※この記事は2020年4月の最新情報をもとに、一部加筆修正を行っています。
厚真町にある大沼フィッシングパークと大沼野営場は、周囲4kmほどの大沼のほとりにあります。
テントが1張なら、何人でも520円!
不便さも楽しめる方なら、格安で自然満喫キャンプが味わえるので、おすすめの場所ですよ!
厚真町大沼野営場の魅力まとめ
- 1張520円と格安で宿泊できる
- オートキャンプができる
- 林間サイトが楽しめる
- 野鳥や蛙の鳴き声、大自然が味わえる
- 昆虫採集ができる
- 7月から9月は釣りが楽しめる
ここは残念!ポイント
- きれいなトイレは1ヶ所だけ
- 水場は2ヶ所
- 場所によってはトイレや水場が遠くなる
- 夏の暑い日は蚊が多いかも
- 平らなサイトは少なめ
今回は、自然に囲まれた野営が楽しめる厚真町大沼野営場をご紹介します!
これまでチェックイン、チェックアウトの規定がありませんでしたが、2020年4月から設定されています。
★チェックイン 15:00
★チェックアウト 10:00
★デイキャンプ 10:00〜17:00
※テントまたはタープ1張につき1泊520円に。
※デイキャンプ料金は、1張260円徴収。
※貸しテント(宿泊・日帰り)も開始。
Contents
大沼野営場 アクセス
大沼フィッシングパーク(大沼野営場)
鯉沼地区にある大沼に面した緑地帯エリアが、野営場です。
所在地
北海道勇払郡厚真町鯉沼
アクセス
大沼野営場でナビ検索できないこともあり、すぐに場所を見つけられなくて困ったという声がありました。
あまりの見つからなさに、諦めかけたという人も…
大沼フィッシングパーク内の林間キャンプ場が、大沼野営場ですので、「大沼フィッシングパーク」で検索してみてください。
ナビの検索はできない場合は、住所で「鯉沼」を入力。近くまでたどり着ければ、このような看板があります。
それぞれの箇所の看板を撮影しましたので参考にしてください!
(10号千歳方面からの案内路)
案内看板は、「大沼フィッシングパーク」ではなく「大沼野営場」です。
右上にある看板を見逃さないで!
ここまでこれれば安心!この坂道を下れば到着です!!
▽ 鵡川方面から来る方は、こちららの経路図が一番わかりやすいですよ!
大沼野営場 基本情報
営業期間
4月27日〜9月30日
サイト使用料金
宿泊使用料
これまでは持込テント1張520円という格安料金だったのですが、2020年からより詳細な料金設定になっています。
※新たに、貸し出しテント料金の設定が加わりました。
区 分 | 町外 | 町内 |
持込テント1張 持込タープ1張 キャンピングカーを含む車中泊 | 520円 | 310円 |
貸し出しテント1張 | 1,050円 | 520円 |
チェックイン
15:00
チェックアウト
10:00
デイキャンプは新たに料金がかかるようになりました
使用料(日帰り)
町外 | 町内 | |
持込テントまたはタープ1張につき | 260円 | 160円 |
貸し出しテント1張につき | 520円 | 260円 |
使用時間
10:00〜17:00
予約不要のキャンプ場です
予約は不要。区割りされていないフリーのオートサイトなので、先着順にサイトを選ぶことができます。
2019年から利用者も増え、規約が変更された??
時間にゆとりがあってよかったのですが…
2019年まで、チェックイン、チェックアウト時刻の指定はありませんでした。デイキャンプにも料金はかからず、宿泊する場合のみ支払いが必要でした。
宿泊の場合は、「15:00〜翌日10:00」と記載され、日帰り利用者も、2020年からは、料金が徴収されます。
※もし12:00〜15:00に到着したら、「デイキャンプ+日帰り料金」になる可能性もあるので、ご注意ください。
日帰り料金を追加しても1張だけなら格安です
そうは行っても、テント一つなら[日帰り]260+[宿泊]520円=780円。2人で780円なら格安ですね。
ただ、「持込テントまたはタープ1張につき1泊520円」という記述なので、テント+タープなら、520+520=1040円の可能性もあります。
大沼野営場の設備や施設まとめ
キャンプ場と大きくは変わりません
トイレと水場、灰捨場があるので、十分キャンプが楽しめます。
- 管理棟
- 管理棟横に水洗トイレ
- 炊事場
- 簡易トイレ(非水洗)
管理棟・トイレ
・男女別のトイレが管理棟横にあります。
・簡易水洗トイレ
※タンクの水を足す必要があることも…
トイレは簡易水洗トイレです
炊事棟には炉もありました
簡易トイレともう一つの水場
灰捨場
ゴミ
持ち帰り ※灰捨場あり
使用上の注意事項
火器の取扱い、後始末は十分気をつけてください。炊事場や野外炉場所以外でのたき火は一切認めていません。
夜8時以降に花火、楽器やスレテオなどの音響機器を使用することを禁止します。
厚真町大沼野営場使用許可書 兼 領収書より一部抜粋
ペットはカゴ等に入れるか、リードにつないで下さい。
ゴミは必ずお持ち帰りください。
焚火OK
「炊事場や野外炉場所以外でのたき火は一切認めていません。」との記載があったので、管理人さんに確認したところ、直火はNGだけれど、焚火はOKとのことでした。
※焚き火台やコンロを必ずご使用ください。
ペットOK
お問い合わせ先
厚真町役場産業経済課 0145-27-2486
サイト選びのポイント
テントサイトは意外と広いです!
薄い茶色になっているエリアが、林間キャンプ場の大沼野営場になります。
大沼の周り、炊事棟の近くが人気なのですが、林の中まで設営可能範囲です。
私が訪れた日も、かなり林の奥にテントを設営している人がいました。
フリーのオートサイトが魅力
サイトは車を横付けできる、オートサイトスタイルです。
区割りされていないフリーのサイトですので、場所を車で回って自由に選ぶことができます。
傾斜が多いので、大きなテントを張る方は、広く平らな場所を見つけるのは少々大変かもしれません。
あなたならどんな場所を選びたいですか?
- 沼の近く
- 左の道の突き当り
- 丘の上
- 炊事場の近く
- 右の草原
- 林の中
- 沼のほとり
ロケーションで選びたいところですが、テントを設営することや車を横付けすることを考えると、なるべく平らな場所がいいですよね。
人気は炊事場やトイレへのアクセスがしやすい場所
管理棟にトイレがあり、すぐ近くに炊事場があるので、多くの人は、大沼野営場に入って向かって左側のサイトを選んでいました。
やっぱり沼に近い場所が人気
沼のすぐ脇にテントを張り、沼のロケーションを満喫するのもよいですね。
沼の淵には、特に柵などはありません。
沼のすぐ脇なら、比較的平らでテントが設営しやすく、人の通りもあまり気にせずに、大沼の景色をゆっくりと味わうことができます。
丘の上にテントを張ることも可能です
林間サイトが十分に味わえる場所です。
車で丘に乗り上げるのは大変かもしれませんが、林の中の丘に立てるテントも雰囲気がいいですね。
また、林間サイトのよいポイントは、日差しの強い日は木陰に、風がある日には木が防風の役割を果たしてくれます。
平らな場所はあまりありませんが、夏の木陰はとても気持ちがいいですよ!
不便でも右奥サイトもいいかも!
野営感を味わいたい方は、入り口から向かって右側もよさそうです。
ソロキャンプをする人やキャンピングカーでキャンプをしている人もいました。
こちらを利用する際の注意点は、トイレ炊事場がかなり遠くなること、前日などに雨が降っていたら地面に水がたっぷりと含んでいて、靴がすぐに濡れてしまうことです。
雨が多く降った翌日は、ぬかるんだり滑りやすいのでご注意ください。
大沼フィッシングパーク
入り口には看板があり、「大沼フィッシングパーク使用心得」が掲示されていました。
こちらの大沼では、コイやフナなどの淡水魚の釣りが楽しめます。
放流した魚がいるということで、釣りが楽しめるスポットです。
可能時間は7月1日から9月30日です。
釣りに関わる料金は無料で、楽しみた方はどうぞという感じでした。
※ボートなどの使用は禁止されています。
蛙情報 夏限定(?)
蛙は大合唱。どの範囲にどれだけの蛙の数がいるの!?と思う音量です。
それでもずっと鳴いているので、慣れてしまうので大丈夫ですよ。
震災の影響は?冬も営業?
北海道胆振東部地震 震災の影響は?
2018年9月6日におきた北海道胆振東部地震の震源地は厚真町で、震度7を観測しました。
私が初めて大沼野営場を訪れたのは、地震のわずか2ヶ月前の2018年7月。
厚真の被害を映像で見て、本当に驚きました。
2018年9月21日付けの厚真町のホームページには、次のように掲載されました。
北海道胆振地方中東部を震源とする地震による災害に伴い、今シーズンの大沼野営場の営業を終了します。
なお、大沼野営場への道路が大変危険なため、絶対に近づかないでください。
大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承願います。
厚真町 お知らせ「大沼野営場営業終了」
役場に確認したところ、大沼野営場内の木や電柱が倒れた被害はありましたが、大きな被害がなかったそうです。
付近の道路補修もあり、2018年9月末までの営業が中止され、2019年4月から営業が再開されました。
2019年6月に厚真町を通る機会があったのですが、道は通行できるものの、土砂崩れによりブルーシートで覆われて補修中の箇所が多数あり、震災の傷跡を目の当たりにしました。
以前通過したときと、全く風景が変わってしまっているところもあり、同じ震災で被災した私でさえも言葉を失うものでした。
そのような場所でのんびり趣味のキャンプを楽しむのは、どうなのかな…という気持ちも正直ありました。
でも、復興しようと町が頑張っている―大沼野営場も2019年4月末から再開しているのなら、ぜひ利用したいという気持ちになりました。
大沼野営場は冬も営業しているの?
厚真町役場が営業を伝えているのは9月末までです。
9月末で営業は終了し、トイレや炊事場の使用は禁止になります。
ですが、一部の愛好家の間では、冬場もキャンプをしてきました!と紹介している方がいるのが現状です。
沼のほとりは傾斜もありますので、自己責任の上、充分気をつけてください。
最寄りの温泉&道の駅情報
すぐ近くには温泉はありません。温泉ではないですが、近郊のお風呂をご紹介します。
厚真町「こぶしの湯あつま」
料金
大人(中学生以上) | 520円 |
子ども(小学生) | 260円 |
乳幼児 | 無料 |
ボディーソープやリンスインシャンプーもあります。
営業時間
10:00〜22:00
所在地
北海道勇払郡厚真町本郷229番地1
問い合わせ先
0145-26-7126
安平町道の駅「あびらD51ステーション」
2019年4月にオープンしたばかりの安平町道の駅にも、ぜひお立ち寄りください。
大沼野営場まとめ おすすめは涼しい季節!
おすすめは涼しい季節
北海道の7月中旬、野営場は肌寒いくらいの気温でした。
夏は虫が多そうです。私は真夏は避けたいな―というのが正直なところです。
林間で、しかも沼地ですから。
2019年の9月に訪れた時は、凄い人の数!その様子は別記事でもご紹介しています。
穴場として徐々に利用者は増えているキャンプ場ですよ!
大沼野営場は、少し不便なくらいのキャンプ場で、大自然を楽しみたい方におすすめです。
街灯がほどんどないので、ヘッドライトなどの明かりは多めに用意してくださいね!
「Possibility.Labo*ポジラボ」では、あなたの明日がもっと楽しくなる情報を発信しています。
twitterでも北海道から最新の情報を届けますので、ポジラボan(@Possi_Labo)のフォローもよろしくお願いします!
来場者が増えていた!
2019年9月に訪れた時のキャンプ場の様子を、写真多めでより詳しくご紹介しています!
野営場なら、こちらもおすすめ!
同じく北海道の野営場といえば、こちらもおすすめですよ。