見て、本当に驚きました。
2018年9月21日付けの厚真町のホームページには、次のように掲載されました。
北海道胆振地方中東部を震源とする地震による災害に伴い、今シーズンの大沼野営場の営業を終了します。
なお、大沼野営場への道路が大変危険なため、絶対に近づかないでください。
大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承願います。
厚真町 お知らせ「大沼野営場営業終了」
役場に確認したところ、大沼野営場内の木や電柱が倒れた被害はありましたが、大きな被害がなかったそうです。
付近の道路補修もあり、2018年9月末までの営業が中止され、2019年4月から営業が再開されました。
2019年6月に厚真町を通る機会があったのですが、道は通行できるものの、土砂崩れによりブルーシートで覆われて補修中の箇所が多数あり、震災の傷跡を目の当たりにしました。
以前通過したときと、全く風景が変わってしまっているところもあり、同じ震災で被災した私でさえも言葉を失うものでした。
そのような場所でのんびり趣味のキャンプを楽しむのは、どうなのかな…という気持ちも正直ありました。
でも、復興しようと町が頑張っている―大沼野営場も2019年4月末から再開しているのなら、ぜひ利用したいという気持ちになりました。
大沼野営場は冬も営業しているの?
厚真町役場が営業を伝えているのは10月末までです。
10月末で営業は終了し、トイレや炊事場の使用は禁止になります。
ですが、一部の愛好家の間では、冬場もキャンプをしてきました!と紹介している方がいるのが現状です。
沼のほとりは傾斜もありますので、自己責任の上、充分気をつけてください。
最寄りの温泉&道の駅情報
すぐ近くには温泉はありません。温泉ではないですが、近郊のお風呂をご紹介します。
厚真町「こぶしの湯あつま」
所在地
北海道勇払郡厚真町本郷229番地1
営業時間
10:00〜22:00
料金
大人(中学生以上) | 530円 |
子ども(小学生) | 270円 |
乳幼児 | 無料 |
ボディーソープやリンスインシャンプーもあります。
問い合わせ先
0145-26-7126
安平町道の駅「あびらD51ステーション」
2019年4月にオープンしたばかりの全国でも人気の道の駅。観るところもあり、お買い物も愉しめますよ!
ご当地グルメも手に入るので、キャンプインの食材調達におすすめですよ!
おすすめの厚真グルメはこちらの記事でも紹介しています!
キャンプ帰りに立ち寄った、この愛米豚は忘れられない美味しさです!
厚真町の冬の花火大会やおすすめ厚真グルメをご紹介しています!
スポンサーリンク大沼野営場まとめ おすすめは涼しい季節!
北海道の7月中旬、野営場は肌寒いくらいの気温でした。
夏は虫が多そうです。私は真夏は避けたいな―というのが正直なところです。
林間で、しかも沼地ですから。
2019年の9月に訪れた時は、凄い人の数!その様子は別記事でもご紹介しています。
穴場だったのは、もう数年前の話…
年々利用者は増え、休日はテント設営場所を探すのにも苦労するほど人気のキャンプ場ですよ!
大沼野営場は、少し不便なくらいのキャンプ場で、大自然を楽しみたい方におすすめです。
街灯がほどんどないので、ヘッドライトなどの明かりは多めに用意してくださいね!
【大沼野営場】来場者が増えていた!魅力も解説しています
3年連続で利用している大沼野営場。最新の混雑情報やキャンプ場の変化の様子を、写真多めでより詳しくご紹介しています!
予約不要で利用できるキャンプ場は、気軽に利用できるのでよいですよね!
人気が出すぎて利用者が増えると賑やかで残念なのですが…
日曜日の午後に利用すると空いていましたよ!
土曜日宿泊を避ければかなり快適に利用できる場所なので、大沼野営場の魅力を味わいたい方は、ぜひぜひ平日にご利用くださいね!
「Possibility.Labo*ポジラボ」では、北海道のキャンプ場情報やキャンプギア情報を発信しています。
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野営場なら、こちらもおすすめ!
同じく北海道の野営場といえば、こちらもおすすめですよ。
名前が似ているのですが、道南にあるのは、東大沼です!