今シーズン4回目の雪中キャンプに行ってきました。
冬キャンプを初めて3年目。
北海道の冬は、寒波予報がない日でも、朝晩はマイナス15℃くらいまで冷え込みます。
そんな寒さの中でもキャンプは楽しめるの?とよく聞かれるのですが、楽しめます!
冬キャンプは、夏にはない楽しみが味わえますよ!
✓ 実際に使用している冬装備のキャンプ用品紹介
✓ キャンプ用品を選ぶときのポイント
✓ キャンプ知識が深まる関連記事紹介
これからの寒い季節、冬キャンプに挑戦しようという方に、役立つ内容になっています。
冬キャンプは、夏のキャンプの装備では安全とは言えません。
夏にはたくさんキャンプに行っているから大丈夫と過信せず、しっかりと事前準備をしてから、キャンプに行って下さいね!
テントは何を使っている?
テンマクデザイン サーカスTC
テンマクデザインサーカスTCは、現在も在庫切れが続く人気のテントです。
人気の理由は、温かさです。冬キャンプ向きのコットンTC素材&スカート付き、そして設営が簡単と言ったら、このサーカスTCが代表作!
そして2つ目の理由が、価格が定価31,800円(税別)というコスパです。
テンマクデザインのサーカスTCは、入荷を待ってでも、手に入れたいテントですね。
サーカスTCを年中使っていますが、遮光性あり、通気性ありなので、夏でも快適に使用できますよ!
寒い季節のテント設営は、簡単なものがベスト!
積雪期のテント設営はさらに大変なので、ペグ打ちなども少ない方が断然いいですよ!
ニーモヘキサライトエレメント6P
薪ストーブを使うようになってから、サーカスTCテントではやや狭いと感じ始め、今季からこのニーモヘキサライトエレメント6Pを使用しています。
2つのテントを使用すると、それぞれの良さがよくわかる!
★サーカスTCは、設営が超簡単!
★ニーモヘキサライトエレメント6Pの広さは快適!
サーカスTCは、初心者でも簡単に、短時間で形よく設営できます。それに対し、ニーモヘキサライトエレメント6Pは、設営は簡単な方ですが、形の微調整に手間がかかります。
サーカスTCは、デットスペースが多いのが難点なのに対し、ニーモヘキサライトエレメント6Pは、広い!
寒くてテント内に引きこもってしまうのであれば、設営に少々手間がかかってもニーモヘキサライトエレメント6Pの幕内の広さは快適なので、ついついニーモの使用率が高くなっていしまいます。
寒くてテントに引き篭もりがちという方は、テント内の広さも重要です。
立って活動できる高さのあるテントは、ストレスがありません。
選ぶ基準は、コットンTC素材&テントスカート付き
おすすめは、コットンTC素材です!
寒い季節でも安心して使えるコットンTC素材のテント。生地が厚く、重さがありますが、機能性が抜群。
コットンTC素材は、火の粉にも強い性質があります。
火の粉が付いても絶対に穴が空かないという訳ではありませんが、ポリエステルやナイロン製よりもずっと安心感があります。
結露に悩む人も多いようですが、結露の心配なし!
そして、コットンTC素材は、幕内が結露になりません!
冬キャンプは幕内外温度差が20度を越えます。温度差が大きいほど、結露がおきてしまいます。テントの内側が、結露でびしゃびしゃになってしまったら、嫌ですね…
サーカスTCもヘキサライトエレメント6Pも、どちらも結露に悩まされた日はありません。
幕の外側は凍ってしまうために、幕が乾くことはありませんが、幕内はストーブを焚くことで、比較的乾燥に近い状態になります。
これからテントを選ぶという方には、ぜひ、保温性、通気性、遮光性にも優れたポリコットン(コットンTC素材)のテントをおすすめします!
テントスカートが重要!
窓の隙間風を感じたことがありますか?
同じようにテントにも、冷たい空気がどんどん隙間から入り込みます。
スカートなしのテントでは、接地させたり、積雪期は雪を被せたりすることで冷気を防ぎますが、テントの裾にスカートが付いていると保温効果は絶大です。
スカートがあるだけで、隙間風を防ぐことができ、幕内の温度を温かく保つことができます!
テント購入の際は、スカートの有無を必ずチェックしてくださいね。
取り外し式テントスカートを自作しました
実は、ヘキサライトエレメント6Pは、コットンTC素材ですが、テントスカートは付いていません。
お気に入りのサイズのTC素材テントが見つかった!でもスカートが付いていない…
スカートがないなら、自作すればいい!
できれば、元々スカートが付いているテントの方が良いのですが、スカートなしテントでも自作して付ければOKとなれば、テント購入の選択の幅が広がりますね。
冬仕様にしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!
暖房機器は何を使っている?
トヨトミ レインボーストーブ
トヨトミレインボーストーブは、連続燃焼時間が約20時間という灯油ストーブです。
一度の給油で1泊のキャンプなら、翌日まで大丈夫。途中の燃料補給の手間がなく、ランタンのような灯りで、テント内をずっと温め続けてくれます。
車載に場所をとってしまうのが難点ですが、家でも防災用として使えるので、1台あるととても便利ですよ!
武井バーナー パープルストーブ501A
武井バーナー パープルストーブ501Aは、連続燃焼時間が約10時間。実際は、満タンで使用しないので、約8時間ほどです。
少々燃焼中の音は気になりますが、圧倒的な温かさです。
トヨトミレンボーよりもコンパクトで、持ち運びがしやすく、よくワカサギ釣りをする方が愛用しています。
加圧式はハードルを感じるかもしれませんが、灯油という燃料コストの良さを考えると断然おすすめ。
いずれ買うなら、早いうちから使い慣れたらいいのでは?と思う暖房機器です。
電気ストーブでは味わえない温かさが、実感できますよ。
武井バーナーを調理にも使いたい方は必見!
アイアン焚火スタンドを使えば、ヒーターを付けて暖房機能を維持したまま調理ができますよ!
ペトロマックスHK500ランタン
灯油式加圧ランタンを使用しています。
暖房なのにランタン?と思う方もいるかもしれませんが、灯油を熱で気化させているので温かい!
ペトロマクスランタンを幕内で使用しているだけで、幕内温度が5℃以上は上昇します。
ペトロマックスの連続燃焼時間は、約8時間。圧倒的な明るさで、暖房の役割も果たすので一石二鳥ですよ。
コールマン ワンバーナー&アタッチメント
アタッチメントを付けたこのコールマンのワンバーナーは、幕内がマイナス5℃を下回った時の救世主。
コンパクトなのに、圧倒的な威力。
コールマンのワンバーナーは、連続燃焼時間が約2時間と短いながら、その威力は武井パープルストーブに匹敵します。
じんわり温めてくれるトヨトミレインボーストーブに対して、即効性があるので、ここ!という寒い時に助けてくれます。
予熱をしっかりと入れないと炎上するので、こちらも経験が必要な暖房です。
暖房機器はテント内で使って大丈夫?
テント内での火器使用は禁止されています。
でも外気が0℃を下回る場合、火器を使用しなければ、幕内も当然0℃を下回り、そこで何時間も過ごすには寒すぎます。
テントの入り口やベンチレーションを開放しての火器使用。一酸化炭素警報機を設置し、換気を何度もするようにしています。
就寝前には消して寝るのが安全です。
連続燃焼時間が長いトヨトミレインボーストーブは、比較的安心なので付けて寝ていますがー
暖房機器は1つに頼らず、複数台使用することをおすすめします。
1台が不調で使えなかった場合、それを補うものがあったほうが安心。火器の特性(連続燃焼時間など)を補いあうような組み合わせて使うと、効果的ですよ!
一酸化炭素警報機
火気を使用する場合は、必ず一酸化炭素警報機を用意してください。
また、1つの警報機の故障や不具合があった場合のために、警報機を2つ設置するとより効果的です。
薪ストーブによる火災がニュースになりました。何かがあったときのために、消火器や水も用意しておくと安心です。
シュラフは何を使っている?
ナンガシュラフ オーロラ450DX
今季から使用しているナンガのオーロラ450DXは温かい!
ナンガは国内で羽毛を洗浄加工する、羽毛の一流ブランド。
シュラフの温かさは、羽毛の量で変わります。化繊のシュラフも数多くありますが、ナンガシュラフの温かさを知ってしまったら、手放せないですよ!
モンベル(mont-bell)ダウンハガー#5
キャンプを始めた頃に購入したモンベルのシュラフ#5。モンベルはコンパクトなので携行性が抜群。
私が使用しているダウンハガー#5は、3シーズン用なので、温かさはナンガほどではありませんが、寝袋や毛布を重ねると真冬でも十分使うことができます。
ただ、3年目になってナンガオーロラ700DXに買い替えました。
そう考えると始めから暖かいものを買って置きたいですよね。私は断然、ナンガのような暖かいシュラフをおすすめしますよ!
ナンガの温かさは真冬用。プラスの気温になる冬キャンプなら暑すぎるかもしれません。
春秋に使うシュラフとは使い分けするのがベストですね。
コットが断然おすすめです!
初冬キャンプは寒かった思い出が…
その原因は、底冷えでした。
コットなし、ダンボール、銀マット、ブランケットを重ねて、その上で寝る。
かなり重ねてみたものの、すでに積雪期。
雪や氷の上にいくら重ねて敷いても、底冷えを断つことはできませんでした。
底冷えの1番の対策法は、高さです
あれほど寒かった底冷えが、コットの上で寝たら快適だったんです!
その理由はこちらの写真のテントでも証明できます。
下から50cmほどの高さまでテントが凍り付いているのがわかりますか?
丁度コットの高さくらい。冷気がたまっていたことがわかります。
冬キャンプするなら、ぜひコットを用意してくださいね!
ヘリノックス コットワンコンバーチブル
ワンタッチで開くだけのキャンピングベッドもあって使用していましたが、ヘリノックスのコットワンコンバーチブルはコンパクトで軽量。
組み立ても慣れれば4、5分でできますよ。
ネイチャーハイク アウドドアベッドコット
ネイチャーハイクのコットは、ヘリノックスの作りによく似ているのですが、価格がヘリノックスの約3分の1という、コスパのよいコットです。
こちらの組み立ても4、5分でできますよ。
ペンドルトンタオルブランケット(オーバーサイズ)
下からの冷気を防ぐために、インフレーターマットなども使用しますが、ペンドルトンの大型ブランケットのようなのがあるとより温かい!
銀マットなども効果的ですが、ペンドルトンのマットは凄く暖かいですし、何と言ってもおしゃれ感が増しますよ!
毛布
コット使用であれば、マットと、ブランケット、寝袋でも十分です。
しかし、コットなしの場合は、直に冷気を感じますので、多少荷物にはなりますが、さらに毛布があると安心です。
家にあるものでOKなので、用意しましょう!
焚き火は冬でもできる!冬の焚き火が面白い!
薪をくべて、炎を大きくすると、本当に暖かい!小さくなると、凄く寒く感じます。
常に薪をくべて焚き火で身体を温める。夏には感じられない、焚き火の楽しさが味わえますよ!
Kalili ファイアスタンド焚き火台
Kaliliのファイアスタンドは、シンプルな作りの焚き火台です。メッシュシートは下からの空気が入りやすいので、よく燃えます。
大きな薪は乗せると落ちてしまいそうですが、それでも大きな焚き火が楽しめます。
ユニフレーム 薪グリルラージ
ユニフレームの薪グリルラージは、焚き火を楽しみつつ、調理もできるという優れものです。
ゴトクを乗せれば、大きなフライパンも乗せられます。反射板があるので、暖が取れるのもポイント。
反射板の向こう側と正面では、本当に温かさが違いますよ!
テンマクデザイン ウッドストーブサイドヴュー
初心者向けとは言えませんが、冬キャンプの楽しみといえば、薪ストーブ。
私の冬キャンプの憧れでした。揺らめく炎を眺めているだけでも、暖かくなりますよね。
火力の調整や薪を焚べる手間もあるので、薪ストーブからは離れられませんが、冬でもテント内で調理や焚き火が楽しめるのは、最高に楽しいです。
テント内に設置するのは難易度が高いので、十分な知識と事前の準備をしっかりとして挑戦してください。
もちろん、テント外でするのがベストです。
焚き火アイテムはこちらでも紹介中!
冬キャンプで大活躍アイテムはこれ!
トタン製 湯たんぽminiまる
プラスチック製の湯たんぽを使用してきました。それでも十分に効果はあります。でも、トタン製miniまるに変えてから、さらに湯たんぽの凄さを感じるばかりです。
トタン製は、ストーブの上に直接置いて、冷めた水も温め直すことができるのがポイント。
トタン製なら、朝までシュラフの中も温め続けてくれますよ!
キャンピングムーン フィールドラック
雪中キャンプで、大事なキャンプギアを濡らしたくないなら、キャンピングムーンのフィールドラックがおすすめ!
テント内の雪が溶けてきても、このラックの上に置いておけば安心です。
どうしてもテントの中がごちゃごちゃして、おしゃれにならないとお悩みなら、ぜひこちらのフィールドラックを、使ってみてください!
私の愛用品アイテムの詳細はAmazonページでも確認できます
テント
サーカスTCの定価は、31,800円+税となっています。ネットで高く販売されていることがありますので、ご注意下さい。
暖房機器
※武井パープルストーブは入荷待ちです。
※使用しているコールマンワンバーナーは、スポーツスター508(2レバー)です。現在は取り扱いがありません。
フィールドチャッカー・スライドガストーチ・灯油タンク
一酸化炭素警報機・温度計
焚き火アイテム
※テンマクデザインのウッドストーブサイドヴューは、現在入荷待ちです。
寝袋&コット
寝袋
コット
冬キャンプに活躍アイテム
厳選したお気に入りアイテムで冬キャンプを楽しもう!
冬キャンプを始めるには、装備が重要。夏よりも揃えなくてはいけないキャンプ用品が増え、その分、スキルもアップします。
荷物が増えてしまうので、購入の際は、コンパクト性も考慮して選ぶことも重要です。
買ったのに車に積み込めなかったり、大きすぎて持って行けないということではもったいないですからね。
これから冬キャンプを始めるなら、ぜひ揃えてほしいキャンプ用品をご紹介しました。
経験して、足りないものを買い足していくでも構いませんが、寒い冬キャンプ、しっかり準備してから楽しんでくださいね。
そして、暖房機器は、使い方等をよく調べて確認してから安全にご使用ください。
この記事が、これから冬キャンプを始める方の参考になれば、幸いです。
電源なしサイト、キャンプ場でも冬キャンプできるように、今回は電気ストーブや電気毛布などは紹介はしていません。
どんなキャンプ場でも対応できる冬キャンプ装備があると、利用できるキャンプ場の幅が広がりますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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